作品レシピ
2024年03月27日

入園入学準備に!裏地、まち、引っ掛けるループ紐付きのキルティングレッスンバッグの作り方

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保育園や幼稚園の入園説明会が終わると、次は入園アイテムの準備を始められる方が多いと思います。レッスンバッグは多くの園で必要なアイテムではないでしょうか?今回は、裏地とまちの付いた、軽くて丈夫なキルティングのレッスンバッグの作り方をご紹介いたします。 

 

まちがあるので、絵本やお着替えなどたくさん入ります。軽いのに大容量なのは、お子さまにとってもママにとってもうれしいポイント!さらに裏地を付けることでデザイン性も丈夫さもアップします。 

 

今回はバッグを衛生的に使えるような工夫も施しています。机の脇など低い位置に掛けてもバッグの底が床に触れないよう、ループ紐を取り付けるのです。 

 

軽くて丈夫で大容量、さらに引っ掛けるループ紐まで付いた、とっても優秀なレッスンバッグの作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・表地(キルティング生地) 横45cm 縦34.5cm(2枚)
 ※1枚布で作る場合は横45cm 縦67cm

・裏地 横45cm 縦67cm(1枚)

・2.5cm幅のカバンテープ 38cm(2本)

・ループ紐用の布 横4cm 縦20cm(1枚)
  ※1cm幅くらいのリボンやコットン紐などでも代用可能

・裁ちばさみ

定規

・チャコペン

・ミシン

ミシン糸

・仮止めクリップ

アイロン

2.作り方

バッグの完成サイズは横43cm、縦30cm、まちは5cmです。

lesson 01

布を裁断します。表地の布を横45cm、縦34.5cmにカットします。これを2枚用意します。

lesson 02

1枚布で作る場合は、横45cm、縦67cmにカットします。

lesson 03

裏地の布を横45cm、縦67cmに1枚カットします。

lesson 04

カバンの持ち手を2本用意します。2.5cm幅のカバンテープをそれぞれ38cmにカットします。

lesson 05

引っ掛けるためのループ用の紐の布を裁断します。横4cm、縦20cmにカットします。

lesson 06

最初に引っ掛けるためのループ紐を作ります。生地の表側を下にして半分に折り、アイロンで中央に線を付けます。

lesson 07

折り目を開き、付けた線に向けて布端を内側に折ります。さらに折って4つ折りにし、アイロンで押さえます。

lesson 08

生地の開く方をミシンで縫います。

lesson 09

これでループ紐のできあがりです。

lesson 10

次に、持ち手と紐を表地に仮縫いします。まず中心が分かるように印を付けます。

lesson 11

中心から左右6cmの位置に印を付け、カバンテープの内側を印に合わせます。

lesson 12

カバンテープが布端から1cmほど出るように置き、クリップで固定します。ねじれないように気を付けましょう。

lesson 13

もう1枚にも同様に持ち手を固定します。

lesson 14

片側にループ紐を付けます。輪っかにして生地の中心に固定します。

lesson 15

縫い代0.5cmで端から仮縫いします。

lesson 16

仮縫いができました。

lesson 17

次に表地の底を縫い合わせます。生地を中表に重ね、端をクリップで固定します。

lesson 18

縫い代1cmで縫い合わせます。

lesson 19

生地の底を縫い合わせました。

lesson 20

生地の表側を下にして開き、アイロンで縫い代を割ります。

lesson 21

次に、表地と裏地を縫い合わせます。生地を中表に重ねます。

lesson 22

持ち手側の生地の端をクリップで固定します。

lesson 23

縫い代1cmで縫います。

lesson 24

縫ったところが真ん中になるように開き、縫い代を割ります。持ち手を裏地の方に持っていくと、縫い代が割りやすくなります。

lesson 25

反対側も同様に縫い代を割ります。表地と裏地の切り替え部分をピッタリと合わせて固定します。

lesson 26

端の生地も揃えて固定します。

lesson 28

表地の端の縫い代は割った状態で縫います。

lesson 29

裏地に10cmほどの返し口を残し、縫い代1cmで両端を縫い合わせます。

lesson 30

縫い代をアイロンで割ります。

lesson 31

次にまちを作ります。底の角が重なるように三角に折ります。

lesson 32

まちが5cmになるように線を引きます。

lesson 33

裏地側にも線を引いて固定します。

lesson 34

線の上をミシンで縫います。表地は縫い代を開いて縫いましょう。

lesson 35

縫い目から1cm外側を残し、すべての端の生地をカットします。

lesson 36

裏地の返し口から生地を裏返します。

lesson 38

返し口を閉じます。生地の端を揃えてまっすぐミシンで縫うか、手縫いでまつります。

lesson 39

裏地を表地の中に入れ、バッグの入り口をアイロンで整えます。

lesson 40

あとできれいに袋口が縫えるよう、クリップで固定します。

lesson 41

バッグの入り口の端から1cmのところを縫い合わせます。内側に隠れているバッグの持ち手も一緒に縫いましょう。引っ掛けるためのループ紐は内側に折り、下に向けて一緒に縫います。

lesson 42

縫い代1cmで縫います。

lesson 43

これで完成です。バッグの入り口が閉じられるようにしたい場合は、プラスナップなどを付けると良いでしょう。

lesson 44

3.まとめ

裏地付きでまちのあるレッスンバッグの作り方をご紹介いたしました。丈夫で軽く、レッスン道具やお着替えなどがたくさん入れられる大容量。また、レッスン中に机の脇など低い位置に掛けた時にバッグの底が床に触れないような工夫も施しました。

今回本体の表地に選んだのは、キルティング生地。2枚の布地の間に綿の入った生地で、とても丈夫なのが特徴です。1枚で十分な強度があり、また、裏地や接着芯の貼り付けが不要のため、ソーイング初心者さんがレッスンバッグを作るのにも最適な生地です。

持ち手にはこれもまた丈夫なカバンテープを使用しました。そのまま切って使えるので、ご自分で共布を裁断して作るよりも手軽です。幅や色も豊富なので、表地に選ぶ生地の色柄とコーディネートさせられます。

バッグ本体の真ん中の袋口にループ紐を付けたのも、このレシピの特徴です。レッスン中や授業中など、机の脇や低い位置のフックに持ち手を掛けるとバッグの底が床に触れてしまう可能性があります。そこで引っ掛けられる輪っか状の紐を付けたわけです。必要に応じてこの紐で引っ掛ければ、バッグを衛生的に使うことができます。

手作りをするとオリジナルの入園入学グッズが用意できるので、他のお子さまと被ることがありません。まだ文字の読めない小さなお子さまでも、名前を見ずに自分のものがひと目で分かるのがいいところ。市販の完成品よりも布地の方が種類が多いため、好みの柄やデザインの入園入学グッズを作ることができます。

保育園や幼稚園への入園を控えるお子さまにとって、新しい環境は胸躍るもの。新しいお友達を作ったり、ご家庭では体験できない行事が待っていたり…きっと楽しみにしていることでしょう。愛着の持てるオリジナルのレッスンバッグがあれば、そのワクワクも倍増するかもしれません。ハンドメイド品でこのシーズンを迎えられてはいかがでしょうか。

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