目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ドライフラワーは、レジンアクセサリー作りにおいて大変人気のある封入材。いろんな形や色味のお花を見ていると、「何を作ろうかな」とわくわくするものですよね。そしてついつい集めたくなってしまいます。しかし「上手に組み合わせられない」というお悩みの声もよく聞くのもドライフラワー。そこで今回は、色合わせのプチレッスンを含んだレジンチャームのレシピをご紹介いたします。
カラフルな12色入りのスターフラワーのアソートメントを、パールと合わせてころんと丸みのある可愛らしいアルファベットチャームに。すっきりと上品な色合わせとニュアンスのある模様でシンプルエレガントに仕上げます。
必要な材料や道具のご紹介とともに詳しい作り方をご説明いたします。
・作家のためのレジン
・ぷっくりアルファベットモールドMサイズ
・スターフラワー
・竹串
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・パール
・調色パレット
・作家のためのレジン 着色剤(ホワイト)
・カーテン用のふさかけフック
・耐震マット
・ヤスリ
・紙ヤスリ(#400、#1000)(パジコ)
・ピンバイス
・ヒートン
・クリップ
・コーティング液
・UV-LEDライト
丸みがあって可愛らしいアルファベットモチーフが作れるモールドを使います。
封入するのはスターフラワー。12色のアソートメントです。
作家のためのレジンを使います。
モールドの半分程度までレジンを流し入れます。
このモールドは、底側が表面になるデザインです。ブルーのスターフラワーを裏返してレジンの上にふわっと乗せます。
シェードの違う同色系のスターフラワーをもうひとつ、ふわっと乗せます。
ホワイトのスターフラワーもふわっと乗せ、お花がレジンを吸収するのを待ちます。自然にじわりとレジンに浸るのを待ってから次のプロセスに移るようにすれば、あらかじめ別容器に入れて対策をしなくても気泡を最低限に抑えることができるのです。しかし今回はお花から出る気泡もデザインの一部になるので、あまり気にせず作業を進めます。
お花とお花の間にパールを散らします。
バランスよくパールを配置したら硬化します。
お好みの色のスターフラワーを選んで組み合わせ、パールをバランスよく配置して硬化します。「R」はピンク系とホワイトのスターフラワーで可愛らしい雰囲気に。
「O」はパープル系とホワイトのスターフラワーを合わせた大人っぽいイメージです。
「H」は、イエロー系とホワイトのスターフラワーで元気に明るく。
「A」にはアップルグリーンとホワイトのスターフラワーを組み合わせ、爽やかに仕上げます。
「K」はレッド&ホワイト。とても華やかな組み合わせです。
「M」には淡めのピンクを選びました。可憐な組み合わせです。
それぞれ硬化し、モールドから取り出します。
お花とパール入りのアルファベットパーツになりました。
すべてのパーツを取り出します。
次にホワイトのニュアンス模様を描きます。作家のためのレジン着色剤のホワイトを使います。
カップに入れたレジンにお好みの量の着色剤を加えます。
竹串などでしっかり混ぜます。
アルファベットパーツの平らな面を上にして固定します。
ホワイトの着色レジンでランダムにラインを引きます。
バランスよく全体にラインを描きます。
ホワイトの着色レジンが付いていない部分にクリアレジンを乗せます。
自然なニュアンス模様になりました。模様を描いたら硬化します。
すべてのアルファベットに同様にニュアンス模様を入れます。
ヤスリでバリを削ります。
次に紙ヤスリ#400で削ります。
最後に紙ヤスリ#1000で擦って表面をなめらかにします。
ピンバイスで穴を開けます。
穴にレジンを少量流します。
竹串で突いて空気を抜き、穴の中をレジンでいっぱいにします。
ヒートンを挿し込みます。
ヒートンの根元にレジンを絡めて硬化します。
仕上げのコーティングをします。じゃぼんコーティング液を使います。
ヒートンの根元までしっかりコーティング液に浸した後、余分な液を落としてから硬化します。
完成です。
角に丸みのあるキュートなアルファベットのシリコンモールドを使ってドライフラワー入りのレジンのパーツを作りました。カラフルなスターフラワーと上品なパールを組み合わせて透明のレジンに封入した、大人可愛いアルファベットモチーフのチャームです。
ドライフラワーはレジンアクセサリー作りにおいて大変人気のある素材です。さまざまな形、色、そしてサイズ展開があり、ついつい買い込んでしまいます。しかし、「なかなかバランスよく封入できない」というお悩みの声もよく聞きます。そこで今回は素材の組み合わせ方のプチレッスンも含んだレシピをご紹介いたしました。
複数のお花をバランスよく、そして品よくレジンアクセサリーに閉じ込めるためのアドバイスのひとつは、色相を増やさないということです。赤、青、黄、緑、ピンク…とあまりカラーを取り入れすぎると、ごちゃっとした印象になってしまいます。
すっきりときれいにまとめるには、同系色を組み合わせること。どんな色味にもコーディネートするホワイトのお花を合わせるのも名案です。
華やかにしようとついついあれこれ詰め込んでしまうタイプの方へのアドバイスは、パールのみに抑えるということです。メタリックなブリオンやカラフルなビーズ類ももちろん素敵な封入材ではありますが、お花と合わせるとなるとセンスが問われます。ドライフラワーとパールの相性は間違いなし!あえてパールのみを加え、シンプルエレガントを目指します。
アルファベットは大人にも子どもにも好かれるモチーフです。ご家族やご友人のイニシャルでお花とパール入りのチャームを作ってプレゼント、なんてとても素敵です。その人のイメージに合わせた色のお花を入れて、世界にひとつだけのカスタムチャームに。次回の手作りの贈り物にいかがでしょうか。