作品レシピ
2024年12月21日

アンティークカラーのドライフラワーとマーブル背景のレジンピアスの作り方

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ブラウンのマーブル模様、アンティークカラーのかすみ草、そしてパールやブリオンなどを合わせたレジンのピアスを作りました。落ち着いた色味とジェムの輝きが相まって、華やかだけれど品のある大人の女性向けのアクセサリーになりました。 

 

今回のレシピのポイントは2つ。ひとつはドライフラワーの気泡対策です。かすみ草は特に気泡が出やすい素材ですので、封入前の対策がきれいに仕上げるカギとなります。もうひとつは、時間短縮お手軽マーブル模様の作り方。従来のものと違ってレジン液に混ぜずに使える着色剤を選ぶことで、カラーレジンを3色作って混ぜ合わせる手間を省きます。 

 

必要な材料や道具、そして上手に作るコツなどを含め、詳しい作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・かすみ草のドライフラワー

・調色パレット

・ピンセット(アクセサリー工具セット)

・竹串

・モールド(パーツクラブ)

・穴なしパール

・淡水パール

・ブリオン

・ヤスリ

・作家のためのレジン 着色剤(ブラウン、ホワイト)

・カーテン用のふさかけフック

・耐震マット

・クリアファイル

・ドロップビーズ

・樹脂ピアス

・洗濯ばさみ

・コーティング液

・UV-LEDライト

2.作り方

アンティークカラーのドライフラワーを使います。今回はかすみ草のドライフラワーを用意しました。

antique 01

使う分だけ取り出し、調色パレットまたは適当な容器に入れます。

antique 02

気泡対策を行います。作家のためのレジンを使います。

antique 03

かすみ草に限らず、ドライフラワーは大変気泡の出やすい封入材です。お花をそのままモールドのレジン液に封入すると、気泡に邪魔されてきれいに仕上げることができません。そこでその対策として、あらかじめ別の容器などに入れてレジン液に浸すのです。透明のレジン液を注ぎ入れます。

antique 04

竹串で優しくお花を回転させて全体にレジン液を行き渡らせ、しばらく暗所に置きます。中から気泡が浮かび上がった気泡を竹串ですくったり潰したりして取り除きます。

antique 05

鉱石風のデザインのモールドを使います。

antique 06

モールドの7割程度までレジン液を流し入れます。

antique 07

気泡対策をしたドライフラワー、淡水パール、穴なしパール、そしてブリオンを好みの位置に封入します。足りなければモールドいっぱいまでレジン液を追加し、硬化します。

antique 08

モールドから取り出します。

antique 09

本体パーツができました。

antique 10

ヤスリでバリを削って滑らかに整えます。

antique 11

飛び出したお花があれば、それもヤスリで削って平らにします。

antique 12

着色レジンを作ります。調色パレットに透明のレジン液を流し入れます。

antique 13

作家のためのレジン着色剤のブラウンとホワイトを使います。

antique 14

調色パレットのレジン液に好みの量の着色剤を入れます。

antique 15

調色スティックまたは竹串の先などでやさしく混ぜます。

antique 16

ブラウンとホワイトの着色剤を追加します。

antique 17

竹串で軽く混ぜてマーブル模様にします。

antique 18

レジンパーツの裏側に着色レジンを流し、竹串などで伸ばして全体に行き渡らせたら硬化します。

antique 19

ドロップビーズでさらに飾ります。

antique 20

パレット代わりのクリアファイルにレジン液を少量出します。

antique 21

レジンパーツの側面にレジンを付けたドロップビーズや淡水パール、パールなどをくっつけながら配置し、硬化します。

antique 22

レジンパーツの裏側にレジンを流します。

antique 23

竹串で全体に行き渡らせて高さを揃えます。

antique 24

樹脂ピアスを取り付けます。

antique 25

樹脂ピアスをレジンパーツに乗せ、硬化します。

antique 26

このようにできました。

antique 27

このままだと樹脂ピアスが簡単に外れてしまいます。補強のため、裏側を樹脂ピアスの平皿ごとレジン液でコーティングします。

antique 28

竹串で全体に行き渡らせ、硬化します。

antique 29

仕上げのコーティングをします。

antique 30

洗濯ばさみなどで掴んでパーツごとコーティング液に浸します。余分なコーティング液を取り除いて硬化します。

antique 31

完成です。

antique 32

3.まとめ

アンティークカラーのかすみ草のドライフラワーとブラウン系の着色レジンを合わせ、落ち着いた雰囲気のレジンのピアスを作ってみました。パールやドロップビーズ、そしてゴールドのブリオンなども合わせ、華やかさもある大人向けのアクセサリーになりました。

このピアスをレシピ通りに作るには、作家のためのレジン着色剤を使用する必要があります。従来のものと違い、作家のためのレジン着色剤はレジン液が主材料となっています。そのため、レジン液に混ぜずに原液のまま作品に使えるというユニークな性質があるのです。

その特性を活かし、ここでは先にブラウンの着色剤を作ってそこにブラウンとホワイトの着色剤をそのまま軽く混ぜ込んでマーブル模様を作るという方法を用いています。そのまま入れてそのまま固めることができる作家のためのレジン着色剤ならではの使い方です。

従来の着色剤を使う場合は、薄いブラウン、濃いブラウン、そしてホワイトの3色のカラーレジンを別々のパレットに作ってから混ぜるというステップが加わります。作家のためのレジン着色剤があればこのプロセスを省略できるので、時間短縮になるというメリットがあります。

デザインのメインであるかすみ草は、大変気泡のできやすい素材です。モールドに流し入れたレジンにそのまま沈めたのではどんどん泡が出てきて上手くいきません。あらかじめ別の容器に入れたレジン液に浸し、出る気泡を出し切ってから封入しましょう。

ブラウンのマーブルがバックグラウンドになったアンティークカラーの美しいレジンピアス。落ち着いた雰囲気とジェムの華やかさが相まって品の良い大人向けのアクセサリーになりました。季節を問わないこんなピアスはいくつあってもいいものですよね。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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もりもと まきこ
もりもと まきこ
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