収納袋になる吊りポケット付きでコンパクトに畳める、1枚布の折りまち付きトートバッグの作り方
作品レシピ
2022年08月11日

収納袋になる吊りポケット付きでコンパクトに畳める、1枚布の折りまち付きトートバッグの作り方

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小さく折りたためるトートバッグは、荷物が増えてしまった時や急なお買い物の際に活躍するものです。今回ご紹介するバッグは、A4サイズが縦でも横でも入る大判サイズ。サブバッグやエコバッグに最適です。 

 

内側に付けた吊りポケットの中に本体がコンパクトに収納できる設計なので、いつものバッグの底に常備することできる優れもの。まちがついているので幅のあるものも傾けずに入れることができ、予定外の大きなお買い物にも対応できます。 

 

1枚カバンに忍ばせておくのにぴったりのサイズと設計。とっても便利なトートバッグの作り方をご説明いたします。 

 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具


・本体生地1枚 横38cm 縦100cm(無地または柄の方向性のない生地がおすすめ)
・持ち手生地2枚 横14cm 縦65cm
・吊りポケット生地1枚 横22cm 縦37cm
・裁ちばさみ

・定規

・チャコペン

・クリップ

まち針


・ミシン
・アイロン

2.作り方


バッグの完成サイズは横35cm、縦39.5cm、まち12cmです。A4サイズが縦向きでも横向きでも入るサイズです。中の吊りポケットに折りたたんだバッグを収納することが出来る設計です。

