作品レシピ
2023年05月06日

2色の着色レジンと天然素材で作る、涼しげな海デザインのキーホルダー

お気に入りに追加

気温も湿度も上昇し、涼しげなアクセサリーが欲しい季節の到来です。レジンの透明感を十二分に活かしたパーツで作る、海のデザインのキーホルダーはいかがでしょうか。ブルーとティールに着色した爽やかなカラーレジンをグラデーションまたはツートーンにして、リアルな海を表現してみました。 

 

小さな貝殻の粒や破片、星の砂などの天然素材を封入し、より本物の海の様子に近づけます。夏のレジンアクセサリー作りで人気の海面模様も取り入れた、大変欲張りなデザインのキーホルダー。気泡を極力出さない工夫などきれいに仕上げるコツを交え、詳しい作り方をご紹介いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・調色パレット

・作家のためのレジン 着色剤(オーシャン、クリームソーダ、ブラック、ホワイト)

・竹串

・エンボスヒーター

・クリアファイル

・モールド

・貝殻

・パール

・ブリオン

・シェル

・ピンセット(アクセサリー工具セット)

・星の砂

・クリスタルストーン

・ペン型LEDライト

・ピンバイス

・着色スティック

・ヒートン

・丸カン

・キーホルダーパーツ

・雫型パール

・Tピン

・UV-LEDライト

2.作り方

作家のためのレジンを使います。

ocean 01

調色パレットにレジン液を注ぎます。

ocean 02

作家のためのレジン着色剤で色を付けます。

ocean 03

パレットのレジン液にお好みの量のオーシャン、クリームソーダ、そしてブラックの着色剤を加えます。

ocean 04

調色スティックまたは竹串などの先でよく混ぜます。

ocean 05

エンボスヒーターで気泡を飛ばします。

ocean 06

クリアファイルにレジンを少量流します。

ocean 07

ホワイトの着色剤を加えます。

ocean 08

調色スティックまたは竹串などの先でよく混ぜます。

ocean 09

エンボスヒーターで気泡を飛ばします。

ocean 10

鉱石風のモールドを使います。

ocean 11

モールドの2割ほどの高さまでレジン液を注ぎ、底の部分を平らにします。

ocean 12

気泡が入った場合は竹串の先などで突いて取り除きます。

ocean 13

レジン液を全体に行き渡らせ、硬化します。

ocean 14

ホワイトの着色レジン液を少量置きます。

ocean 15

モールドの上から真ん中ぐらいまでの範囲に薄く伸ばします。

ocean 16

クリアファイルにレジン液を少量流します。

ocean 17

ホワイトの着色レジン液を引いた上に透明レジン液を1滴ずつ落とし、海面模様を作ります。

ocean 18

模様ができたら硬化します。

ocean 19

オーシャンの着色レジン液をモールドに注ぎます。

ocean 20

上部の3分の2ほどの範囲に行き渡らせます。上部を下にして傾けた状態で硬化し、グラデーションを作ります。

ocean 21

クリームソーダの着色レジン液を注ぎます。

ocean 22

こちらも同様に上から3分の2程度まで着色レジン液を行き渡らせ、斜めに傾けた状態で硬化してグラデーションを作ります。

ocean 23

封入材として貝殻を使いましょう。

ocean 24

空洞になっている貝殻の中にレジン液を流し入れ、硬化します。これを2回行います。

ocean 25

穴が開いている部分にもレジンを流してフタをし、硬化します。

ocean 26

レジン液を少量注ぎます。

ocean 27

モールドを傾けて全体に行き渡らせます。

ocean 28

レジンを入れて固めた貝殻を2個乗せます。

ocean 29

パールやブリオンなど、他の封入材を用意します。

ocean 30

向かって左側に封入します。

ocean 31

シェルも使いましょう。

ocean 32

バランスよく封入します。

ocean 33

パールやブリオンを向かって右側にも封入し、位置を決めたら硬化します。

ocean 34

レジン液を少量注ぎます。

ocean 35

モールドを傾けて全体に行き渡らせます。

ocean 36

星の砂を使います。

ocean 37

パレットに星の砂を入れ、レジン液を流し入れてすっかり浸します。

ocean 38

竹串の先などで軽く混ぜ、馴染ませます。

ocean 39

エンボスヒーターで気泡を飛ばします。

ocean 40

モールドの下部分に星の砂を置きます。

ocean 41

全体をバランスよく整え、硬化します。

ocean 42

モールドの上から2mmほど残してレジン液を注ぎ入れます。ここでモールドいっぱいにレジン液を入れると大きなバリが出来てしまいますので、気をつけましょう。

ocean 43

竹串などで全体に行き渡らせ、硬化します。

ocean 44

モールドから取り出します。

ocean 45

パーツができました。

ocean 46

別バージョンでもうひとつ作りましょう。クリアファイルにレジンを少量流します。

ocean 47

貝殻にレジン液を付けます。貝殻は、ひとつめの作品と同様に中にレジン液を流し入れて固め、下準備をしてから使用しましょう。

ocean 48

クリアファイルの上に置きます。

ocean 49

貝殻の下にシェルを置きます。

ocean 50

パールにレジン液を少量付け、貝殻の横に置きます。

ocean 51

ストーンにレジン液を少量付け、貝殻の横に置きます。

ocean 52

ブリオンにレジン液を付け、パールとパールの間に乗せます。

ocean 53

動かないようにするため、ペン型LEDライトで仮硬化します。

ocean 55

隙間にレジン液を少量付けた小さなパールを置きます。

ocean 56

隙間にレジン液を少量付けたブリオンを置き、硬化します。

ocean 57

貝殻やブリオンで作ったこのパーツは、後の工程でレジンに封入します。きれいに仕上げるため、でこぼこした面にレジン液を流して滑らかにします。でこぼこが気にならなくなったら硬化します。

