目次
- 1.石粉粘土とは
- 2.材料・道具
- 3.作り方
- 4.まとめ
ハンドメイドで使われる粘土と言えば樹脂粘土や紙粘土のイメージですが、最近ではハンドメイドに使われる粘土のひとつとして、石粉粘土が話題です。すごく細かい粉状の石を粘土にしたもので、乾燥する前は柔らかくて、よく伸びます。手につきにくく、扱いやすいので、粘土初心者にもおすすめの粘土です。
乾燥させると固く、オープンで焼いた陶器や石のような雰囲気になり、色付けなどもしやすいので、さまざまなものに加工できます。
今回は、石粉粘土とクッキーの型を使って、簡単にできるブローチを作ってみました。
あらためて、ここで石粉粘土について、もう少し詳しくご紹介します。
石粉粘土は、石を細かい粉状に砕き、接着剤などを混ぜて粘土にしたものです。他の粘土と同じように、さまざまな形に加工することができます。
特徴をまとめると…
・やわらかくてのびがよい
・手につきにくい
・固まると強度が出る
・削ったり、着色加工ができる
・軽い
といった、初心者にもおすすめの扱いやすい粘土です。
ここからは、はじめてでも簡単に作れる型抜きブローチの作り方をご紹介します。
まずは、材料から…
・石粉粘土
・クッキー型
・のし棒(クレイローラー)
・粘土ベラ
・おはしや竹串など
・筆
・アクリル絵の具
・クッキングシート
・マスキングテープ
※今回はパレットの代わりにクッキングシートをマスキングテープで机に固定して代用しました。
こうすると洗う手間が省けますが、あればパレットでもOK!
・ニス…今回はスプレータイプにしました。刷毛で塗るタイプでもOK!
・ブローチピン
・ボンド
袋から粘土を出します。
出したては、とても柔らかいので、必要以上に練らなくても扱いやすいです。
硬めの場合は、扱いやすくなるように練ってください。
伸ばし棒でお好みの厚さまで伸ばします。
クッキーの型で抜きます。
好みの型がない場合は、紙に書いて切り取り、粘土の上に置いてヘラで周りをなぞるようにカットします。
周囲がけば立っているので、指で軽くなぞるように整えます。
お好みでヘラや竹くしなどで模様を付けます。
2日ほど乾燥させます。表面が白っぽく、湿ったところがなくなるところまで乾燥させてください。
粘土が残った場合は、ラップに2重くらい包んで、ジップロックにいれて保管することで、乾燥を防ぎます。
アクリル絵の具で色を付けます。
今回は、クッキングシートをマスキングテープを使って机に貼り、パレット代わりにしました。洗う手間が省けて便利ですが、水分を多くすると流れることもあるので、気を付けてください。
塗れたら、乾かします。
乾いたらニスを塗ります。
今回は、つや出しニスを上からスプレーしました。
ニスを塗る時は、しっかり換気してください。
ニスが乾燥したら、裏面にボンドでブローチピンを付けます。
完成です。
紙粘土よりもべたつきにくく、とても扱いやすかったです。袋から出してすぐは、とてもしっとりとしていて柔らかく、形成もしやすかったですが、少し経つと少し硬めになるので、使わない粘土はラップなどにくるんでから、ジッパーのついた袋で密閉して保管することをおすすめします。
ニスが乾くと、焼いた陶器のようになり、手軽で簡単なのに、おしゃれな質感を楽しめる石粉粘土。今回は、色を付けましたが、転写シールなどでデコレーションしてもいいですね。あえて表面をでこぼこにしたり、型を使わずに自由に形成したり、楽しみ方は無限大です。ぜひ、一度挑戦してみてください。