目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
表布、裏布、ポケットパーツ布と、見た目は3枚の生地でできているような印象の布製しおり。これ、実は1枚の布からできているんです!折って、裏返して、重ねて…と手順通りに進めれば必ず上手に作れる、簡単ファブリックブックマークのレシピをご紹介いたします。
とにかく裁断がラク。しかも直線縫いだけでできるので、ソーイングを始めたばかりの初心者さんやミシンの練習の機会が欲しいお子さまにもチャレンジしていただけます。幅は要らないので、半端に残った端切れの活用にもうってつけです。
本の隙間に挟むだけでなく、三角ポケットになった部分にページの角を入れ込む形で位置がキープできる設計の実用的なしおりです。入学や進学を控えたお子さまにもっと本に親しんでもらえるよう、お気に入りのキャラクターや色柄の生地を使うのも名案かもしれません。
最小限の材料と道具でどなたにもできる、簡単布製しおりの作り方です。
・お好きな生地
・定規
・裁ちばさみ
・印付けペン
・ミシン
・ミシン糸
生地を裁断します。用意した生地を8×37cmのサイズにカットします。
生地を表側を下に向け、縦方向に置きます。
右上の角を左下に向けて45度の角度で折り、三角にします。
生地の表側を上に向けます。すると、尖った角が右上に来ます。
三角部分を手前に倒します。
下側の生地端を掴んで折り上げて…
上端の折り目に合わせて中表に重ねます。
縫い代7mmで両サイドを縫います。
角の縫い代を切り落とします。
上側に残った口から生地を表に返します。
アイロンをあてます。
上側にできた三角形のポケット部分をクルッとひっくり返します。
こうすると、縫い目や境目の見えない三角ポケットになります。
アイロンで整えます。
ぐるりと押さえミシンをかけます。
布製ブックマークの完成です。
三角形のポケット部分に本のページを挟んで使う設計です。
三角ポケット部分に本のページの角を挟むことができる、実用的で可愛い布製のブックマークの作り方をご紹介いたしました。一見複雑そうですが、実は折り方を工夫しただけ。簡単なので、ソーイング初心者さんにもあっという間に完成させられます。
表布、裏布、そしてポケット部分と、3枚の生地を裁断する必要がないのがこのレシピのいいところ。細長ーくカットした1枚布からできているんです。角を折ったり、裏と表を返したり、生地を重ねたり…と、手順通りに進めれば失敗なし。作業途中はどこがどの部分になるのか謎に包まれているのもおもしろいところです。
縫うのも直線のみ!単純に折って重ねたところを縫うだけですし、面積も小さいので、待ち針や仮止めクリップも不要です。もしもずれるのが心配なら使うと良いでしょう。
今回はミシンで縫いましたが、手縫いでも同じように作れます。仕上げの押さえミシンに当たるステッチは、目立つ色の糸を使ってデザインの一部にしても可愛く仕上がると思います。
しおりなので、幅は必要ありません。8x37cmと細長い生地が必要です。イレギュラーな形に半端に残った端切れなどを再利用するのにも適したレシピと言えるでしょう。
入学や進学を控えるお子さまがもっと本好きになるようにと思いを込めて、または読書家のご友人へのちょっとした贈り物に。手軽に作れる布製しおり、いかがでしょうか。