ocean 58

モールドの2割ほどの高さまでレジン液を注ぎ、底の部分を平らにします。

ocean 59

モールドを傾けて底全体に行き渡らせ、硬化します。

ocean 60

モールドにレジン液を少量注ぎ入れます。

ocean 61

竹串などで底全体に行き渡らせます。

ocean 62

先に作っておいた貝殻パーツを封入します。表が下になるように配置しましょう。

ocean 63

貝殻パーツの高さまでレジン液を注ぎ、硬化します。

ocean 64

ホワイトの着色レジン液を置きます。

ocean 65

竹串の先などで伸ばし、全体に行き渡らせます。

ocean 66

透明レジン液を1滴ずつ落として海面模様を作ります。

ocean 67

モールドを少し傾けると海面模様に変化が付き、よりリアルに仕上がります。好みの模様になったら硬化します。

ocean 68

上半分にクリームソーダの着色レジン液を流します。

ocean 69

下半分にオーシャンの着色レジン液を流します。

ocean 70

クリームソーダとオーシャンの着色レジン液の境目を竹串でぼかし、硬化します。

ocean 71

モールドの上から2mmほどの余裕を残してレジン液を注ぎ入れいます。モールドいっぱいに入れると大きなバリができてしまいますので、量には十分注意しましょう。

ocean 72

全体に行き渡らせ、硬化します。

ocean 73

モールドから取り出します。

ocean 74

2つめのレジンパーツの出来上がりです。

ocean 75

2つ並べるとこんな感じ。単品でもセット使いでも素敵です。

ocean 76

裏側にはバリができていますので…

ocean 77

ヤスリで削って滑らかに整えます。

ocean 78

穴を開ける部分の角を削り、平らにします。

ocean 79

平らにした部分にピンバイスで穴を開けます。

ocean 80

レジン液を少量付けます。

ocean 81

細目の着色スティックでレジン液を馴染ませ、穴の中をレジンでいっぱいにします。

ocean 82

ヒートンを挿し込み、硬化します。

ocean 83

窪んでいるモールドの注ぎ口部分にレジン液を注ぎ、平らにします。

ocean 84

竹串で全体に行き渡らせ、硬化します。

ocean 85

ヒートンの根本にレジン液を少量付けます。

ocean 86

竹串を用いてヒートンの根本をレジン液でしっかり絡めて硬化します。

ocean 87

全体をレジン液でコーティングします。

ocean 88

竹串を使って全体に行き渡らせ、硬化します。

ocean 89

2つのレジンパーツをコーティングしました。

ocean 90

キーホルダーに仕上げましょう。

ocean 91

 丸カンを開きます。

ocean 92

レジンパーツのヒートンに通します。

ocean 93

キーホルダーパーツに通します。

ocean 94

丸カンを閉じます。

ocean 95

丸カンを使い、雫型パールに通します。

ocean 96

キーホルダーパーツに通します。

ocean 97

丸カンを閉じます。

ocean 98

完成です。

ocean 99

3.まとめ

ブルーとティール系の2色の着色レジン液を作り、それらをツートーン使いして透明感のある海を表現してみました。ひとつはグラデーションで、もうひとつは上下で色分けをしてクリアで爽やかな海水に見立てています。

封入材には貝殻やシェルの破片、星の砂、ブリオン、そしてパールなどをチョイス。貝や砂など実際に海から持ってきた天然素材を使用することで、さらにリアルな海に近づけることが可能です。

貝殻は中が空洞のまま封入すると、大きな気泡ができてしまいます。あらかじめレジン液を注ぎ入れて硬化し、空洞を埋めてから封入することで気泡の発生が防げます。

星の砂も下準備が大切です。気泡ができやすいので、先にレジン液に浸して対策をしてからパーツに封入しましょう。

夏のレジンアクセサリー作りで人気の海面模様もフィーチャーしています。白の着色レジンを1滴ずつ乗せて模様にします。硬化する前にモールドごと傾けて模様に変化を持たせるとより本物のような印象にすることができます。

作家のためのレジンの着色剤のオーシャンとクリームソーダは、どちらも海のデザインの作品にぴったりの色味です。グラデーションやツートーンにしてどちらも使うことによって、海の深さも表現可能。ぜひお試しいただきたい2色です。

気温も湿度も上がり、透明感のある寒色系のアクセサリーが欲しい季節がやってきます。涼しげな海のデザインのレジンパーツ、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介したアイテム

前の記事をみる次の記事をみる
もりもと まきこ
もりもと まきこ
【UVレジンハンドメイドチャンネル】 YouTubeで作り方を配信中♪ パーツクラブ公式アンバサダ...
前の記事をみる次の記事をみる