作品レシピ
2023年08月05日

レトロな雰囲気が可愛い!レジンのアンティーク風ボタンの作り方

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今回はレトロな雰囲気が漂うアンティーク風ボタンをレジンで簡単に作る方法をご紹介いたします。難しい工程もなく、簡単かつあっという間に完成させられるので、レジン初心者の方も挑戦しやすいレシピです。 

 

くるみボタンのように裏面に足を付けて使っても可愛いですし、ピアスやブローチに加工するのもオシャレです。お好きなアクセサリーに加工してお楽しみいただけます。 

 

アンティーク風とべっこう風の2種類のボタンの作り方を、レジンの着色の仕方やおすすめの着色剤のご紹介と合わせて詳しくご説明いたします。 

 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

作家のためのレジン

着色剤

調色パレット

調色スティック

エンボスヒーター

ボタンモールド(アンティーク風)

ボタンモールド(べっこう風)

UVライト

油性細字マーカー(ゴールド)

マスキングテープ

2.作り方

〈アンティーク風ボタンの作り方〉

着色レジンを作ります。調色パレットを用意し、マスキングテープで拭って埃を取り除きます。

1

レジンを入れます。

2

レジンを着色します。金色のペイントが映えるよう、ボタン本体の着色には黒などの濃い色を選びます。

3

黒の着色剤を多めに入れます。ここで使用するのは、レジン液をもとにして作られたためそのままでも硬化できる「作家のためのレジン」の着色剤。ですのでいくら濃く作ってもきちんと固めることができます。

4

一般的な顔料着色剤は紫外線を遮るため、濃く着色したレジンは硬化しにくく上手くいきません。「作家のためのレジン」の着色剤がない場合は、着色レジンを数回に分けてモールドに入れてその都度ライトを当てて層にしながら仕上げれば未硬化を防ぐことができます。

調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。

5

エンボスヒーターで温めて気泡を抜き、冷まします。

6

モールドに着色レジンを入れます。気泡が入らないよう丁寧に施しましょう。

7

120秒硬化します。

8

モールドを裏返して、裏側も120秒硬化します。

9

マスキングテープを小さく切って両端を折り、中央にボタンを貼ります。

10

ボタンを金色のマーカーで塗って仕上げます。細字で油性のものを使用しましょう。太字のペンでも問題はありませんが、作品が小さいので細字の方が扱いやすいと思います。

11

凹凸のある部分を優しく撫でるように塗ります。力を入れずに優しく施すことで溝までインクが染み込まず、表面だけに塗ることができます。

12

中央をベタ塗りにします。マーカーの跡や塗り漏れがあってもアンティークなリアルな傷に見えるので気にする必要はありません。

13

しっかり乾かせば完成です。

14

〈べっこう風ボタンの作り方〉

茶色と黄色の着色剤を使って、濃い茶色と薄い黄色の2種類の着色レジンを作ります。

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2つの調色パレットにそれぞれレジンを入れます。1つに茶色を多めに1滴、もう1つは黄色と茶色を少量ずつ加えてしっかり混ぜます。

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薄い黄色の着色レジンをモールドの7割くらいまで少しずつ入れます。

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濃い茶色の着色レジンを少量入れて軽く混ぜます。

18

先程使用した黒の着色レジンを茶色の上に垂らして同じように軽く混ぜます。黒を入れることで深みが出せます。

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この工程を何度か繰り返して色を濃くします。混ぜすぎると色が均一になるので、トントンと叩くように施しましょう。

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表と裏をそれぞれ120秒硬化します。

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金色のマーカーで外側を塗ります。余分な箇所にペイントが付かないように、塗らないところはマスキングテープで保護して施しましょう。

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乾けば完成です。

23

3.まとめ

レジンで簡単にレトロな雰囲気が漂う、アンティーク風とべっこう風の2種類のボタンのレシピをご紹介致しました。仕上げに金色のマーカーを塗ることで重量感のある仕上がりになります。

今回はたっぷり入れてもちゃんと硬化する「作家のためのレジン」の着色剤を使用しました。主材料がレジン液なので、原液そのままでも固めることができるユニークな新商品。濃い色のレジン液でも未硬化を起こすことなく仕上げられるので、ここでご紹介した作品に最適の着色剤です。

通常の着色剤を使う場合、多めに入れると硬化しにくくなってしまいます。このレシピだと、モールドに入れたレジン液の内側まで光が届かずに未硬化のままになってしまう恐れがあります。そんな時は、モールドに少し入れては硬化する工程を繰り返し、数回に分けて成形すると良いでしょう。

マーカーは細字で油性のものを使用しましょう。太字のペンでも問題はありませんが、作品が小さいので細字の方が扱いやすいと思います。金色ではなく銀色を使用しても、また違った仕上がりになって可愛いと思います。

マーカーでボタンの凹凸を優しく撫でるように塗り、力を入れずに優しく施しましょう。溝までインクが染み込まず、表面だけに塗ることができます。中央をベタ塗りにする際、ペンの跡や塗り漏れなどは気にせず施しましょう。アンティーク感のあるリアルな傷に見えるのでむしろ良いです。

べっこう風のボタンは、濃い茶色と黒の着色レジンを少量ずつ入れては軽く混ぜる工程を繰り返しましょう。混ぜすぎると色が均一になるので、トントンと叩くように優しく施しましょう。

ボタンの裏はツルツルとしているのでくるみボタンのように足を付けてボタンとして使用しても良いですし、ブローチやピアスに加工するのもお勧めです。アンティーク風のレトロボタン。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

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