材料は布1枚だけ！裏地なし、額縁仕立てのランチクロスの作り方

1．材料と道具

・お好みの布

・布に合わせた色のミシン糸

・ポリエステルタフタリボン 2.5cm幅×8cm

・お好みのタグなど

・ミシン

・アイロン

・ロータリーカッター

・カッターマット

・裁縫用文鎮

・マグネット定規

・印付け用チャコペン

・糸切りはさみ

2．作り方

ランチクロスは直線が目立つ作品です。綿や麻素材の生地を使うときは、裁断の前に水通しをしておきましょう。お洗濯後の型崩れを防ぐことができます。詳しくはこちらのマガジン記事でお読みいただけます。

https://web.croccha.com/magazines/pre_shrink

最初に生地を裁断します。ロータリーカッター、カッターマット、そして裁縫用の文鎮を使うと、直線を簡単かつ正確に切ることができます。裁ちばさみで裁断する場合は広げた布に定規で印をつけ、歪まないように気をつけながら１枚ずつ切ります。

縦44cm、横54cmに裁断します。

まず、クロスの外周に折り目をつけます。1cm間隔で裏側へ2回折り、アイロンでしっかり押さえます。

次に角を額縁仕立てにします。2つの辺を2回折った状態で、色が消えるチャコペンを使って出来上がりの線を描きます。内側の角をA点としましょう。

2回折った辺を1回開き、開いたところの内側の角と外周の印（A点）を繋ぐように印を書きます。この線上をミシンで縫います。

上の辺と左の辺を、布の表が内側に入るように重ねて折ります。角を半分にしてふたつ折りする形になります。印の上を3回程度往復して重ねて縫います（これを返し縫いといいます）。

このように縫います。

縫い糸を切らないように注意しながら、角の部分をカットします。

切り口（縫い代）が平らになるように指先で開き、表と裏をひっくり返します。

角の先端は、目打ちなどの尖ったもので整えます。

アイロンでしっかり押さえておきましょう。はじめに描いた出来上がり線の通りに縫っていれば、きれいに角が収まります。

同様に4つの角を縫います。1か所縫うたびにアイロンを掛けるようにするとミシンで縫いやすく、仕上がりもきれいになります。

ふたつ折りにするタイプのタグは折り返した部分に挟み、待ち針やマスキングテープで留めます。

外周を1周するように縫います。マグネット定規があると、端から一定の幅を保って縫えるので便利です。縫い始めは縫い終わりに重なるので、返し縫いをせずに進めます。

角まで縫い進めたら、針を刺したままで押さえを上げます。

布だけ90度向きを変え、押さえを戻して縫い進めます。

縫い終わりを始点に重ねて縫い、返し縫いをして終わります。

外周を縫い終えたところです。

続いて、お名前タグとしてポリエステル製の平織りのリボン（タフタリボン）を縫い付けます。素材が綿や麻のリボンの場合は、布と同様に水通しをします。リボンが無い場合は無地の端切れ布やアイロン接着タグなどで代用できます。

2.5cm幅のリボンを10cmの長さにカットします。

リボンの両端を1cmずつ、裏側へ折り返します。

布の表側、左下の端から5cm程度の場所に、リボンを仮留めします。

リボンの端から0.2㎝の所を1周縫います。クロスの外周を縫うときと同様に、縫い始めは返し縫いをせず、縫い終わりを重ねて返し縫いをします。

完成しました！

タグはお好みの位置に付けましょう。勿論、付けなくても構いません。

シンプルな形の作品なので、布を変えるだけで印象が大きく変わります。

3．まとめ

今回は布1枚で仕立てるランチクロスのレシピをご紹介いたしました。出来上がりサイズを縦40㎝、横50㎝としましたが、縦横とも作りたい大きさ＋4cmに裁断することで様々なアイテムに応用できます。

素材については、コットンオックスなど少し厚めの生地を選べば、滑りにくく敷物として使いやすいマットができます。ダブルガーゼやローンなど柔らかい生地なら、お弁当包みと兼用することもできます。リネンやウールなど季節感のある生地であれば、インテリアのようにダイニングを彩ってくれることでしょう。

お気に入りの布と共に、楽しいランチタイムを過ごしましょう！