目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
さまざまなメーカーから発売されているレジン向けの着色剤。最近は基本カラーだけでなく、中間色やニュアンスのある色味などおしゃれな着色剤のセットが手に入るようになりました。
今回ご紹介するのは、封入剤は英字シールのみに抑え、淡いカラーレジンの美しさを最大限に活かした究極シンプルピアスです。爽やかさと暖かさの両方を備えた透明感抜群のデザインは、季節を問わずにファッションに取り入れられる万能選手になること間違いなしです。
「迷ったらこの着色剤のこの組み合わせ!」と決めているくらい、とても気に入っているとっておきの配色をフィーチャー。とにかく透明感を損なわないように仕上げるポイントをいくつか押さえ、カラーレジンの美しいピアスの作り方をご説明いたします。
・作家のためのレジン
・クリアファイル
・いろどろっぷ レトロシックカラー (インディゴ、アプリコット、ローズダスト)
・竹串
・エンボスヒーター
・モールド(貴和製作所)
・英字ネイルシール
・カッター
ITEMID:20517
・ヤスリ
・耐震マット
・ピンバイス
・調色スティック
・ヒートン
・コーティング液
・洗濯ばさみ
・ピアスパーツ
・丸カン
・ピンセット、平ヤットコ
・ドロップビーズ
・UV-LEDライト
作家のためのレジンを使います。
クリアファイルにレジンを3ヶ所流します。
いろどろっぷレトロシックカラーのインディゴ、アプリコット、そしてローズダストの3色でそれぞれ着色します。
レジン液にお好みの量の着色剤を加えます。
調色スティックまたは竹串などの先でよく混ぜます。
エンボスヒーターで気泡を飛ばします。
エンボスヒーターで飛ばしきれなかった気泡は、竹串の先で取り除きます。
鉱石風のデザインのモールドを使います。
モールドの3割ほどまで透明のレジン液を注ぎます。
傾けて全体に行き渡らせ、硬化します。
レジン液を1滴だけ置きます。
竹串で薄く伸ばします。
英字ネイルシールを使います。
カッターで好みの英字をカットします。
表を下にして乗せます。
竹串で位置を微調整し、硬化します。
着色レジンを縁から流し入れます。
2色目はその横の縁から流し入れます。
3色目もその横の縁から流し入れます。
透明のレジン液を中央からゆっくり注ぎます。
気泡があれば着色レジンにあまり触れないようにしてふわっと取り除き、硬化します。
モールドから取り外します。
レジンパーツができました。
バリを削り整えます。
平らな面を上にして耐震マットの上に乗せて固定し、レジン液をぷっくり盛ります。
竹串で全体に行き渡らせ、硬化します。
上部をヤスリで平らに削ります。
ピンバイスで穴を開けます。
レジン液を少量付けます。
細目の着色スティックで馴染ませ、穴の中をレジン液でいっぱいにします。
ヒートンを挿し込み、硬化します。
ヒートンのまわりにレジン液を付けます。
ヒートンの根本に絡め、硬化します。
仕上げのコーティングをします。
全体にコーティング剤を塗り、硬化します。
これでアクセサリーへの加工が可能です。
今回はピアスに仕上げましょう。
ピアス金具を付ければ完成です。
お気に入りの着色剤のセットから3色ピックアップし、とっておきの配色で透明感のあるピアスを作りました。暗めのブルー、抑えめのオレンジ、そして紫がかったピンクの3色は、爽やかさと暖かさを両方表現できる最強のカラーコンビネーション!配色に困った時に覚えておきたい組み合わせのひとつです。
透明感の際立つレジンパーツに仕上げるには、最初に着色レジンを準備する際に少し注意が必要です。必要であれば追加できるので、とにかく少量からスタートすることをおすすめします。加減が分からず、特に初心者の方は着色剤を多く入れてしまう印象です。淡く色付けたカラーレジンで作るパーツは、とてもキレイに澄んだイメージになります。
モールドをカラーレジンのみで埋めるのではなく、母体はあくまでも透明レジン。これもまたレジンの透明感とその美しさを最大限に活かすためには念頭に置きたいコンセプトです。ここでは最初にモールドの3割程度の高さまでクリアに仕上げてからカラーレジンを注いでいます。
そして色の付いたレジン液を注いだ後はあまりいじらないようにするのも、透明感を表現するのに大切なポイントです。カラーレジンの境目が混ざりすぎると、どうしても濁った感じに見えてしまいます。入ってしまった気泡を取り除く時も、極力レジン液を流動させないように竹串の先などで優しくふわっとすくいます。
もちろん同じレシピで別の配色でのパーツ作りも楽しめます。色の合わせ方によって印象がグッと変わるのが着色レジンを使ったアクセサリー作りの魅力です。季節や気分、そして着ける人の好みなどに合わせていろんなパターンにするのも楽しいですね。
お好みの配色でオリジナリティ溢れるレジンアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか。「こんなの欲しい!」を形にできるのがハンドメイドの醍醐味です。