tote 01

生地購入の際は、幅100cm以上のものを選びましょう。1m必要です。

tote 02

本体の生地を横38cm、縦100cmにカットします。

tote 03

持ち手の生地2枚を横14cm、縦65cmにカットします。

tote 04

吊りポケットの生地を横22cm、縦37cmにカットします。

tote 05

吊りポケットを作ります。

tote 06

ポケットの入り口を三つ折りで縫います。生地の表を下にして、上端を1cm折ってアイロンをかけます。

tote 07

さらに1cm折ってアイロンをかけます。

tote 08

折った内側の際をミシンで縫います。

tote 09

上端から15cmを測って印を付けます。

tote 10

印を付けたところで生地を折り上げます。

tote 11

生地の両端を縫い代0.5cmのところを縫います。

tote 12

生地の両端を0.5cm〜1cmのところで折ってアイロンをかけます。

tote 13

さらに0.5cm〜1cmのところで折ってアイロンをかけ、クリップで止めます。反対側も同じようにします。

tote 14

折った内側の際をミシンで縫います。

tote 15

吊りポケットの完成です。

tote 16

持ち手を作ります。生地の表を下にして半分に折り、アイロンをかけます。

tote 17

生地を広げて中心に向かって両端を折り、アイロンをかけます。

tote 18

さらに半分に折ってアイロンをかけます。

tote 19

両端を同じ方向に向かってミシンで縫います。

tote 20

もう一枚も同様に折って縫います。

tote 21

本体の生地に、持ち手を仮縫いします。生地の表を下に向けます。

tote 22

生地の袋口を1cm、3.5cmのところで折ります。まず1cm折ってアイロンをかけます。

tote 23

さらに3.5cm折ってアイロンをかけます。

tote 24

反対側の袋口も同じように1cm、3.5cmのところで折ってアイロンをかけます。

tote 25

持ち手を仮縫いします。生地の表を外にして、折ったところを一度元に戻します。

tote 26

両端から9.5cm測った所に印を付けます。

tote 27

持ち手の外側と印を合わせてまち針で固定します。

tote 28

持ち手を仮縫いします。縫い代0.5cmで持ち手を仮縫いします。

tote 29

反対側も同じように縫います。持ち手の仮縫いが出来ました。

tote 30

バッグの脇を袋縫いします。生地が外表になるように半分にします。上端の折っているところは一度戻します。

tote 31

両脇を揃えてまち針で固定します。

tote 32

まちを付けます。下端から6cm測って印をつけます。

tote 33

6cmのところで折ってアイロンで折り跡を付けます。

tote 34

まちになる部分の生地を内側に入れます。

tote 35

折り跡を付けたところで折り返してまち針で固定します。

tote 36

横から見るとこのようになっています。

tote 37

生地の両脇を縫い代0.5cmで縫います。

tote 38

底はこのようにまちが付きました。

tote 39

生地を中表に裏返し、角を綺麗に整えます。

tote 40

生地の端を整えます。1度アイロンで縫い目の上を押さえると、縫い代が割れて端がきれいに整います。

tote 41

脇の縫い目を端に持ってきてまち針で固定します。

tote 42

反対側も同様にします。

tote 43

端から1cm内側を縫います。脇にタグを挟む場合は、この時に一緒に挟んで縫いましょう。生地をめくってテープなどで内側に固定します。

tote 44

ここでは上端から10cmくらいの所にタグを固定しますが、お好きな所に付けられます。

tote 45

縫い代1cmで両脇を縫います。

tote 46

裏返すとタグがこのように付いています。

tote 47

袋口を縫います。先ほど折った1cm、3.5cmを折り目に沿って戻します。脇の縫い代は前側、後ろ側のどちらに倒しても構いません。

tote 48

まち針で固定します。

tote 49

1cm挟んで縫うので、作っておいた吊りポケットを袋口の三つ折りに挟んで縫います。ポケットの上から1cmのところに印をつけます。

tote 50

本体生地と吊りポケットの中心を合わせます。持ち手の下側に入れ、先ほど付けた印まで差し込んでまち針で固定します。

tote 51

折った内側の際をミシンで縫います。

tote 52

持ち手を上に上げてまち針で固定します。

tote 53

反対側も同じようにします。バッグの上端を、持ち手も一緒に挟んでミシンで縫います。

tote 54

バッグの上端が縫い終えたところです。

tote 55

持ち手のところはもう一度縫います。まず四角に縫って、中をバツに縫います。

tote 56

縫い目の上を縫うと見た目も綺麗になります。

tote 57

表から見るとこのようになります。

tote 58

生地を裏返して、底のまちを整えます。

tote 59

アイロンで形を整えれば完成です!

tote 60

畳んで吊りポケットの中に入れれば、こんなにコンパクトになって持ち運びに便利です。

tote 61

3.まとめ

出かけた先で荷物が増えてしまったり、ちょっとお買い物をして袋物が欲しい時などのために、サブバッグは常備して出歩きたいもの。小さく折り畳んでいつものバッグの底に入れておけるトートバッグの作り方をご紹介いたしました。1枚布で作れる、シンプルな折りまち付きのタイプです。

出来上がり寸法はA4サイズが入る大きさで、底に折りまちをつけてあるので大きめのものでもすっぽり入れることが出来ます。これなら帰宅途中で予定外のお買い物をしても安心です。

リネンの生地を使うと、クタっとした可愛い仕上がりになります。中に付けた吊りポケットはちょっとした小物を入れられるだけでなく、バッグ本体をコンパクトに収納できる便利な仕様となっています。いつも持ち歩くバッグの底に入れてもかさばらないので大変便利です。

袋縫いという布端が隠れる方法もご紹介いたしました。袋縫をすると、表も裏もきれいに仕上がります。本来必要なジグザグミシンなどでの布端の処理が必要がなくなるため、よりスピーディーに完成させることができます。さらに縫い目も補強されるので、袋縫いをすると耐久性もアップ。バッグ作りに向いている方法です。

縫う手順などはレシピに沿う必要がありますが、作業としては直線に縫うだけ!簡単にトートバッグを作ることが出来ますので、初心者の方にもトライしていただけます。便利な実用品のハンドメイド、まち付きのトートバッグから初めてみるのはいかがでしょうか。

こちらで動画もご覧になれます。

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