袖口の汚れを防ぐアームカバーの作り方
作品レシピ
2023年02月16日

袖口の汚れを防ぐアームカバーの作り方

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家事をしているとき、いつの間にか袖口が濡れたり汚れてしまうことがあるのではないでしょうか。 

冬場は特にニットなどを着ていると、捲り上げたはずの袖が落ちてきて何度も捲り上げるなんてことも。そんな小さなストレスを解消できるのがこのアームカバーです。 

 

今回ご紹介するアームカバーは、腕に直接通すだけ。ゴム入りの袖口の代わりになるので、袖がずり落ちてくることがありません。ショート丈でコンパクトなのに袖をしっかり守れる優れものです。家事だけでなく、お子さんのお食事やお絵描き、工作など袖口が汚れそうな場面でも大活躍すること間違いなしです。 

 

今回はベビー、キッズ、大人用の3サイズの作り方をご紹介します。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

<大人サイズ>
本体    横40 縦15㎝(表地2枚、裏地2枚)
ループひも 横3 縦10㎝(2枚) 
ゴム    約20㎝(4本)

<キッズサイズ - 3~6歳向け>
本体    横34 縦14㎝(表地2枚、裏地2枚)
ゴム    約18㎝(4本)

<ベビーサイズ - 1~3歳向け>
本体    横30 縦13㎝(表地2枚、裏地2枚)
ゴム    約17㎝(4本)

ミシン

裁ちばさみ

まち針

仮止めクリップ

消せるチャコペン

アイロン

定規

2.作り方

完成サイズです。大人用は、横18cm縦13cm、キッズ(3〜6歳)用は横16cm縦12cm、ベビー(1〜3歳)用は横14cm縦11cmです。

arm 01

大人、キッズ、ベビー用共、作り方はほとんど同じです。ここでは大人用のアームカバーの作り方を詳しくご説明し、キッズとベビー向けには最後にアレンジ方法をお伝えいたします。

生地の裁断をします。表地2枚、裏地2枚それぞれ横40cm縦15cmにカットします。

arm 02

引っ掛けるループ用の布を横3cm縦10 cmに2枚カットします。長めに作りたい場合は、縦の寸法を長く取ります。

arm 03

ゴムを20cmにカットしたものを4本用意します。ゴムの長さは着けられる方に合わせて調整すると良いでしょう。今回は6コールの0.5cm幅のもの使っていますが、1cmぐらいまでの太さのものでしたらゴムの通し口に入るので代用可能です。

arm 04

ループひもを作ります。生地の表を下にして、半分に折ってアイロンをかけます。

arm 05

中心に向かって両端を折ります。

arm 06

これを半分にして、1/4サイズに折ります。

arm 07

折った端をミシンで縫います。

arm 08

ひもの端をミシンで縫いました。

arm 09

本体を縫います。はじめに縫い代を折ります。柄に向きがある場合は、柄の上側になる方を折りましょう。

arm 10

生地の表を下に向けて上端を1cm折ってアイロンをかけます。

arm 11

裏地も同様に生地の表を下にして、上端を1cm折ってアイロンをかけます。残りも同様に折ります。

arm 12

表地も裏地も端を1cm折りました。

arm 13

表地と裏地を縫い合わせます。

arm 14

表地と裏地を中表で合わせ、生地の下端を揃えて仮止めクリップで固定します。

arm 15

縫い代1cmで生地の下端を縫い合わせます。

arm 16

縫い代1cmで縫い合わせました。

arm 17

縫い代をアイロンで割ります。

arm 18

生地が中表になるように半分にします。表地と裏地の切り替わりをぴったり合わせます。

arm 19

はじめに折った端1cmは、一度戻してまち針で固定します。

arm 20

生地を中表で合わせ、まち針で固定しました。

arm 21

裏地側に、縫う時に開けるためのゴムの通し口の印を付けます。表地側は端から端まで縫い代1cmで縫います。裏地は、まず表地の切り替わりから1cmのところに印を付けます。

arm 22

その下に1.5 cmのゴムの通し口を開けます。

arm 23

ゴムの通し口から2cmのところに印を付けます。

arm 24

その下にまた1.5 cmのゴムの通し口を開けます。

arm 25

もう一つも同じ位置に印を付けます。こちらの図の白い線の部分をミシンで縫います。

arm 26

縫い代1cmで縫いました。裏地側にはゴムの通し口を2箇所開けています。

arm 27

縫った縫い代をアイロンで割ります。

arm 28

どちらもアイロンで縫い代を割りました。

arm 29

生地を外表に返し、アイロンで袖口の端を押さえます。

arm 30

はじめに折った上端1cmを折ります。脇の縫い代は割った状態で戻します。

arm 31

生地の端を揃えてまち針で固定します。

arm 32

本体にループひもを挟んで縫います。

arm 33

ひもの端は重ねても横にずらして付けてもどちらでも良いでしょう。縫い合わせたところの上は縫い代が重なり、縫いづらくなっています。その場合は少しずらすと縫いやすくなります。

arm 34

今回は縫い代と正反対の場所に付けます。お好きなところに付けましょう。

arm 35

表地と裏地の間に1cmほど差し込んで固定しました。上端から2mmぐらいのところを縫います。

arm 36

もうひとつも同様にこのように縫いました。

arm 37

袖口にゴムの通し口を作ります。裏地側に出来ているゴムの通し口の穴の上と下をミシンで縫います。

arm 38

こちらの図を参考に縫います。縫うのは全部で4ヶ所。分かりづらい場合はガイド線を書いてから縫うと良いでしょう。

arm 39

このように縫います。

arm 40

最後に2ヶ所あるゴムの通し口にゴムを通します。細いゴムの場合はこのまま結べます。太いゴムは端を1cmほど重ねて手縫いします。

arm 41

生地を表に返して完成です。

arm 42

続いてはキッズ&ベビーサイズの作り方です。

arm 43

作り方は大人用と同じですが、生地のサイズとゴムの長さを変えて材料を準備します。

arm 44
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ゴムの通し口を縫う際の長さも少し変わります。表地側は大人用と同じように端から端までに縫い代1cmで縫います。裏地は、下の写真のようにまず表地の切り替わりから1cmのところに印を付け、その下に1.5 cmのゴムの通し口を開けます。さらにゴムの通し口から1.5cmのところに印を付け、その下に1.5 cmのゴムの通し口を開けます。

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ゴムの通し口を縫う時も、ガイド線を引くと縫いやすくなります。

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子供サイズは輪が小さいので、線を引いてから生地の表を内側にして円状に縫います。最後に大人用と同様にゴムを通して完成です。

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3.まとめ

腕に通すだけで簡単に袖口の汚れを防げるアームカバーの作り方をご紹介いたしました。袖口がゴムになっているので袖がずり落ちてこないのに加え、着脱も簡単なのが嬉しいポイントです。特にキッズやベビーには使いやすいデザインです。

細めのゴムを2ヶ所に通すことで、ホールド力が程よくアップしています。太いゴムを使う時に比べてキツくなりすぎないので、お子さんも安心して着けられますよ。

ループひもはオプションですが、あれば使用する場所の近くに引っ掛けておけるのですぐに使いたい時に手に取れて便利です。簡単なのでぜひ付けましょう。

裏地付きなので、使用する生地は薄めから普通ぐらいの厚さのものが良いでしょう。少し見える裏地と表地の組み合わせなども楽しめますので、お好きな生地をあれこれ合わせてみると良いと思います。

実用的で可愛くて、作るのも簡単なアームカバー。親子や兄弟でお揃いにしても素敵です。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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