目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
他のお花と合わせやすく、ころんとした可愛らしい姿形と小さめサイズが人気のかすみ草。レジンアクセサリーの封入材として大変人気のあるドライフラワーのひとつです。色バリエも豊富でついつい集めてしまいますよね。
でもいざ作品に取り入れようとすると、「ちょっと色味が…」、「もう少し淡い色合いだったら…」なんていうことも。今日はそんな時に覚えておくと役に立つドライフラワーの着色方法をご紹介いたします。
着色と言ってもけっして染料や顔料を買い求める必要はありません。レジンを使ったハンドメイドを楽しまれている方ならすでにお持ちであろう着色剤を使うのです。
染めるというよりは、カラーレジンでコーティングすると言った方が正しいかもしれません。レジン液にお花を浸すことは、気泡対策としてすでにお馴染みですよね。つまり気泡対策を透明のレジン液ではなくお好みの色味に着色したカラーレジンで行うというわけです。
お花の着色と気泡対策を同時にやってしまおうという、とっても合理的なやり方で作るレジンのピアス。注意点などを含め、詳しいレシピをご紹介いたします。
・作家のためのレジン
・調色パレット
・作家のためのレジン 着色剤(パープル、レッド、ブラック)
・竹串
・エンボスヒーター
・かすみ草のドライフラワー
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・モールド
・ラメ
・ヤスリ
・ピンバイス
・調色スティック
・ヒートン
ITEMID:21546
・コーティング液
・シリコン付きクリップ
・ピアスパーツ
・UV-LEDライト
作家のためのレジンを使います。
調色パレットにレジン液を流し入れます。
作家のためのレジンの着色剤で色を付けます。
パレットのレジン液にお好みの量のパープルとレッド、ブラックの着色剤を加えます。
よく混ぜます。
必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。
着色されていないかすみ草のドライフラワーを使います。
ここからが今日のポイント。いつものように着色されたかすみ草を使う場合は、ここで透明のレジン液に浸して気泡対策をします。しかし今回は透明レジンの代わりに先に作った着色レジンを使用することで、お花の着色と気泡対策を同時に行うというわけです。
お花から空気がぷくーっと出てきたら、竹串などで突いたりすくったりして取り除きます。
鉱石デザインのシリコンモールドで本体を形成します。
透明レジンを少量流します。
お好みのラメを少量レジンにふわっと混ぜ、硬化します。
レジン液をモールドの5割程度まで流します。
気泡があれば取り除きます。
余分な着色レジンを落としたかすみ草を封入します。
お花の上からレジンをモールドいっぱいまで注ぎます。
気泡が入れば取り除き、硬化します。
モールドから取り外します。
お花入りのレジンパーツが2つできました。
ヤスリでバリを削って整えます。
一部を平らに削ります。
平らに削った部分にピンバイスで穴を開けます。
レジンを少量付けます。
穴にレジンを馴染ませます。
ヒートンを挿し込み、硬化します。
ヒートンの周りにレジンを付けます。
ヒートンにレジンをしっかり絡めて硬化します。
仕上げのコーティングをします。
全体にコーティング液を塗り、硬化します。
もう一度全体をコーティングし、再び硬化します。
まるで氷のようなレジンパーツができました。
丸カンを使ってピアス金具につなげば(やり方はこちら)完成です。
形が可愛らしくてサイズも小さめでちょうどよく、レジンアクセサリーの封入材として大変優秀なかすみ草。色も豊富でうれしいところですが、自分好みのカラーが見つからない、ということも…今回はそんな時に知っていると重宝するとっておきの裏技をご紹介いたしました。
どんな作風にも合わせやすいようにたくさん常備している無着色のホワイトのかすみ草を、自分好みの配合で作ったレジン液で着色!そう、けっして染料などわざわざ買い求める必要はないのです。レジンアクセサリー作りをされる方ならすでにお持ちであろう着色剤で染めちゃうのです。
染めると言ってもレジン液なので、言ってみれば表面のコーティング。それならドライフラワーの気泡対策にしょっちゅう用いている方法ですよね。つまりお花の着色と気泡対策を同時にやってしまおうという、とっても合理的なやり方です。
ほんの1、2分でふんわりと色づくので、時間もかかりません。ただし気泡対策を兼ねていますので、浮いてきた泡は竹串の先で潰すなりすくい取るなりして丁寧に除去しましょう。これは仕上がりの美しさを直接的に左右します。
ピンク系、ブルー系、イエロー系と、とにかく色味の豊富なかすみ草。でも濃さや色味など、ちょっと惜しい!という時にはぜひご自分で着色を。覚えているときっと役に立つレジン裏技です。