目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
色味や濃淡の違うカラーレジンを少しずつ流し入れては硬化を繰り返すことで比較的簡単に奥行きやグラデーションが作れるレジンの地層モチーフ。年齢や性別を問わないデザインなので、贈り物としても人気があります。今回はおしゃれな雰囲気を目指して地層のスクエアチャームを作ってみました。
落ち着いたデザインにするには、カラーレジンの色味を抑えること。そして同系色でまとめるカラースキームは大人アイテムに最適です。今回のレシピでは、確実にうまくできるよう着色剤の配合などもしっかりとお伝えいたします。
ミュートカラーで作る落ち着いた印象の地層のスクエアチャームの作り方を、必要な材料や道具のご紹介も含めて詳しくご説明いたします。
・作家のためのレジン
・作家のためのレジン 着色剤(ブラック、ホワイト、オーシャン、パープル)
・使い捨て調色パレット
・竹串
・地層モールド
・アルファベットシール
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・カーテン用のふさかけフック
・耐震マット
・ヤスリ
・紙ヤスリ
・ピンバイス
・ヒートン
・コーティング液
・UV-LEDライト
まず最初に、作家のためのレジンを用いて5色のカラーレジンを作ります。
作家のためのレジン着色剤のブラック、ホワイト、オーシャン、そしてパープルの4色を使って色を付けます。
調色パレット5箇所にレジンを流します。各色少量のみ必要な今回のようなレシピの場合は、区画が小さい薄手のプラスチック製の使い捨てパレットが便利です。
それぞれのパレットにお好みの量の着色レジンを加えます。
1色め:オーシャン、パープル、ブラック
2色め:パープル、ブラック、ホワイト
3色め:ホワイト、オーシャン
4色め:ホワイト
5色め:ホワイト、ブラック
竹串などでそれぞれしっかり混ぜます。
地層モールドを使います。
一番下の層にホワイトの着色レジンを少しずつ流します。角のあるモールドは大変気泡が入りやすいので、注意しながらていねいに入れましょう。
1層めとなる箇所に同じくホワイトの着色レジンを流し入れて広げ、硬化します。
2層めには、ホワイトとオーシャンで作った着色レジンを流し入れて硬化します。
3層めは、パープルとブラックとホワイトで作った着色レジン。同様に流し入れ、竹串などで広げて硬化します。
4層めには、ホワイトとブラックで作った着色レジンを流し入れます。竹串の先でていねいに均し、硬化します。
5層めは、オーシャンとパープルとブラックで作った着色レジン。少量流し入れて広げたら硬化します。
モールドから取り出します。
濃淡の美しいカラーの地層の部分ができました。
こちらの型に透明レジンをモールドの2割程度まで流し入れます。
竹串の先で伸ばして全体に行き渡らせます。角に気泡が入りやすいので、気を付けながら行います。気泡があれば取り除きましょう。
カラーレジンで作った地層パーツを型の中に入れます。
パーツに端に寄せ、気泡があれば取り除きます。
レジンをモールドいっぱいまで流し入れます。
気泡があれば取り除き、硬化します。
モールドから取り出します。
地層入りのスクエアパーツになりました。
パーツにシールを貼ります。貼りたい箇所にごく少量のレジンを付けます。
竹串で薄く伸ばします。
アルファベットシールを使います。
塗ったレジンの上にシールを乗せます。シールの下にレジンを敷けば貼った後もスライドさせることができるので、乾いたパーツに直接貼るよりも位置の微調整が容易にできます。
バランスよく配置したら硬化します。
表面にレジンをぷっくりと盛ります。
全体に行き渡らせ、硬化します。
ヤスリでバリを削って整えます。
表面を紙ヤスリ#1000で削って滑らかにします。
ピンバイスで穴を開けます。
穴にレジンを少量流します。
竹串で突いて空気を抜き、穴の中をレジンでいっぱいにします。
ヒートンを挿し込みます。
ヒートンの根元にレジンを絡めて硬化します。
仕上げのコーティングをします。大きな容器に入った液にそのままどぼんと浸せる作家のためのレジンじゃぼんコーティングが大変便利です。
ヒートンの根元までしっかりコーティング液に浸し、余分な液を落としてから硬化します。
完成です。
色相や濃淡の違うカラーレジンを少しずつ入れては硬化を繰り返せば、簡単にきれいなレイヤーが生まれる地層のモールド。色合いや奥行きを楽しめるので、レジンアクセサリー作りをされる方々に好まれるアイテムのひとつです。今回はスクエアのモールドを使ってオシャレな雰囲気の地層モチーフのチャームを作ってみました。
地層モールドの良さを活かすため、層の数だけカラーレジンを作ります。今回はブルーパープル系の寒色ベースで制作。ブラックを混ぜて落ち着きを持たせたシックなイメージの地層を作り、ゴールドのアルファベットシールでアクセントを付けた大人向けのデザインです。
上手に作るポイントは、モールドにレジンを入れる際とにかくゆっくりていねいに行うこと。複雑な形をした地層は角が多く、大変気泡の入りやすいモールドです。少しずつじわじわと流すような感覚で流し入れましょう。
カラーレジンで作った地層の部分のパーツをスクエアのモールドに入れる時にも注意が必要です。空のモールドに先に地層パーツをはめた上からレジンを流すと、側面や下にも流れ込んで段差ができてしまいます。段差を防ぐためには、先にレジンを流し入れてそこに地層パーツを沈めるイメージで封入します。
アクセントに使ったアルファベットシールを貼る作業も、少し手順を加えるとぐんとやりやすくなります。乾いたパーツに直接シールを貼ると、後で少しずらしたくても剥がすのが大変です。そこで先にごく少量のレジンを塗り、その上にシールを並べます。そうすれば硬化前なら容易くスライドさせることができ、気軽に微調整ができるというわけです。
落ち着いた同系色を層にして重ねたオシャレな地層モチーフのスクエアパーツ。赤系やピンクなど、暖色系で作るのも良いでしょう。逆にコントラストカラーを持ってきたり、またはパールやラメ入りにして華やかにしたりと、あれこれアレンジのきくレシピです。季節を問わない地層デザイン。今度のレジンアクセサリー作りに取り入れてみてはいかがでしょうか。