目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
レジン作品やパーツアクセサリーを作る際、9ピンやTピンは必須アイテムですよね?パーツをつなげるのに欠かせない9ピンやTピンですが、意外とキレイに丸めるのが難しいのが現状です。
ピンが上手く丸められたら、作品の出来栄えもさらにUP!分かってはいるけれど、苦戦しながらもいつも納得できない形で終わってしまう…
そんな方へ、今よりもワンランク上の出来栄えを目指して今回は丸ヤットコで9ピン、Tピン、そしてTピンの先をキレイに丸めるコツをご紹介いたします。エコ技もお見せしたいと思います。
9ピン
Tピン
丸ヤットコ、平ヤットコ
マスキングテープ
ピンを丸める際、縦長になってしまったり、上下で違う大きさになってしまうことはないでしょうか。よくある失敗の例です。ここではキレイに丸めるコツだけではなく、直径を揃える方法もご紹介いたします。
9ピンとTピンは、できれば100円ショップのものではなく、パーツクラブのなど専門店で購入したものを使うのが最初のポイントです。100円ショップのピンは直径が太いものが大半で、丸めるのには硬く、扱いづらい場合が多いからです。
パーツショップで販売されているピンの方が細くて曲げやすいので、仕上がりもキレイになります。
価格も100円ほどか、むしろ安く買えることも多いので、パーツショップで買うことをお勧めします。
Tピンを丸めます。使用するパーツにTピンを通します。
パーツをグッと強く掴み、Tピンの先を折ります。
ここでポイント!優しく折り込んで終わり、ではなく、ここはしっかり折り込みます。パーツを揺すっても上下に動かないくらいまで、しっかり折ります。
手だけでは不十分と感じる場合は、平ヤットコを使います。Tピンのてっぺんと折り目を平ヤットコで挟み、折り込みます。
しっかりと折ります。
折り目から1cmほどの長さを残し、余分なワイヤーをニッパーでカットします。
これくらい残せばOKです。
丸めるときは、丸ヤットコに持ち替えます。丸ヤットコの先でワイヤーの先端ギリギリを掴みます。
折り目を押さえて…
グッと下に押しながら丸めます。
ワイヤーのギリギリを挟まずに丸めると、先がキレイにならないので注意します。
途中の状態では、角度が悪くても大丈夫です。
最後に隙間をなくすようにグッと丸めます。
サイドから押さえて捩れを正せば、キレイに丸まります。
隙間が気になる場合は、さらにもう少し丸めてサイドを押さえて整えます。
完成です。かなりキレイにできました。
続いては、9ピンを丸める方法です。基本的にはTピンと同じやり方ですが、上下の輪を同じ大きさにするために少し工程を追加します。
9ピンを2本用意します。1本のピンの輪の折り目のあたりにマスキングテープを貼ります。
丸ヤットコを使って9ピンの輪の部分を開いて伸ばします。
平ヤットコでさらに平らにします。
もう1本の9ピンの輪に丸ヤットコの先を差し込み、輪が止まった位置にマスキングテープで印を付けます。
テープを巻き付けるように貼ります。ここまでは下準備です。
9ピンをパーツに通し、パーツを押さえながらグッと押します。Tピンの付け方と同様に、しっかりと折り込みます。
揺すってもパーツが上下に動かないくらいになればOKです。
ワイヤーの先を1cmほど残してニッパーでカットします。この時、目分量ではなく、最初に作った輪を伸ばした9ピンを参照します。マスキングテープから切り口までの長さと同じに調整して、ニッパーでカットします。
丸ヤットコで丸める際も、マスキングテープでつけた印を利用します。ヤットコの印の部分でワイヤーの先ギリギリを挟みます。
グッと下に押しながら丸めます。隙間を埋めるように丸めます。
完成です。
マスキングテープの印を利用することで、上下同じサイズの輪にすることが出来るのです。
続いては、Tピンの先だけ丸める方法です。
パーツにTピンを通します。ワイヤーの先を1cmほど残して平ヤットコで挟み、折り曲げます。
Tピンと同じように丸めます。
出来ました。
9ピンやTピンを切った余分な部分は、再利用が可能です。これを丸めるとヒートン代わりになるのです。作り方は、Tピンを丸める方法と同じです。
完成です。
単純と思われがちな、9ピンとTピンを丸める作業。実際のところ、キレイに丸めるのはなかなか難しいですよね。コツさえつかめばどなたにも上手に丸めることが可能です。
キレイに仕上げる最初のポイントは、9ピンやTピンの類は100円ショップではなくパーツ屋さんで購入すること。専門店で扱われているものの方が直径が細くて曲げやすく、初心者さんでも比較的容易に扱うことができるからです。
値段も同じかむしろ安いくらいなので、こういったよく使うピンは100円ショップではなくパーツ屋さんで揃えるとよいでしょう。
丸める際のひとつめのコツは、パーツに差し込んだらワイヤーをしっかりと折り曲げること。パーツを揺すっても上下に動かないくらい、しっかりと挟んで折り込みます。
そして余分をカットしたら、丸ヤットコの先でワイヤーの先端ギリギリを掴むのが2つめのコツです。距離を残してヤットコで挟むと、隙間が出来やすくなってしまいます。3つめのコツは、丸める際にグッと下に押し付けるようにしながら手首を回すことです。
9ピンの輪の上下のサイズを同一にするには、下準備が必要です。9ピンの輪の根本にマスキングテープを貼って印を付け、輪を開いて平らに伸ばします。こうすることで、ニッパーでカットする位置を確定するわけです。
さらに、丸ヤットコの先にもマスキングテープを巻き付けます。これは、丸ヤットコの同じ位置で挟むことで輪の直径を合わせるための下準備です。
マスキングテープの印を参照すれば、ワイヤーをカットする長さも挟む丸ヤットコの位置、つまりは輪の直径も揃い、上下のサイズが同じになります。
ニッパーでカットして残ったごく短いワイヤーも、同じ要領で先を丸ヤットコで輪にすることでヒートンの自作ができます。エコな習慣、ぜひ身に付けたいですよね。
コツをお読みになって自信が持てましたでしょうか。次回はきっと上手く行くことでしょう!