目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
お花の美しい季節。梅の花をイメージしたお花のクラスターのアクセサリーを作りました。
市販の丸カンを枠としてレジンを流し入れるので、ワイヤーでスクラッチから作るよりも気軽に取り掛かることができます。ちょっとした下準備を怠らなければ、とても綺麗に仕上げることができます。
初心者さんでもトライできるよう、詳しい解説と失敗しないコツを交えて作り方をご紹介いたします。
丸カン (外径5mm)×5
着色剤(赤、白)
マスキングテープ
透明レジン
7mmの花座
3mmのパール
モールド
○おまけ(お花3つバージョン)
丸カン (外径3mm)×10
着色剤(赤、白)
マスキングテープ
透明レジン
2.5mmのパール×2
3mmのパール
外径5mm、太さ0.8mmの丸カンを5つ使います。
丸カンに隙間があるようなら、一度開いて矢印の方向に力を入れて戻し、綺麗に塞ぎます。隙間を塞いだ丸カンを5つ用意します。
お花につけたいカラーで着色したレジンを用意します。ここでは白と赤を使い、梅の花のように仕上げます。
マスキングテープの端を折って指で掴みやすくします。
丸カンを並べて貼ります。レジンを塗るだけなので、配置は気にしなくて構いません。
平やっとこで丸カンをマスキングテープに押し付けます。
白に着色したレジンを塗ります。30秒硬化します。
他の4つの丸カンにも同様にレジンを塗って硬化します。塗る、硬化する、塗る、硬化する…と丸間の数だけ繰り返しますので、1回の硬化時間は短くても支障ありません。5回めのみ、2分かけてしっかり硬化します。
花の中心をピンクにするため、丸カンのつなぎ目のあたりに赤に着色したレジンを少量乗せます。白との境目をはっきりさせないよう、赤はほんの少しです。レジンを塗ったら10秒硬化します。
他の4つも同様に赤のレジンを塗って硬化します。最後のみ1分硬化します。
透明のレジンで表面をコーティングします。あまりぷっくりさせず、薄めに塗ります。5つすべてをコーティングし、120秒硬化します。
マスキングテープで直径20mmの半球モールドの中のほこりを取り除き、丸カンのつなぎ目が中心に来るように円形に並べます。中心にできるスペースに透明のレジンを入れます。
7mmの花座をそっとレジンに乗せ、その上に3mmのパールも置きます。
120秒硬化します。
モールドからそっと取り出し、裏側にレジンを塗って120秒硬化して補強します。これで丸カンのお花のパーツは完成です。
ひとつでも十分に可愛いので、丸皿付きピアスや平皿付きピアスに接着して仕上げても良いでしょう。
ここからはお花を3つ合わせる方法をご説明いたします。
外径3mm、太さ5mmの丸カンを10個用意して2つのお花を作ります。
作り方はひとつめのお花と同じですが、ひとつは全体をピンクにするため、赤を満遍なく塗ります。もうひとつは白に仕上げます。
ピンクが5個、白が5個できました。
形成には、直径12mmの半球のモールドを使います。ひとつめのお花と同じですが、花座を使用せず直径2.5mmのパールだけを真ん中に乗せて120秒硬化します。
もうひとつのお花も同様に作ります。
3つのお花を合わせます。1枚の花びらの裏側に透明のレジンを少量乗せます。
その上に3mmのパールを付けます。花びらの真ん中ではなく、お花の中央に少し寄せます。60秒硬化します。
パールを付けた花びらの対角の花びらをマスキングテープに貼ります。パールに立てかけるように2枚のお花を添えます。
しっかりマスキングテープに貼ったら透明のレジンをパールに塗り、2つのお花を戻して60秒硬化します。
パール部分にレジンを足して補強し、60秒硬化します。
マスキングテープをそっと剥がし、裏側にもレジンを塗ってさらに補強します。パールの周りだけではなく、お花同士が接している部分にもレジンを塗ります。120秒硬化します。
パールに塗り、アクセサリー金具を付け、ピアスやブローチに仕上げます。
丸カンをフレームとして使用したレジンのお花作りをご紹介いたしました。ご自分でワイヤーから枠を作られるよりもうんと気軽に挑戦できますが、既成の丸カンにレジンを流すプロジェクトでは予め隙間を塞いでおくことが大切です。
花びらの色に変化をつけることで、梅の花のような雰囲気になりました。ここでは春らしいピンクと白を合わせましたが、季節またはお好みによって様々なカラーバリエが楽しめます。
大小の3つのお花をまとめて大振りにすると見栄えが良くなりますが、慣れるまではお花ひとつのアクセサリーを作って練習されると良いでしょう。
お花の季節です!春のアクセサリー、レジンと丸カンで手作りされてみてはいかがでしょうか。