手作り封筒の作り方（1-2-3 パンチボードの使い方）

t1．材料と道具

・ペーパー
・トリマー（またはハサミ、カッターなど）
・1-2-3パンチボード
・テープのり

2．作り方

折ってのり付けする前の封筒は結構サイズがあるのでツールの大きさも心配されるかもしれませんが、18x28cmと意外にコンパクト。突起しているのもパンチのノブのみなので、収納にもあまり場所を取りません。私のパンチボードはグレーですが、リニューアルして今はホワイトのボディになっています。

こういったツールの類にはプリントされた説明書が付いてきますが、無くしちゃってインターネット検索、なんて言うこともしばしば。この1-2-3パンチボードの良いところは、フラップを開けると…

内側に使い方とそれぞれの寸法のガイドが入っているところです。絶対に無くす可能性なし！

さっそくA2サイズのカードを入れる封筒を作りましょう。「CARD SIZE」は、中に入れたいカードのサイズを指しています。A2という欄が、スタンダードな4.25x5.5インチ用の封筒のガイドになります。

カードサイズの隣は、「PAPER SIZE」。これは、封筒を作るために必要な用紙のサイズを指します。このパンチボードでは、どの封筒も正方形のペーパーからスタートします。A2のところを見ると、8と1/4インチとなっています。

封筒にしたいペーパーを、カッター、ハサミ、またはトリマーを使って、8.25x8.25インチの正方形にカットします。

8.25インチは約21cmなので、日本で一般的なA4サイズの用紙で間に合います。

コンパクトなのに大判サイズの封筒まで作れる秘密は、ここ。ボードの下にあるエクステンションを広げると…

最大30cmもの長さのスコアラインが入れられるのです。

本体の右側には、ボーンフォルダーが収納されています。

溝に沿ってラインを入れたり折り目をしっかり押さえるためのハンドツールです。

正方形にカットして準備したペーパーをボードに乗せます。PUNCH GUIDEという目盛りに合わせます。

フラップの裏の「PUNCH GUIDE」のところを見ると、A2サイズのカード用の封筒を作るには、3と5/8の位置に合わせるとなっています。

ペーパーの左端を3と5/8インチの位置に合わせます。

ずれないようにペーパーを押さえ、パンチします。

右から2つめのグルーブにボーンフォルダーを差し込み…

スーッと引いてスコアラインを入れます。

ペーパーを90度回転させて…

引いたスコアラインを左のグルーブに合わせます。

グルーブに合わせたら、ずれないようにペーパーを押さえて…

パンチ。

右から2つめのグルーブにボーンフォルダーを差し入れて、スコアラインを引きます。

これを繰り返し（合計4回）、4辺すべてにパンチとスコアラインを入れます。

パンチの左上の部分は、コーナーラウンダーになっています。

ペーパーの角を差し込んで…

パンチすると…

角が丸くなります。

短い辺をスコアラインに沿って折り、必要であればボーンフォルダーを使ってしっかりと押さえます。

テープのりをつけて…

下側のフラップを折り上げて貼り付ければ、封筒の出来上がりです。

3．まとめ

数ある封筒作りの中で、私がいちばん手軽と感じているパンチボードを使った方法をご紹介いたしました。サイズが自在、厚みもつけられて、さらにギフトボックスなども作れる優れもの。大物も作れるのに、本体そのものは意外とコンパクトで、突起もひとつだけなので収納しやすいところも気に入っています。

インチ表記サイズに慣れていない方でも大丈夫。センチ表記のステッカーがついてくるので、これをフラップの裏側に貼り付ければガイドになります。

1台で何役もこなす、とっても便利な1-2-3パンチボード。また話題にしたいと思います。