目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
粒感がしっかりとしていて、透き通る果実。思わずパクっと食べたくなりそうなみかんのレシピをご紹介いたします。
みかんのモールドは要りません。薄型の丸い型を部分的に使えば十分みかんの形になるのです。粒を描いては硬化、描いては硬化…と繰り返しの地道な工程もありますが、できあがったみかんはとてもリアル!
凹凸が乱反射を生み出してみかんをキラキラとさせてくれるので、ピアスやイヤリングにぴったりです。詳しい作り方をご説明いたします。
レジン液
モールド
着色剤
調色パレット
調色スティック
デザインナイフ
やっとこ
UV/LEDライト
エンボスヒーター
シリコンパレットや適当なモールドを用意し(道具の説明はこちら)、マスキングテープで埃を取り除きます。
綺麗にしたシリコンパレットに透明のレジン液を注ぎ入れます。
オレンジに着色します。
透明のレジン液に着色剤を数滴落とし入れ、調色スティックでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。
左下の一番小さくて薄い円の型を使います。マスキングテープで埃を取り除きます。
モールドを傾けた状態で型の約4分の1に着色レジンを流し入れます。
モールドを左右に傾けて着色レジンを広げます。三日月のような形になったら、モールドを傾けた状態で90秒硬化します。
同じ物をもう1つ作ります。
片方のパーツを平らな面が上になるように置き、オレンジの着色レジンを面全体に乗せます。
もう片方のパーツの平らな面をそっと乗せます。横から見ながら、綺麗に重なるように微調整します。
ピッタリと重ねて90秒硬化します。
みかんらしい丸みを持たせるため、デザインナイフを使って鋭利な3辺を削ります。デザインナイフで削る代わりにやすりで擦っても良いでしょう。細かい作業なので作業しにくいと感じられる場合は、直接ライトを当てて見やすい状態にして行いましょう。
両先の尖っている部分を切り落とします。
平らに切り落としたみかんの先にピンバイスで穴を開けます。
ヒートンの先にオレンジの着色レジンを少量付け、ピンバイスで開けた穴に刺して60秒硬化します。
ヒートンが取れやすい状態なので、着色レジンを付け足し補強します。
ヒートンがしっかりと固定されていることを確認して平やっとこで挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。
コーティング用のレジン液をみかん全体に塗布します。
回して全体にレジン液を行き渡らせつつ塗り漏れがないことを確認します。そのまま回しながら60秒硬化します。
置いた状態でさらに120秒硬化し、さらにひっくり返して120秒硬化します。
しっかりと硬化が出来ていることを確認し、粒を描きます。爪楊枝で着色レジンを少量取り、一滴落としてスッと上に伸ばします。
何個か描いたら60秒硬化します。
同様に隙間に粒をどんどん描きます。大きさや形はばらばらで構いません。細長い雫を次々と描き足します。
数か所描いては硬化、を繰り返します。隙間がなくなったら重ねて描きます。
隙間がなくなるまでびっしりと粒を描き終えたら、表面をさらに120秒硬化します。
表面がしっかり硬化出来ていることを確認したら、もう片方の面にも同じように粒をびっしり描きます。
ピアスフックなどと繋げて完成です。
粒の凸凹に光が乱反射してきらきらと輝く様子が美しい、レジンのみかんのレシピをご紹介いたしました。適当に粒を描いただけなのにかなりリアルなみかんに仕上がります。
みかんの土台には100円ショップで購入できる薄型の丸いモールドを使用しました。別々に作った2つのパーツを綺麗に合体させられるよう、なるべく同じ形に作るのがリアルに仕上げるポイントです。みかんの両端が円の半分まで来るようにしたり厚みが揃うようにしたりと、ご自身で目安を決められて作ると良いでしょう。
レジンを固めてモールドから取り出すだけではラインが鋭く、剥いたみかんというよりはカットしたメロンのような印象になってしまいます。そこでデザインナイフで鋭利な3辺を削って丸みを持たせます。みかんらしい形を表現する重要な工程ですので、手元を明るくし、全体のバランスを見ながら丁寧に削りましょう。
粒は隙間がなくなるまで描いては硬化を繰り返します。基本的にし下から上に描きますが、上の辺の中心に向かうように描くとよりリアルになります。
小さくても乱反射してきらきらするのでピアスやイヤリングとしてお勧めです。ぜひ作ってみてはいかがですか。