目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
マクラメが楽しい!束ねたロープを芯にぐるぐると巻いてぎゅっと締めるラップノットに自信が持てるようになったので、カラーのロープで虹のチャームを作りました。同じロープからサイズ違いの虹を作る方法もご紹介しています。
・太めのロープ(直径12.7mmを使用)
・カラーのロープ(直径3mmを使用)
・ワイヤー
・ペンチ
・はさみ
・丸カン
・ナスカン
・ボンド
0.5インチ(12.7mm)のロープをそのまま芯にして虹を試作したら、思ったよりも大きく仕上がってしまいました。
バッグにつけるチャームも欲しいので、これは部屋に飾ることにして、これよりひとまわり小さい虹を作ろうと思います。
ロープをカットします。
このロープは、3束が撚られているタイプ。
この2束をまとめて虹の芯に使います。2束にしたものが3本必要なので、これと同じ長さのロープをもう1本用意します。
ロープは、切ったそばから撚りが戻ってしまいます。
きちんと撚られた状態で残りのロープを保管したい場合は、マスキングテープを使うと合理的です。カットする部分に幅広めのマスキングテープを巻き付けます。
巻き付けたマスキングテープの真ん中でカットすれば…
解けません。
2束のセットが3つできました。
ワイヤーをカットします。
必要なのは虹の本体の長さですが、あとでカットできるので適当でOK。
最初に外側のいちばん長いピースを作ります。外側にしたいカラーのロープに…
丸カンを通します。
ナスカンやその他の留め金具を直接通しても良いでしょう。
芯にするロープ、ワイヤー、外側に巻くカラーのロープを並べます。ワイヤーは芯にするロープの真ん中に来るように(ワイヤーと重ならない端のロープの長さが左右同じになるように)、カラーのロープはふたつ折りにして、切り口も輪になった部分もワイヤーより長くなるようにします。
これを、ひと束にして持ちます。
ラップノット(基本の結び方はこちら)を始めます。丸カン(またはその他の留め金具)は、2つに折った輪のところに置いておきます。
ワイヤーが少し突き出した状態だと巻き始めがスムーズです。ワイヤーはあとで移動可能です。
隙間ができないようにきっちりと巻き付けます。
真ん中に来たら、通しておいた丸カン(または他の留め金具)を寄せます。
ロープとロープの間に丸カンを挟み、残りの半分を巻きます。
丸カンからの距離が同じになったら(ループを数えると確実です)、ロープをはさみでカットします。
カットしたロープの先を、輪の中に入れて…
反対のロープの先を引っ張ります。
硬くてびくともしない場合は、プライヤーなどを使うと良いでしょう。
反対の端を引っ張ると、どんどん輪が小さくなって…
最終的には巻いたロープの中に潜り込みます。
残ったロープの先をはさみでカットします。
はみ出していれば、ワイヤーもカットします。反対の端も同様にロープの残りとワイヤーを処理します。
出来たロッドを両手で持ってカーブさせ…
虹の形に整えます。
雲の部分(ふさ)は最後の仕上げでカットするので、そのままにしておきます。
ラップノットで真ん中のピースを作ります。ワイヤーと丸カンはつけません。
長さは、最初に作った外側のピースに合わせながら調節します。
ロープをカットし、最初のピースと同じように端を処理します。
3本めのピースも同様にラップノットで作ります。
虹の内側にはめ込んで長さを調節し…
両端を処理します。
3つのピースを接着します。真ん中のピースの外側にボンドを付けて…
外側のピースにはめ込み、ぐっと押し付けます。
次に、いちばん小さいピースの外側にボンドをつけ…
虹の内側に接着します。
ボンドが乾いたら、いちばん短いふさを基準に裾をざっくりとカットします。
ねじれたり絡まったりしている部分があれば、ならします。目の粗いコームがあると便利です。
好みの長さに切り揃えます。
丸カンにナスカンを接続します(丸カンの開き方と閉じ方は、こちらでお読みいただけます)。
マクラメレインボーのチャームのできあがりです。
同じロープで3サイズのレインボーが出来ました。左は0.5インチ(1.27mm)のロープをそのまま芯に、真ん中は撚りを戻してできた3本のふさのうち2本を束ねて芯に、右はふさ1本を芯にしています。
マクラメを始めたらぜったいに作ろうと思っていたレインボーが、同じロープから3サイズも完成!得した気分です。芯にするロープは、太いものを分けて細くしたり、逆に細いものを束ねて太くしたりもできるので、複数のサイズを買い揃える必要はなさそうです。
7色のロッドで抱えるほど大きなレインボーの壁飾りにしたり、小さなレインボーをたくさん作ってモビールにしたり…マクラメは夢の広がるクラフトです。次は何を作ろうかな?