目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
カードを作る時は白のペーパーからスタートすることが多いですが、柄の入ったものを使うこともたまにあります。スクラップブッキング用のパターンペーパー、折り紙、千代紙など、気に入った柄のペーパーを、シンプルで多目的なフレーズなしのカードに。捨てるのがもったいない素敵な色やパターンのラッピングペーパーなどのリサイクルにもなります。
取ってつけたような印象にならないよう、パンチとリボンで少しおめかし。私が気に入っていて、もう10年以上リピートしているデザインをご紹介いたします。
スクラップブッキングには12x12インチの大判のペーパーを4x8インチの細長い台紙にカットして使っているのですが、このたび間違えて6x6インチの小さな冊子を買ってしまいました。折り紙のサイズです。
スクラップブッキング向けのコレクションの6x6インチペーパーは、12x12インチのペーパーを4分割したものではありません。縮小したものなんです。
なので、台紙に寸法が足りないだけでなく、柄も小さくなるので雰囲気もだいぶ変わってきます。写真の背景には少々煩くなりそうな小柄ですが、逆に4.25x5.5インチのカードサイズにはもってこいのバランスです。
カードの表紙をまるまるカバーするだけの寸法があるので、どんなデザインにも対応できます。
秋色のカードを作りたいので、この2枚を選びました。
このカードのデザインの鍵になるのは、レース風のエッジパンチ。どうぶつさんやお花のパンチと基本の使い方は一緒ですが、ペーパーの裾の端から端までデザインが入れられるガイドがあります。
パンチはどこから始めてもOK。ペーパーを差し込み、レバーを下ろしてひとつめのパンチをします。
1回のパンチではこの長さしかデザインが入らないのですが、ペーパーの端から端までカットすることが出来るんです。
パンチのベースにプリントされているレースの模様に…
最初にパンチして入れたデザイン部分を重ねて、2回めのパンチ。
2倍の長さになりました。パンチした部分をガイドに重ねることにより、ズレたり隙間ができたりする心配なく続けることが出来るのです。
ペーパーをスライドさせて2回めのパンチで入れた部分を土台のプリントに合わせ、再びパンチ。
これで片方の端までレース模様が入りました。
左右両方にガイドのプリントが入っているので、逆方向にもスライドさせられます。同様に端までデザインをパンチします。
ペーパーの端から端までレースデザインのカット模様が入りました。
裏にテープのりをつけます。
2つ折りのカードの表紙の裾に貼り付けて…
余分をカットします。
パターンペーパーを3.5インチ幅にカットします。
裏にテープのりをつけます。
カードの表紙に貼り付けます。
はみ出した部分をカットします。
秋色カードになりました。
このまま完成でももちろん良いのですが、私はパターンペーパーとレースの間にサテンリボンをつけるデザインが気に入っています。
カードの幅より数センチずつ長めにリボンをカットします。
リボンの片側にテープのりをつけます。この時、シリコンマットがあると余計なところにのりがつくことなく、作業がしやすく片付けも楽になります。
ペーパーとペーパーの境目に貼り付けます。
リボンの先は裏側に回します。
ここでフィニッシュする時もありますが、さらに蝶結びにしたリボンを追加しても可愛くなります。
カードに貼り付けたリボンの上に、先が細く出せるボンドを点で置きます。
予め結んでおいたリボンを接着します。
多目的カードの出来上がりです。
ペーパーの柄を変えてもう1枚。
3.5x5.5インチのちいさなペーパーをカードに変身させられる、私のお気に入りの方法をご紹介いたしました。ここではスクラップブッキング用の6x6インチペーパーを使いましたが、カード台紙の表紙に貼り付ける設計なので、折り紙や千代紙などの薄手のペーパーでも問題ありません。
捨てられずにいたラッピングペーパーなども、カードにリメイクして再びスポットライトを当てられます。まさにエコクラフト!
ぜひ作ってみてください。