目次
- 1.材料・道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ビーズ刺繍に限らず、これから始めたい、または始めたばかり、という方にとってはハンドメイドのために高価な材料を揃えるのはちょっとしたリスクですよね。やってみたらあまり好きでなかったと気づくかもしれませんし、生活や仕事に変化が出るなどして趣味の時間が取れなくなる可能性だってあります。
そんな時の救世主が、100円ショップ!値段に見合った少量のパッケージになっていることも多く、低予算でバリエが欲しい時にも嬉しい品揃えです。無駄が出ないので、続くかどうか自信のない初心者さんにとってはまさに願ったり叶ったりの100円均一ショップのハンドメイド材料コーナー。
そんな100均のビーズのみを使用した、お手頃アイテムだけで完成させられるヘアアクセサリーの作り方をご紹介いたします。材料は安価なものばかりでも、選び方や合わせ方次第で上品で大人可愛い印象に。
ちょっとした贈り物に、お子様とのお揃いコーデに…ぜひ試していただきたいレシピです。
ガラスビーズ パール&メタリック セリア
カラフルシェルビーズ
フェルト黒 5cm角
合皮(レザー) 黒 (裏地に使用。フェルトでも可)
ベビークリップ リボン巻き ネイビー 50mm (お好みの物)
布書き用シャープペンシル
チャコペン
接着剤
ビーズステッチ用針
ビーズステッチ用糸
セメダイン
はさみ
フェルトまたはビーズマットを敷き、使用するビーズをパッケージから出して並べます。黒のフェルトに白の布用シャープペンシル(または白の色鉛筆)で円を描きます。
糸の先を玉どめして、フェルトの裏を小さく縫います。
針先にシェルビーズと丸小ビーズをひとつずつ取ります。
シェルビーズのみに針を通します。
シェルビーズを1つ縫い付けたところです。これを繰り返し、あと6粒ランダムに縫い付けます。
全部で7粒縫い付けます。
最初に描いた円が大き過ぎる場合は、ここで小さく描き直します。
円の輪郭に沿って丸小ビーズを縫い付けます。針先にビーズを1粒取り、1粒分の長さを開けて針をフェルトに刺します。
ビーズの後ろから針を出し、ビーズに針を通します。繰り返して周りにビーズをぐるりと縫い付けます。
1周縫い終えたら、ビーズだけに糸を通してもう1周させます。
外殻のビーズ刺繍ができました。
内側にもう1周ビーズを縫い付けます。
2周縫い終えたところです。
空いているスペースにランダムにビーズを縫います。ビーズを1粒針先に取り、1粒分の長さを開けて刺します。ビーズの向きを変えながらランダムに続けます。
表面の刺繍ができました。
裏を小さく縫い、玉どめをします。
余分なフェルトをカットします。
モチーフの出来上がりです。
合皮の裏側に出来上がったビーズ刺繍のモチーフを乗せ、チャコペンまたはボールペンでなぞってラインに沿ってカットします。
合皮をビーズ刺繍のモチーフに接着します。接着には2通りの方法があります。ひとつは、接着剤を全面に縫って仕上げる方法です。もうひとつのやり方は、中央部のみに接着剤を塗って周りをブランケットステッチで縫い合わせる方法です。お好きなやり方を選べます。
このモチーフだけだとクリップ部分が見えてしますので、パーツを追加します。
2.5cm角のフェルトに、小さな円を描き、丸小ビーズで刺繍して埋めます。
丸小ビーズの縫い方は、大きなモチーフと同じです。外郭に2周ビーズを縫い付けてから、中のスペースをランダムに埋めます。
小さいモチーフはクリップ部分を隠すように大きいモチーフに添えて接着します。
裏地の真ん中のみに接着剤をつけて貼り合わせ、フチをブランケットステッチで縫い合わせる方法で仕上げます。
玉どめを表地と裏地の間に隠します。フェルトから針を出し、玉どめを隠します。
レザーから針を刺し、糸を時計回りに針の後ろに回して針を抜き、軽く引っ張ります。これを3mmごとに繰り返します。接着剤が乾いて硬くなった部分に注意しましょう。
1周ステッチをして戻ってきたら…
近くのビーズに針を刺し、玉どめをビーズの中に隠します。
小さなモチーフもできました。両方ともブランケットステッチで仕上げています。
セメダインでピンをモチーフに接着します。セメダインが固まるまで待ちます。
完成です。
少し大きめのシェルビーズを丸小ビーズで固定する方法を取ってメインモチーフを作り、ヘアクリップに仕上げました。ベビークリップを使用したので髪が絡まらず、痛くない仕様です。
ガラスの丸ビーズがシェルの中央の目のようになって、デザイン性もぐんとアップ。落ち着いたメタリックのガラスビーズとシェルという光沢のあるマテリアルを合わせ、また同系色を選ぶことにより、大人っぽい雰囲気になりました。
広い面をビーズで刺繍する時は、ディテール(ここではシェル)とアウトライン(ここでは最初に描いた円)を先に縫い付けて空いたスペースをランダムに小粒のビーズで埋めるときれいにできます。ビーズの向きを変えながら埋めると、自然でランダムな印象になります。
ビーズ刺繍のメインモチーフができあがったら、裏側に同サイズにカットした合皮を貼り付けて仕上げます。その際、2通りのやり方があります。
ひとつは、接着剤のみで貼り付ける方法です。合皮の端っこまでしっかりと接着剤を塗り広げ、メインモチーフの裏側のフェルトと重ねたら指で押さえて貼り合わせます。て早く簡単なので、ビーズ刺繍を始めたばかりのビギナーさんにおすすめの方法です。
もうひとつの方法は、ブランケットステッチで仕上げます。その場合は接着剤は中央部分のみに塗り、端には付かないように気をつけます。糸でぐるりと1周ステッチをしたら玉止めを中に隠して仕上げます。この方法は完成度が増すので、余裕のある方やワンステップ上の仕上がりを求められる上級者さんにおすすめです。
ここでは後者の方法を用いて仕上げていますが、お好きなやり方で試してみると良いでしょう。
普段使いできるヘアアクセサリーは、ちょっとした贈り物にも喜ばれます。お団子ヘアにちょこんと挟むだけで可愛くヘアアレンジできるヘアクリップは中でも人気です。2つ作ってお子様とお揃いで楽しまれるのも良いですね。