目次
- 1.材料
- 2.作り方
- 裏地の接着方法:接着剤のみ(初心者さん向け)
- 裏地の接着方法:接着剤+縫い合わせ(上級者さん向け)
- 3.まとめ
お団子ヘアやまとめ髪のアレンジに使ったり、前髪やサイドをサッと留めたりと、手元にあるととっても便利なヘアクリップ。特に朝の忙しい時間には重宝しますよね。アラベスクのチェコビーズとビジューをあしらい、ビーズ刺繍でアンティーク風のヘアクリップを作りました。
サイズの違うビーズの埋め方がよく分かるように、ステップバイステップでご説明。裏の処理の仕方も、簡単な初心者さん向けとより完成度の増す上級者さん向けの2通りの方法をご紹介いたします。
チェコビーズ アラベスク
特小ビーズ ブルー (1.5mm)
特小ビーズ ゴールド (1.5mm)
ビジュー (6mm)穴付き
フェルト 生成 (75×25mm)
合皮 白 (70×23mm)
ヘアクリップ (60×6mm)
セメダイン
はさみ、チャコンペン、瞬間接着剤、ビーズ針、ビーズ糸
フェルトに下書きをします(約54x18mm)。
ビーズ糸の先を玉どめしてフェルトの裏を小さく縫い、端の方から針を出してチェコビーズを縫い付けます。
出す位置を少しずらしながら、3〜4回ビーズに針を通します。大きいビーズもこれでしっかりと固定できます。
フェルトの裏を小さく縫いながら移動して、反対側にもうひとつ同様にチェコビーズを縫い付けます。
左右にチェコビーズが入りました。
ビジューをフェルトの真ん中に縫い付けます。
ビジューも2回ずつ縫い、強度を上げます。
ビジューの周りにゴールドビーズをバックステッチで縫い付けます。ビーズを3粒取って、ビーズ分開けた先に針を刺します。
ビーズ2つ分戻ってフェルト裏から針を出し、ビーズ2つに針を通します。
これを繰り返して1周します。
最後のビーズはフェルトの余白に合わせて1〜3粒を刺繍します。
1周したら、ビーズだけに糸を通して形を整えます。
ビーズだけに1周して戻ってきたら、フェルトに針を刺します。
ブルーのビーズをバックステッチで刺繍し、外枠を作ります。縫い付け方は、ゴールドビーズと同じです。針にビーズを3粒取ってビーズ分開けた先に針を通し、2つ分戻ってフェルト裏から針を出し、ビーズ2つに針を通します。
これを繰り返して1周します。途中で糸が短くなったら、玉どめして糸を変えます。
1周したら、ビーズにだけ糸を通し形を整えます。
外枠ができたら、ブルーのビーズで中を埋めます。最初にバックステッチでチェコビーズの周りにビーズを縫い付けます。
チェコビーズの周りの隙間を埋めたら、外枠に沿ってビーズをバックステッチで縫い付けます。
空いているところを1〜3粒のビーズでランダムに埋めます。
2粒ビーズを戻らずにそのまま次のビーズを刺します。
隙間を埋めたら玉どめをして糸を切ります。表面の刺繍の完成です。
余分なフェルトをカットします。
本体のできあがりです。
合皮の裏側に印をつけてカットします。
合皮を接着します。接着には、2通りの方法があります。
ひとつめは、接着剤のみで仕上げる方法です。生地の縁まで接着剤をまんべんなく塗って、指で押さえてしっかりと接着します。
とても簡単なので、手軽に仕上げたい初心者さんに最適の方法です。
2つめは、接着剤と糸を組み合わせた方法です。中央のみ接着剤を付け、縁は縫い合わせます。ひと手間かかりますが、見た目の完成度もぐんとアップするのでぜひお試しいただきたい方法です。ワンランク上を目指したい上級者さん向けと言えるでしょう。
フェルトと合皮の間からフェルトに針を通します。
玉止めを間に隠して合皮から針を刺します。針を中心に、糸は時計周りに回して針を抜きます。
3mm間隔で繰り返します。
針を抜いた後、たるまないように少し引っ張ってから次のステッチを入れます。
近くのビーズに針を通し、玉止めを隠します。ビーズ穴が小さいので、二重の小さな玉どめを作ります。フェルトの適当なところに針を刺して、糸をカットします。
いずれかの方法で合皮を付けたら、クリップを接着します。合皮の中央に多めの接着剤を棒状に出します。
クリップから少しはみ出すくらいしっかり塗っています。
接着剤が固まったら完成です。
まとめ髪のアクセントにしたり、邪魔な前髪やサイドを留めたりと、あると便利なヘアクリップ。アンティーク風のチェコビーズとビジューをメインモチーフにしたヘアクリップの作り方をご紹介いたしました。
サイズの違うビーズで面を埋める時は、大きいものを先に縫い付け、周りを囲い、その隙間を埋めるように小さいビーズを刺繍すると上手くいきます。裏の処理の合皮の貼り合わせには、接着剤のみでの簡単仕上げとブランケットステッチを施す方法の2通りがあります。スキルに合わせて選ぶと良いでしょう。
可愛くて便利な、実用的なヘアアクセサリー作り。とっておきの大粒ビーズやビジューをあしらってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。贈り物にも喜ばれそうです!