目次
- 1.材料・道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
日頃から体を温める習慣をつける「温活」。今年も本格的な寒気に対して、雑貨店やネットショップでは様々な温活グッズが見られますが、最近我が家では「腹巻き」がブームです。
就寝中にお腹を出して風邪を引きがちな子供たちに用意したのが始まりですが、今や胃腸の調子を崩しがちな私の方が、気に入って身に着けています。
体温が逃げないように保温しておくだけで、症状が改善することもあるのです。
手づくりの腹巻きといえば毛糸で編むのが一般的かと思いますが、今回は軽くて暖かいフリース生地を使って、ミシンで縫って作る方法をご紹介します。
ポリエステル製のフリースは、発色の良さとお手頃な価格が魅力的な素材です。ぜひお気に入りの生地で作ってみてくださいね。
・表地:フリース 幅140cm×100cmのカットクロス
・裏地:フリース 表地と同じサイズ
・洋裁用ゴムひも(百円ショップにもあります)2m程度
・アイロン
・定規
・チャコペン
・裁ちばさみ、または、ロータリーカッターとカッターマット
・マチ針、または、手芸用のクリップ
・ミシン
・糸切りハサミ
・手縫い針と糸
今回は表裏両面をフリースで作ります。タオル地やダブルガーゼなどの肌に優しい生地でも同じように作れますので、お好みの生地を用意してください。
※フリース生地のアイロン掛けには少し注意が必要です。
素材がポリエステルなので温度は中温で、スチームを多めに出しながら、ふわふわの起毛が潰れないように、撫でるようにして軽く当てます。
シワになりにくい素材なので、軽く当てるだけできれいになります。
フリース生地とゴム紐を裁断します。
生地を縦は20~30cm、横はヒップサイズ+縫い代2cmに切ります。
ゴムは伸びていない状態でウエストサイズ+4cmに、2本用意しておきます。
着用する人のウエストやヒップに合わせて調整してくださいね。
今回はキッズサイズ(身長120cm相当)を作ります。生地は縦24cm、横64cmです。
ゴムは56cmに2本切っておきます。
今回は1.2cm幅のソフトゴム紐(写真右)を使いました。締め付けが苦手なお子様には、細いゴムを使うなど調整してあげてください。
表裏がわかりにくい生地の場合、裁断の時に目印を付けておくと良いです。
私は円形のカラーシールを愛用しています。
裁断した生地を、表同士を合わせて重ねて置きます。
ミシンで縫っているうちにずれやすいので、マチ針またはクリップで留めます。
両側の長い辺の、端から1cmのところを縫います。
厚みのある布を縫い合わせるときは、縫い目(針が布を刺す間隔)を長めに設定しておきましょう。薄手の生地は2.5mmで縫っていますが、今回は4mmに変更します。
長い辺が縫えたら、筒状の生地の片側から手を入れて、半分だけひっくり返します。
右側から手を入れて、生地の左端を掴みます。
そのまま右手を引いて、内側へ引き込みます。
両端が揃うように整えます。
このようになりました。
両脇の縫い目がピッタリ揃うように重ねてください。
短い辺を縫い合わせます。
両側にゴムの通し口2cmずつと、中央に返し口6cmを残して、写真の破線部分を縫ってください。
※それぞれの縫い始めと縫い終わりは返し縫いを忘れずにしましょう。
生地が厚くなる部分は、生地がずれたり針が折れたりしやすい場所です。低速でゆっくり針を進めましょう。
ミシンが生地に負けそうなときは、ミシン針を新品に交換してみてください。必ず生地の厚みに合った針を選んでくださいね。
フリースはニットの仲間ですが、ニット用針よりも、厚地用針の方がオススメです。
真ん中の返し口から全体をひっくり返します。
形ができてきましたね!
裏布を外側へ向けて、返し口を手縫い(コの字綴じ)で縫って閉じます。
ゴム通し口の内側の端(両端から3cmのところ)を、輪のように一周して縫います。
上下2カ所の穴からゴムを通します。
ゴムの両端を2cm重ねて縫います。ミシンでも手縫いでも構いません。
表に返したら、完成です。
生地を縦30cm、横96cmに裁断して、レディースサイズも作りました。上下に2本ゴムを通したので、ずり落ちることもなく動きやすいです。
ポケットを付けて、カイロを入れても良さそうですね。
いかがだったでしょうか?
フリースのような厚手の生地を縫うのは少し慣れも必要ですが、毛糸から編んで作るよりも手軽に作ることができます。
フリース生地はいろいろなデザインがあるので、男性やお子様へのプレゼントにもお勧めです。同じ作り方でサイズを変えればネックウォーマーも作れます。
是非、おうち温活に役立ててくださいね。