バロックパールで羽を休める蝶々が幻想的なレジンx異素材アクセサリーの作り方

1．材料と道具

・作家のためのレジン液

・シリコンモールド(蝶々)

・お好きなホログラム(透明感のあるもの。今回はパープルです。)

・淡水パール(今回は6mm程度)

・UV/LEDライト

・ピアス、もしくはイヤリングパーツ

・竹串（または爪楊枝、調色スティック等、パーツの配置や気泡消しに使う先の尖ったもの）

・極薄のゴム手袋

2．作り方

レジンは未硬化の状態だとアレルゲンになり得ます。薄手のゴム手袋を着用すると手の保護になり、また作業もしやすくなります。

小さな蝶々のシリコンモールド。封入材としてホログラムも用意します。ここではパープルを選びました。合わせる淡水パールは、蝶々と同じくらいのサイズです。

蝶々のモールド2ヶ所にレジン液をゆっくりと流し入れます。この後ホログラムを追加するので、満杯まで入れないようにしましょう。

ホログラムを竹串などでちょんちょんと入れます。

ホログラムが全体に行き渡るように配置して、UV/LEDライトで硬化します。

モチーフが小さ過ぎて指先で支えにくい場合は、先にピアスポストを接着してそこを持つとそれ以降の作業がしやすくなります。今回の蝶々もとても小さいので、先に付けるとよいでしょう。レジン液で硬化接着します。

シリコンモールドから蝶々を取り出します。これだけでもすごく可愛い姿です！

淡水パールに少量のレジン液を付け、蝶々ピアスと硬化接着します。

接着面積が小さいため、ポロッと取れてしまう可能性があります。裏側をレジン液でコーティングすることで補強でき、パーツが外れるのが防げます。

裏返して正面を上に向けます。次は蝶々とパールの間をぼかすようにレジン液を塗り、ホログラムを竹串で少し付けます。UV/LEDライトで硬化します。

完成です。ぼんやり蝶々がとろけるようなイメージです。

3．まとめ

レジンと淡水パールという異素材を組み合わせたピアスの作り方をご紹介いたしました。レジンの蝶々だけ、または淡水パールだけのアクセサリーよりも、2つを合わせた方が断然可愛い印象です。

蝶々と淡水パールの境目は、少しぼかして仕上げています。そうすることで、アンニュイな雰囲気が生まれます。さらにパーツ同士の接着面を増やすことで、壊れにくくなるという利点もあります。

粘度の高いドロドロとしたタイプにはぷっくりと盛れるというメリットももちろんあるのですが、硬化中に気泡が出るので後から修復しにくいというデメリットも。ここで使用した「作家のためのレジン」は粘度の低いサラサラ系のレジン液なので、蝶々のシリコンモールドに流し入れるような細かい作業と相性ピッタリでした。

エレガントにもカジュアルにも合う、小さな蝶々とパールの耳飾り。異素材の組み合わせが自由なのもハンドメイドの醍醐味です。この機会に手作りアクセサリーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。