基礎テクニック
2022年03月27日

空洞のレジンの球体の作り方・失敗しないツール選びと作り方のコツ

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大人気のレジンクラフト。今日ご紹介するのは、ガラスドームのような小さな透明の空洞の球体の作り方です。 

 

使うモールドやレジン液など、この方法にふさわしい道具と材料を選んでいくつかのコツさえ押さえれば、どなたにも失敗なく綺麗な球体に仕上げることができます。 

 

過去の経験から空洞の作品作りに苦手意識を持たれている方にも、ぜひ見ていただきたい方法です。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

球体モールド

レジン液

uvランプ

マスキングテープ (モールドの汚れ取りに使用)

デザインナイフ

2.作り方

失敗を防ぐコツのひとつは、モールド選び。穴ができるだけ小さく、そして本体も小さいモールドが向いています。慣れるまではこのパジコさんのものをお使いになると良いでしょう。

作り方1

UVライトも小さめのものが向いています。すぐに使える位置に立てておきます。

材料説明

モールドに、堆積の3分の1程度のレジン液を流し入れます。それより少ないとモールドから取り出す時に壊れやすく、多いと分厚くなりすぎてガラスのような仕上がりになりません。

作り方2

モールドをくるくる回して全体にレジンを行き渡らせます。穴の周りだけでなく全体にレジン液が行き渡っているかしっかり確認しながら、丁寧にゆっくり回します。

作り方3

レジン液が全体に行き渡ったら、モールドを逆さにして穴をレジンで塞ぎます。粘度の低いサラサラなタイプを使った場合、穴が塞がる前にレジン液がこぼれやすいので注意します。

作り方4

穴が塞がったら、1〜2分ほどモールドをくるくる回して全体に均一にレジンを行き渡らせます。

作り方5

回しながら硬化します。できるだけ机と平行に、左右どちらかに傾かないように気をつけながら回します。

作り方6

この時モールドが大きいとレジンを入れている球体全体に均等にライトが当たらず、硬化も均一になりません。そのためレジンの偏りができやすくなってしまいますので、失敗を防ぐには回しやすい小さいモールドが向いているのです。 

だいたい2分くらい回しながら硬化すればOKです。

モールドとレジンの間にしっかりと空気を入れます。モールドから取り出しやすくなる液を持っていたら、このとき隙間に塗り込みましょう。

優しく押し出して球体を取り出します。

作り方7

均一で綺麗な球体ができました

作り方8

球体の内側はコーティングできないので、未硬化レジンをできるだけ残さないようにモールドから出した状態でさらに1〜2分ほど硬化させます。

作り方9

ニッパーを用いて余分なフタを取り、綺麗に仕上げます。少し力を加えてはさみながら、球体を回します。繰り返しているうちに、少しずつ切れ目ができます。

作り方10

球体にひびを入れることなくフタが取れました。

作り方11

デザインナイフを使って穴の周りを綺麗に整えます。

作り方12

完成です。モールドから出した状態だと少し白っぽい部分もありますが、作品に使用する時は最後にコーティングをするので心配はいりません。

作り方13

3.まとめ

空洞のレジンの球体を上手に作るには、失敗率を下げるマテリアル選びが重要です。UVライトが均一に当たるよう、モールドは回しやすい小さいものを使います。UVライトは立てられるタイプのもので、こちらもまた小さめのものが向いています。

ゆっくり丁寧に回しながらレジン液を硬化させれば、どなたにも失敗なく綺麗に空洞の球体を作ることができます。

空洞を生かした作品はたくさんあります。ベースの空洞球体作りが上手くできるようになったら、応用編にもチャレンジしてみましょう。

完成

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