作品レシピ
2024年06月29日

ドライフラワーの気泡予防の下準備を時間短縮!かすみ草を閉じ込めた淡いカラーのレジンのピアスの作り方

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今回のレシピは、かすみ草を閉じ込めた淡い着色レジンのアクセサリー。ドライフラワーを封入したチャーム作りは何度もご紹介してきましたが、今回はプロセスがこれまでとはちょっと違います。今日はお花の下準備の仕方にポイントを置いて作り方を解説いたしましょう。 

 

かすみ草に限らずドライフラワーを取り入れたレジンのパーツ作りにおいて生じるのが、気泡問題。すっかり取り除いたつもりでも、後から後から小さなつぶつぶが湧いてくる…そんな経験をお持ちの方も少なくないはずです。 

 

そこで行うのが、封入前にあらかじめお花をレジン液に浸す対策方法。しかしこれには時間がかかってしまいます。すぐに次の作業に取り掛かりたいと思うこと、けっこうありますよね。そこで思いついて試してみたのが今回の方法です。時間短縮できて仕上がりもきれい!おすすめの気泡対策方法をお届けいたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・かすみ草のドライフラワー

・調色パレット

・竹串

・作家のためのレジン 着色剤(ブラウン、ホワイト、レッド)

・モールド

・ピンセット、平ヤットコ(アクセサリー工具セット)

・ヤスリ

・ブラシ

・英字シール

・ピンバイス

・ヒートン

・コーティング液

・フックピアス

・丸カン

・UV-LEDライト

2.作り方

メインとなるかすみ草のドライフラワーの下準備をします。

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作家のためのレジンを使います。

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かすみ草に限らず、ドライフラワーの大敵は気泡。あらかじめレジンに浸して対策をします。かすみ草を入れた容器にレジンを流し入れます。

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全体にレジンが行き渡るように竹串で軽く混ぜます。

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レジンの中でかすみ草を裏返し、中心の茎の部分を竹串でぎゅっと押し付けます。すると、花びらの中に隠れていた気泡が出てきます。これを竹串の先で丁寧に取り除きます。いつもなら、レジンを流し入れたら光の当たらないところにしばらく置いて気泡が出てくるのを待ちます。ですが、すぐに次の作業に取り掛かりたいときは時間短縮できるこの方法がおすすめです。

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調色パレットにレジンを流します。

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作家のためのレジン着色剤で着色します。

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お好みの量の着色剤を入れます。

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追加でレッドも使いましょう。

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お好みの量を追加します。

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竹串の先などでよく混ぜます。

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鉱石風のモールドを使います。

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気泡が入らないようにモールドの側面をつたわせながらレジンを3分の1程度流します。

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モールドの下部分に気泡対策のためにあらかじめレジンに浸しておいたかすみ草を封入します。

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モールドの上部に着色レジンを入れ、硬化します。

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モールドから取り出します。

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このようにできました。

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モールドの注ぎ口部分のバリを削り、平らにします。

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ブラシで削りかすを取り除きます。

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お花の部分にはレジンを、そして着色レジンの部分には着色レジンを、それぞれ置きます。

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くぼんだ部分が平らになるように全体に行き渡らせ、硬化します。

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鉱石パーツの表面に英字シールを貼ります。

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パーツの上部をヤスリで削り、平らにします。

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削った部分にピンバイスで穴を開けます。

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穴にレジンを付けます。

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竹串の先などで穴にレジンを馴染ませます。

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ヒートンを挿し込みます。

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ヒートンの根元にレジンを絡めて硬化し、がっちりと固めます。

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コーティングをします。

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全体にコーティング液を塗布し、硬化します。

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完成です。

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3.まとめ

かすみ草を埋め込んだレジンピアスの作り方をご紹介いたしました。鉱石風のごつごつとしたフォルムに淡い着色とかすみ草の可憐な雰囲気が融合した、大人可愛い仕上がりの年中使えるアクセサリーです。

今回使用したかすみ草に限らず、ドライフラワーをレジンに封入する際の大敵は気泡です。せっかくきれいにできたと思っても、ちいさなつぶつぶが後から後から浮いてくる…そんな経験をお持ちの方は少なくないはずです。

気泡対策のため、ドライフラワーをあらかじめレジンに浸して出てくるものを出し切ってから本体に封入、というプロセスをこれまで採用してきました。しかしこの方法では、しばらく暗所に置く必要があります。

「少し時間がかかってしまうなぁ」、「もう少し早く次の作業に入りたいなぁ」、そんなことを思いながら待つこともしばしば。そこで思いついたのが、今回ご紹介した気泡対策方法です。

ドライフラワーにレジンがすっかり行き渡るように竹串の先で優しく混ぜた後、容器の中でお花をひっくり返します。そして茎の中央の部分を竹串でぎゅっと押し付ければ、花びらと花びらの間に潜んでいた気泡がふわっと浮き上がるのです。それを丁寧に取り除けば気泡知らずと言うわけです。

長時間置いておく必要がなくなりますので、時間短縮。すぐに次のプロセスに取り掛かりたい時には最適の方法と言えます。ぜひ覚えておいて欲しいちょっとした小技です。

時間がなくてもレジンアクセサリー作りを楽しみたい!そんな方におすすめの気泡対策方法を用いて作ったかすみ草のピアス。ぜひお試しいただけたらと思います。

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