目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
アクセサリー作りにおいての人気アイテムのひとつ、透かしパーツ。みなさんはどんなふうにお使いでしょうか。ビーズやビジューなど他のパーツを付ける土台にされる方も多いでしょうか。薄くて軽い金属パーツなので、そのままアクセサリーとして楽しまれるかたもいらっしゃることでしょう。
今回はそんな透かしパーツをレジンに閉じ込めてチャームにするレシピをご紹介いたします。透かし模様の隙間をカラーで埋めてステンドグラス風にしてから香水ボトルのデザインのシリコンモールドに流し入れた透明レジンに埋めて仕上げる、たいへん豪華な作品です。
レシピの決め手は着色剤。従来の商品とは違った原液のまま固められる特殊な着色剤を使うので、濃い色で鮮やかなステンドグラス風のパーツが作れます。クリスマスカラーの着色剤の組み合わせが透かしパーツのゴールドと相まって、キラキラでゴージャスな雰囲気のアクセサリー作りが楽しめます。
そのまま飾っても、マグネットに仕立てても、または少し加工してラッピング向けのチャームにも!応用自在なステンドグラス風のレジンの香水ボトルの作り方をご説明いたします。
・作家のためのレジン 200g
・作家のためのレジン 着色剤
・作家のためのレジン UV/LEDコーティング液
・シリコンモールド 香水ボトル 16種
・レジン枠用テープ
・crocchaオリジナル UV-LEDライト mini 36W
・透かしパーツ
・ハサミ
・爪楊枝
・香水につける小さなリボンパーツ
用意した透かしパーツを香水ボトルのシリコンモールドのサイズに合わせてカットします。
透かしパーツの凸凹のある面を上にしてシリコンモールドに当てます。
ボトルの部分からはみ出したところをハサミで切ります。
必要あれば微調整し、香水ボトルのボディの部分にぴったり入るサイズにします。
レジンテープを透かしパーツより長めにカットします。
長い辺の両端を少し折り返し、粘着面を貼り合わせます。こうすると持ちやすくなり、作業がスムーズになります。テープの真ん中にカットした透かしパーツをしっかりと貼り付けます。
作家のためのレジン着色剤を原液のまま使用します。小さくカットしたクリアファイルなどをパレット代わりに、レッド、ブルー、グリーンのクリスマスカラーの着色剤を少量ずつ出します。
従来の着色剤は、透明のレジン液に混ぜてから使うものです。着色剤の色素は紫外線を通しにくいため、濃く着色した場合や原液のままでは硬化不良を起こします。しっかりと硬化できなかったり、または表面のベタつきが取れなかったなどの失敗を経験されたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし今回使う作家のためのレジン着色剤は、レジン液から作られた特殊仕様。レジン液に混ぜず、原液のままLEDライトで固めることができるのです。簡単に濃い色に仕上げられるので、透かしパーツを埋めるのにもってこいのアイテムというわけです。
爪楊枝の先に着色剤を少量取り、透かしパーツに乗せます。グリグリすると着色剤が他の部分や裏面に流れ出してしまいますので、爪楊枝の先でゆっくりとを流し込むようにして進めましょう。
まとめてやらず、色を乗せたらこまめに表と裏を硬化しましょう。
少しずつ埋めては硬化を繰り返すことで、他の部分に色が流れ込んで混ざるのを防げます。
色を乗せて表裏硬化を繰り返します。
全体に色を乗せ、硬化します。色の薄い箇所がある場合は2度乗せると良いでしょう。
香水ボトルのシリコンモールドの高さ半分まで透明のレジン液を流し入れます。
透かしパーツの表を下にして気泡が入らないようにゆっくりと沈めます。
爪楊枝で優しく押し込みます。
モールドいっぱいにレジン液を入れます。
表裏2分ずつ硬化します。
硬化したらモールドから外します。
香水ボトルの中の透かしパーツがより映えるよう、表裏をコーティングします。
付属のブラシでコーティング液を塗ります。
側面にも丁寧に塗りましょう。
小さなリボンを付ければ完成です。
そのまま飾ったり、裏面にマグネットを貼り付けたり。クリスマスプレゼントのラッピング用にビニタイやアンブレラマーカーにするのもおすすめです。
https://web.croccha.com/magazines/christmas_gift_wrapping_ideas_with_resin
透かしパーツをうまく利用した、ステンドグラス風のレジンの香水ボトルチャームの作り方をご紹介いたしました。使用する着色剤にクリスマスカラーのレッド、グリーン、そしてブルーを選びましたので、透かしパーツのゴールドと相まってキラキラのホリデー仕様に。ゴージャスな大人の雰囲気のレジンチャームができました。
シリコンモールドに流し入れたレジン液に閉じ込めて作るので、透かしパーツの方が大きい場合はカットする必要があります。今回は丸形の透かしパーツを香水ボトルのスクエアのボディに合わせて4辺をハサミで切り落としました。お使いになる透かしパーツとシリコンモールドの形やサイズに合わせて調整しましょう。
ステンドグラスのようにレジンで隙間を埋めるような作業がある場合は、レジンテープがあると大変便利です。途中で液が流れ出さないよう、透かしパーツはしっかりと貼り付けましょう。粘着面を向かい合わせにテープの両端を折って貼り合わせると、持ちやすくなって作業をスムーズに行うことができます。
そして今回のレシピの最大のポイントは、作家のためのレジンの着色剤を使うこと。通常の着色剤は光を通しにくいため、濃く着色した場合は未硬化を起こしかねません。黒や白などの着色剤を使って不透明なカラーレジンを作った際、うまく固まらなかったり表面のベタつきが残ったりというトラブルに見舞われたことのある方も多いのではないでしょうか。
レジン液を主材料とした特殊な仕様の作家のためのレジン着色剤なら、そんな心配はご無用です。なんとレジン液に混ぜずに原液のまま使ってもちゃんと固まるのです。今回のようなステンドグラス風の作品づくりには最適のチョイスと言える着色剤です。
この時期にちなんでクリスマス風のデザインにしましたが、選ぶモールド次第でさまざまな応用が可能なレシピです。ハートのモールドでバレンタイン向けに、ケーキやふうせんの形でバースデー仕様に…と想像が広がります。透かしパーツにもいろんな形のものがありますので、合わせるところから楽しめることでしょう。
お子さまやレジン初心者さんでも気軽にチャレンジできる、ぜひこの機会に取り入れてみていただきたいアイデアです。レジンを使ったハンドメイドの楽しみとともに、みなさまが素敵なクリスマスを迎えられますように!