目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
毎月楽しみな「作家のためのレジン」のパッケージデザイン。新作は、スイカとキウイです。どちらも可愛いけれど、個人的には真っ赤な果肉とクールな緑色の皮のコントラストが夏らしいスイカに軍配!その姿を見ていたら、ハンドメイドに取り入れたくなってしまいました。
去年に続き、今年もスイカの当たり年。今シーズン、すでに7、8回買っていますが、どれも甘くてシャキシャキでとっても美味しいんです。アルバムに入れて記録したいと思っているので、ページの飾りになるペーパーパーツを作ることにいたしました。
使うのは、サークルパンチとホールパンチ。ペーパークラフトの基本のツールのみで作れるレシピです。よりそれらしいスイカの種が作れる、ハートをしずくの形に変身させる方法もご紹介いたします。
・サークルパンチ(2、2.25、2.5インチ)
・ハートのパンチ(あれば)
・黒、赤、白、緑のペーパー
・ペーパートリマー(あれば)
・テープのり
・ペン型ののりまたは細く出せるボンド
・ピンセット(あれば)
・ハサミ
・クイックスティック(あれば)
サイズ違いのサークルパンチを3つ使います。サークルの直径は、希望の出来上がりのスイカのサイズに合わせて選びます。
3つのパンチが0.25インチ違いになっていれば、大きくても小さくてもOKです。ここでは2、2.25、そして2.5インチのサークルパンチを使います。
直径がいちばん大きいパンチ(ここでは2.5インチ)でグリーンのペーパーをカットします。パンチはレバー式なので机の上に置いて上から押し下げるようにして使うことが多いと思いますが、私は上下をひっくり返して刃を上に向けてカットします。ペーパーが見えてギリギリまで寄せられるので、ペーパーの無駄が防げます。
真ん中のサイズ(ここでは直径2.25インチ)で白のペーパーを、いちばん小さいパンチ(直径2インチ)で赤のペーパーをカットします。
白のサークルの片面にテープのりをつけて…
グリーンのサークルの真ん中に貼り付けます。表から見えるグリーンのふちの幅が均一になるようにします。
同様に赤のサークルの片面にテープのりを付け、白のサークルの真ん中に貼り付けます。
ハサミまたはペーパートリマー(選び方と使い方はこちら)を用い、サークルの真ん中でカットします。トリマーを使う場合は、1.25インチの目盛りにサークルの端を合わせてカットします。
ハサミで切る場合は、定規で印をつけて鉛筆などで線を引くと偏りなく2分割できます。定規要らず、印要らずなので、トリマーがあるとより早く、そしてより正確にカットができます。
スイカのスライスが2つできました!でも何か足りない?そうです、種です。食べる分には種なしスイカがいいけれど、ハンドメイド作品のモチーフにするなら断然種入り!赤い果肉に黒いつぶつぶが映えて、うんと可愛くなります。
手っ取り早く種を入れたければ、穴あけパンチがあれば十分です。5サイズの穴があけられるマルチホールパンチなら、ちょうどいい大きさの種が選べます。
黒のカードストックをパンチ。
小さなパーツを貼り付けるには、ペン型ののりやノズルが細いボンドが便利です。
スイカの種のような極小の場合は、パーツの裏側にのりを付けるのではなく…
台紙(スイカの実)の方にちょこんと乗せます。
のりをつけたところに種を重ね置きます。小さくて摘みにくい場合は、ピンセットを使うと良いでしょう。
あればクイックスティックが最適です(詳しい説明と使い方はこちら)。
種を入れたらグッとスイカらしさが増しました。
もっとそれっぽくしたい場合は、穴あけパンチではなくハートのパンチを使います。
大きいハートのパンチを使ってデモンストレーションいたしましょう。黒のペーパーをパンチしてハートの形にカットします。
指またはピンセットなどで支え、ハートの真ん中の窪みから尖った先に向かって曲線で半分にカットします。
ハートからしずくの形に変える方法です。
これをうんと小さいハートのパンチで作ってスイカに並べれば…
よりスイカらしくなりました。
食べやすくスライスしたバージョンも作りました。カードのモチーフに、アルバムの飾りに…サイズや形などにバリエーションがあるとバランスが取りやすく、デザイン性もアップします。
サークルパンチさえあれば簡単に作れる、ペーパーのスイカのレシピをご紹介いたしました。スイカは赤い果肉、白の中果皮、そして緑の外側の皮と、スライスした時の断面がビビッドで見た目も可愛いフルーツです。パキッと色分けされた層は、まるで「ペーパーで表現して」と叫んでいるかのよう!
完璧な円形が一瞬にしてカットアウトできるサークルパンチを使えば、スイカの形作りは容易です。赤、白、緑の層は、3つのサイズ違いのパンチでカットしたサークルを重ねることで、これもまた簡単に実現できます。
サークルパンチはどこのメーカーのものもたいていは直径0.25インチ(約6mm)刻みで揃っています。スイカだけでなく、フレーム付きのラベル作りやギフトタグ作りなどにも使えるので、サイズ違いで持っていると大変重宝します。
スイカの種は、ホールパンチで手軽に作れます。クラフト用のサイズが選べるものがあればよりバランスの良い種を選ぶことができますが、事務用品の穴あけパンチでも同じようにできます。
さらにスイカの種らしくしずく型にカットしたい場合は、ハートのパンチでカットしたピースをハサミで部分的に切り落として変身させます。曲線を描くように丁寧にカットすれば、左右対称のしずく型が上手に作れます。
パンチやハサミでカットしたごく小さなペーパーパーツを貼り付ける際は、ペン型ののりや先が細く出せるクラフト用ボンドを使います。反対の指で押さえるスペースさえないような極小のパーツの場合は、台紙の方にのりを付ける方が上手くいきます。ここでは種の裏ではなく、スイカの果肉の方にボンドをちょこっと付けてその上に種を置きました。
小さなペーパーパーツを移動させる際は、ピンセットを使います。それよりももっと使いやすいのが、クイックスティックという専門のツールです。練り消しゴムのような素材がペン先から頭を出していると言ったらイメージしやすいでしょうか。シークイン(スパンコール)やビーズなどにも使えるので、ペーパークラフト以外でも大活躍間違いなしです。
ここではスイカを作りましたが、ペーパーの色やデザインを変えればオレンジやレモン、キウイやりんごなどにもアレンジ可能!少ないツールで色々作れる、夢のあるクラフトです。サークルパンチで作る季節のフルーツで、カードやアルバム作りを楽しみましょう。