ペーパーにステッチを入れる方法
スクラップブッキングといえばアメリカのペーパークラフトの代表的存在ですが、使われるマテリアルは紙だけではありません。私が初めてチャレンジした2010年以来、さまざまな異素材に流行が来ては去るのを見てきました。
プラスチックやエナメルのボタン、缶バッジ、焼き絵の入ったウッドピース、シークイン(スパンコール)、メタルクリップなどなど、スクラップブッカーさんたちは「フォトアルバムに合わせるの?」というような紙以外の素材を取り合わせるのがとてもお上手です。
ペーパークラフトに出会う以前ファブリッククラフトを楽しんでいた私がとりわけ魅力的に感じたのは、紙に刺繍を入れるというコンセプトでした。束になった刺繍糸でほどよい立体感が生まれ、優しく温かい手触りも加わります。そして何より、無心でチクチクと作業をするのが楽しいこと!
秋物のペーパーコレクションの中にあった落ち葉のデザインのダイカットピースを見ていたら、急に思い出して葉脈にステッチを入れたくなりました。
布に刺繍するのと共通点もありますが、ペーパーならではの注意点もあります。基本のステッチの入れ方ときれいに仕上げるコツをご紹介いたします。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。