目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
穏やかな日差しに春の訪れを感じる3月。いよいよ桃の節句の季節です。桃の節句と言えば、赤(ピンク)、白、そして緑の3色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?ひなあられやひし餅などに使われているこの3色を組み合わせるだけで簡単に春らしいブローチが作れます。さらに金色を加えるとグッと華やかな雰囲気になりますよ!
今回はひなあられをモチーフにしたコロンとしたかわいらしい形のビーズ刺繍ブローチをご紹介します。見ているだけでウキウキした気分になれる、そんなブローチを一緒に作ってみませんか?
・ビーズ(ピンク・特小)
・ビーズ(白、金色)TOHO 蔵出しビーズ 六角小 No.121、22A
・ビーズ(ペールグリーン)
※上記は今回使用したビーズです。お手持ちのビーズで代用可能です。
・ビーズ用刺しゅう針
・ほつれ止め液
・糸(スパンミシン糸 #60 白)
・はさみ
・合皮
・ブローチピン
・フェルト
・マーキングフィルム
まず最初に、図案に使えそうな丸いものを探します。スティックのり、ミシン糸、小瓶など、大小2つの円が描けそうなものなら何でも構いません。目安として、ここでは大きい円に直径2.5cm、小さい円には直径2cmくらいのものを使用しています。お好みで用意しましょう。
今回はこちらの2つを使うことにしました。
フェルトに描き写します。
糸は2本どりで使用します。使用する針はビーズ専用でなくても構いません。ビーズの穴を通るものであれば何でも使えます。
使用するビーズの大きさや色は、お好みで用意します。もしもビーズのサイズで迷う場合、初心者の方には丸小ビーズをおすすめします。
最初は外周から刺繍をします。2つずつバックステッチで縫い付けます。
《バックステッチのやり方》
1で針を表に出します。
ビーズを2つ針に通します。
2に針を入れます。
3から針を表に出します。
進行先のビーズ1つに針を通します。
これを繰り返します。
バックステッチについてもっと詳しく知りたい方には、こちらをご覧いただけます。
https://web.croccha.com/magazines/backstech_0306
外周から丁寧に刺繍をします。
一周目の刺繍が終わりました。
続いてそのすぐ内側を刺繍します。
2周目の刺繍ができました。この要領でどんどん中心に向かって刺繍をします。
小さな円の刺繍が終わりました。
続いて大きな円の刺繡をします。
こちらも外周から刺繍をします。
先ほどと同様に円の中心に向かって隙間なく刺繍をします。
大きい円の刺繍が終わりました。
最後に裏側を仕上げます。余分なフェルトをハサミでカットし、周りにほつれ止め液を塗ります。本体にマーキングフィルムを貼ってブローチピンをつけた裏地をブランケットステッチで縫い付けます。
詳しく知りたい方には、こちらをご覧いただけます。
https://web.croccha.com/magazines/bees_%20broach_2201
完成です!
桃の節句から春まで長く使えるビーズブローチの作り方をご紹介いたしました。ピンク、白、そしてグリーンの3色を組み合わせるだけでひし餅やひなあられを思わせる日本の春の雰囲気に。フェルトにビーズを縫い付ける基本の手法で完成させられます。
図案は身近にある筒形や丸形の小物を輪郭をなぞるだけなので、絵心に自信のない方でも気軽に挑戦できるのがいいところ。大小の円をバランスよく並べ、小さい方から先に刺繍をします。
ビーズを縫い付ける時は、図案に沿って外側をぐるりと一周させるところからスタート。続いて内側へ、内側へ、と円をビーズで埋めれば、小さい方のひなあられの出来上がりです。大きい方も同様に進めます。
ここで使う基本のテクニックは、バックステッチ。面をビーズで埋める際に最適の刺し方です。詳しい説明やきれいに刺すコツなどを書いた別のマガジン記事がありますので、ビーズ刺繍はじめてさんや興味をお持ちの方にぜひお読みいただけたらと思います。
パステルカラーのビーズを組み合わせた、ひなあられにインスパイアされたビーズブローチ。春を待ちながら作るのにぴったりです。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。