簡単手作り石鹸♪グリセリンソープの色と香りの付け方
基礎テクニック
2020年04月01日

簡単手作り石鹸♪グリセリンソープの色と香りの付け方

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最近、宝石石鹸などで話題のグリセリンソープ。MPソープとも呼ばれ、身近なハンドメイドとして人気です。 

  

自分だけのオリジナル石鹸を作ることができ、透明や白のシンプルな石鹸に色を付けることでカラフルでかわいい石鹸に大変身します。ワークショップもよく行われており、お子さまの自由研究としてもおすすめです。今回は、グリセリンソープの着色を中心に、基本の作り方をまとめました。 

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目次

  1. 1.グリセリンソープとは?
  2. 2.材料・道具
  3. 3.着色素材について
  4. 4.作り方
  5. 5.石鹸の保管方法
  6. 6.まとめ

1.グリセリンソープとは?

保湿成分であるグリセリンをたっぷり配合した透明感のある石鹸です。Melt&Pour(溶かして注ぐ)という略から、MPソープとも呼ばれています。
最近では、ハンドメイド用のグリセリンソープが多く販売されていますが、成分は商品によって違います。中には、合成界面活性剤やプロピレングリコールなど、化学物質が入っていないピュアグリセリンソープもあり、お肌の弱い方は得に成分をよく見て選んでみてください。

2.材料・道具

●材料

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・グリセリンソープ
・香料
・着色料

・耐熱容器(紙カップ)
・シリコン型
・耐熱のスプーンやマドラー(割りばしで代用OK)

・無水エタノール(薬局で手に入ります。なくてもOK)

https://static.croccha.com/contentful/3j2xj9zm8qn0niy6XmfWoN.jpg

→スプレー容器に入れておきます。

3.着色素材について

https://static.croccha.com/contentful/4hhAxI2YFY8LMU67Bif2Ko.jpg

石鹸に色を付ける場合、肌に付けるので、安全な素材を選ぶことがポイントです。手作り石鹸のネットショップなどには安全な石鹸用の着色料が売られています。
混ぜるだけで簡単に使用できるため、初心者の方にも使いやすい素材です。けれど、はじめから色々な色を揃えるのは大変なので、最初は黄色・赤・青を購入して色を混ぜて作るものいいですね。

同じく、ネットショップなどでマイカなどの鉱物由来の粉末も取り扱われおり、キラキラ感やパールのようなツヤ感を出したいときにおすすめです。黒を作りたいときには、化粧品グレードの黒色着色顔料である酸化鉄も使用できます。

身近なものでは、食紅で代用することもできます。そのまま混ぜて使うこともできますが、ムラをよりなくすためには、あらかじめ少量の水で溶いておくと使いやすいです。

また、グリセリンソープには、もともと色のついたソープチップも売られています。溶かしてそのまま利用したり、他の色と混ぜて違う色を作ったり、透明や白のソープと混ぜて色を薄くして利用します。
このように、様々な方法で色付けができますが、天然由来や化粧品にも使われているような安全なものを選び、お肌に直接使う場合は、安全性をパッチテストで確かめてから使用してください。

※パッチテスト・・・石鹸や化粧品等でアレルギー反応を起こさないか、体質に合っているかチェックすることです。
石鹸の場合、水を付けた指で石鹸をこすり、体の目立たないところに少量つけます。その上を、ガーゼやばんそうこうで覆い、しばらく置きます。痛みやかゆみが出た場合は、すぐに洗い流してください。半日ほどして、反応が何もでなければ、その石鹸を使うことができます。

4.作り方

●グリセリンソープを溶かす
グリセリンソープを溶けやすいように小さめにカットします。

https://static.croccha.com/contentful/2r5t6kGSh2urvURHqaIcJX.jpg

角砂糖サイズかそれより小さめがおすすめです。

耐熱容器に入れて、電子レンジへ。

https://static.croccha.com/contentful/5PXTZzgPcuUtYVRWCrZzG7.jpg

少ない量の場合は、紙コップで代用OK!

500W~600Wで10~20秒ずつくらい様子を見てください。
※溶け切ると一気に溢れます。はじめは少しづつ様子を見ることがポイントです。
溶けた石鹸はとっても熱いので、気を付けてください。

※溶けた石鹸は思った以上に早く固まります。特に、気温が低い場所で作業をする場合は固まりやすいので、手早く作業してください。

https://static.croccha.com/contentful/2HQyrpRkbcLIQ6FOjdaXcX.jpg

泡ができてしまった場合は、無水エタノールをスプレーすると少し落ち着きます。

●色をつける
今回は石鹸用の着色料を使用しました。
1滴ずつ様子をみます。

https://static.croccha.com/contentful/3fqTfDzopoCtrFzYc9xJf2.jpg

今回はしっかり混ぜていますが、あえてムラを残すのもおすすめです。

●香りをつける
香料を入れます。

https://static.croccha.com/contentful/2LXzUfWuEx3aNgqJ4lA1lc.jpg

石鹸容量に対して0.5~1%が目安。

※香りをつける際の注意点!

・実際に石鹸として使用する場合には、お肌に優しい香料を選ぶことも大切です。石鹸やコスメ用のフレグランスオイルもあり、ネットストアなどでそろえることもできます。

・精油を利用する場合は、刺激の少ないラベンダーやイランイラン、ローズマリー、カモミール、レモン、ユーカリなどがおすすめです。精油には様々な効能があるので、気分によって香りを選んでも良いですね。

●型に流す
型の中に石鹸を流します。

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今回はブロックの形のシリコン型を利用しました。

●常温で置き、固める
1~2時間、常温で固めます。
※急ぐ場合は冷蔵庫にいれると早く固まりますが、結露が発生したり、割れやすくなることもあります。

●固まったら、型から外して完成!

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5.石鹸の保管方法

長期保管する場合は、ラップに包んで冷暗所に保管することをおすすめします。温度が高いと泡粒ができることがあるので、注意してください。香りは長期保管することで薄くなっていきます。

6.まとめ

色をつけるだけで、シンプルな石鹸が一気にかわいく、おしゃれになりました。今回は、ブロックの型を使用したことで、ちょっとかわいい雰囲気になりましたが、色や形を変えるだけで雰囲気もがらりと変わります。

また、香りを付けたことで、手を洗ったときにとってもいい香りがして、癒されます。
アレンジ次第で、宝石のようなキラキラした石鹸や、鉱物のようなかっこいい石鹸も作ることができるので、ぜひいろんな石鹸を作ってみてください。

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京都でハーバリウム、レジン、ソーイング等のワークショップをしています。 ゆるーく楽しくをモットーに...
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