カラースキームとは?色合わせに自信が持てる、4つのトリック
基礎テクニック
2020年07月08日

カラースキームとは?色合わせに自信が持てる、4つのトリック

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インクの色選びに自信が持てない、とよく聞きます。次はどの色を足そうかな、と悩んでカード作りの途中で手が止まっちゃうこと、あるのではないでしょうか? 

  

せっかくうまく行っていたのに、迷った末に取り入れた色が先に使っていた色と思った以上に近くて同じに見えてしまったり、逆に対象色を隣り合わせてしまって目がチカチカしたり…構図と並び、配色はカード作りの永遠の課題です。 

  

でも難しいからこそ、ピタッと決まった時はうれしいもの。「配色、お見事!」と言われてみたいですよね。 

  

色彩理論(カラーセオリー)を軸にしたワークショップを行ったこともありますが、最近は直感も同じくらい大切だなと思うようになりました。何より、趣味のカード作りは楽しくなくっちゃ意味がありません。 

  

今日は美術用語や難しい理論は一切なしで、自分の中の「可愛い!」、「素敵!」、「これいいかも!」というフィーリングのみに頼る、楽しい配色方法をご紹介いたします。 

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目次

  1. 1.カラースキームとは?
  2. 2.カラースキームの決め方
  3. 3.まとめ

1.カラースキームとは?

最初にカラースキームを作ることで、クラフト作業中の迷いやストレスは解消されます。カラースキーム(color scheme)は日本語では色彩計画、または配色計画と訳されているようです。

聴き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、決して専門的なコンセプトではありません。美術の知識や経験がなくても、普段からどなたでも実践しています。

たとえば、「新居はブラック&ホワイトのモノクロでまとめて、アカシア木材の色で明るさと温かさをプラスしています」と言う方へのお祝いに、原色の柄入りクッションなどは選びませんよね。黒、白、茶色(木の色)というカラースキームに反するからです。

「海中をテーマにしたパーティーなので、オーシャンカラーの服装で来てください」という招待を受けたら、ブルーやグリーン系の寒色を選びます。カラースキーム外の赤やオレンジなどの暖色のドレスを着て行ったら、空気の読めない人と認定されてしまうことでしょう。

カード作りに当てはめて言うと、カラースキームとは「今日はこれとこれとこれ」と最初に決めたインクパッド数個のこと。2色でも5色でも、10色でもそれ以上でもOKですが、途中で魔が差しても増やしません。

実際のカード作りの作業に入る前に自分で決めたルール内でのクラフトに、無限大に自由なそれとはまた違った面白さを発見されることと思います。

2.カラースキームの決め方


では、どうやったらその「これだ!」という数色のインクの組み合わせにたどり着けるでしょうか。私が実践している4つの方法をご紹介いたします。

とにかくトライ!

はい、そのまんま。今日は色で遊ぶぞ!と決めて、持っているインクパッドを山積みにして片っ端から合わせてみます。

あわよくばカード完成まで漕ぎ着けちゃおう、なんて言う欲張りな考えは捨ててしまうのが唯一の必勝ポイント。とにかく純粋に色だけにフォーカスして、指をインクだらけにしながらあれこれ組み合わせます。

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いくつかコンビネーションができると、即刻ボツなもの、まあアリかもしれないけれどパッとしないもの、もしかしたらいいかも?とポテンシャルを感じるものなどに紛れて、「これだ!」というものが出てくるかと思います。それが、いつかカード作りに採用されるカラースキームです。

色名を記載してチャートにしておけば、「これ、何だったっけ?」なんて試し直す二度手間が省けます。

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しょっちゅうではなく、新しいインクを買い足したり、パッドが乾いて複数を処分した時など、主に所持数に変動があったときに実践しています。

中には気に入って7年も頼り続けているカラースキームも。

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長年私のブログを読んでくださっている方々には、出てくるたびに「またこれか」と呆れられているかもしれません。

この3色コンビも、2年前のワークショップのテーマカラーにして以来気に入ってリピートしているカラースキームです。

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最近、遅ればせながら「ゆめかわいい」という言葉を知って、こんな感じかな?と手持ちのインクで試しているところ。

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難しいけれど、インク遊びは楽しいです。
ちなみに私はこの遊びを密かに「配色祭り」と称しています。

セットインクを使う

インクには、数色がセット売りされているものもあります。18色とか24色とかのシリーズのコンプリートセットではなく、その中の数色がピックアップされているセットのことです。

アメリカのスタンプ会社のインクパッドは同じ色がフルサイズとミニサイズで展開されていることが多く、1インチ(約2.5cm)四方の小さな正方形のキューブ型の4色セットがお手頃です。

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デザインのプロがコーディネートした4色の組み合わせなら間違いなし!自信がないなら付け加えたりせず、このセットのみでプロジェクトを仕上げます。

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スワッチを作る

これは少し回り道かもしれませんが、色見本(スワッチ)を作っておくのもカラースキームを決める際に役立ちます。

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1枚のシートにチャート状に並べた色見本だと2色または3色を取り合わせた時のイメージが沸きにくいので、小さくカットしたペーパーに1色だけスタンプしてカードリングで止めるなどして、必要なときにバラバラにできるようにしておきます。

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こうすることで、テーブルの上をインクパッドでいっぱいにすることなく、気軽にカードをシャッフルしながら相性の良いカラーを見つけることができます。

ピンク〜レッド系、イエロー〜オレンジ系と、だいたいのグループに分けて保管しています。

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お気に入りアイテムから拝借する

自分ではなかなか思いつかないような配色の本の表紙やお店のフライヤー、お気に入りのハンカチやエコバッグなど、身の回りにはおしゃれなカラースキームのお手本がいっぱい!
可愛い!素敵!と感じた配色を最も近い色の手持ちのインクで再現してみるというのもひとつの方法です。

一部緩和されましたが、まだまだ続く外出自粛令のため着て出かける機会のないワンピース。

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背景が白なので雰囲気は違いますが、配色の参考としては十分役立ちました。殿堂入りしそうな予感です。

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夫のシャツでもチャレンジ。

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これもまたいい感じになりました。

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夫のシャツは私の好みで95%の割合でチェック柄なので、どれもカラースキームの参考になりそうです。

先日買ったポケットティッシュのパッケージの配色は、夏のカードに良さそう!

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目線を変えてぐるりと見渡してみると、インクで再現したくなるカラースキームが家のあちこちで見つかるかもしれません。

3.まとめ

カード作りの悩みのひとつ、色合わせ。配色は生まれ持ってのセンスと思って諦めてしまったらもったいない!自信がなかったら行き当たりばったりでインクを選ばず、作業に入る前に「今日はこれだけを使う」とカラースキームを決めて、それ以外には手を伸ばさないやり方を考慮してはいかがでしょうか。

とにかく手持ちのインクをあれこれ合わせてみる、セットに頼る、スワッチを作ってシャッフルする、お気に入りアイテムの配色をインクで再現してみる…などなど、カラースキームを決める方法はいろいろあります。

ご自分に合った方法を見つけ、色合わせに自信が持てるようになったら、スタンプを使ったクラフトがますます楽しくなることでしょう。

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編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在...
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