目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
フェイシャルトナー(化粧水)を手作りするようになって、すでに10年ちょっと経ちます。以前はデパートのコスメカウンターで肌コンディションに合わせてビューティーアドバイザーさんに選んでもらっていましたが、一度自分で作って以来、これひと筋。
たった2つの材料を混ぜるだけなのに、ちゃんと潤って持続します。とてもお安く作れるので、毎回たっぷりパシャパシャと浴びるようにつけられるのも手作りフェイシャルトナーの利点です。
私はエッセンシャルオイルを足していますが、入れないレシピもご紹介いたします。
・グリセリン
・精製水
・ボトル
・じょうご(あれば)
・エッセンシャルオイル(オプション)
フェイシャルトナー(化粧水)の主材料は、高価なブランドのものも手頃なドラッグストアのものも手作りも、お水です。私は精製水を使っていますが、水道水でもOKです。
うるおい成分は、グリセリン。ドラックストアで購入できます。
お水とグリセリンを混ぜます。ここでは作りやすく、また、増やしたり減らしたりするのに計算しやすいよう、出来上がりが100ml(約3.4オンス)になるようにします。さっぱり派さんはグリセリンが5%濃度になるよう、しっとり派さんは10%濃度になるように配合します。私は10%濃度で作っているので、精製水は90ml。
グリセリンは10ml。計量カップの目盛りを見て入れています。さっぱり派さんレシピでは、グリセリン5ml、精製水95mlとなります。
これを混ぜるだけで出来上がり!本当にちゃんとうるおいが持続するのです。
私は市販の化粧水の空き瓶を利用していますが、100円ショップのスプレーボトルなどでも良いでしょう。
小さな瓶に液体を移すときは、じょうごがあると便利です。
こぼさずに入れられます。
グリセリンは水溶性なので、分離することはありません。手のひらに取ってパッティングしたり、コットンにたっぷり染み込ませて拭き取りに使ったりします。
私の定番レシピには、エッセンシャルオイルが入ります。いろいろ試しましたが、やっぱり一番!と落ち着いたのが、バラのエッセンシャルオイル。優雅な香りに癒されるだけでなく、アンチエイジング効果があるとされるので、私のようなアラフィフの肌にはぴったりです。
美肌オイルの定番、ラベンダーも良いチョイスです。
ニキビ肌さんには、殺菌効果の高いティーツリーオイルもおすすめです。
先にグリセリンとエッセンシャルオイルをしっかり混ぜます。少量のグリセリンを計るには、計量スプーンが便利です。小さじ1杯は5mlなので、さっぱり派さんは小さじ1、しっとり派さんは小さじ2のグリセリンを容器に入れます。
そこにエッセンシャルオイルを垂らします。出来上がり100mlに対し、3~4滴。濃度で言うと、0.2%くらいです。
グリセリンとエッセンシャルオイルをスプーンなどでしっかり混ぜ合わせます。
そこに90ml、または95mlの精製水を注ぎます。
しっかり混ぜてもオイルが浮きますが、これは性質上仕方のないこと。使うときに瓶を振って分散させます。
手作りトナーには防腐剤がいっさい入っていないので、2、3週間以内くらいに使い切れる量に止めるのが良いとされています。おひとりで使われる場合、ご家族と共有される場合、朝だけ、夜だけ、またはどちらも…と、それぞれの消費の早さに合わせて作る量を決められると良いと思います。
私は首やデコルテ、時には腕や脚にも浴びるくらいの勢いでかけるので、8オンス(約230ml)の容器にたっぷり作って惜しげなく使います。
たった2つの材料を混ぜるだけの簡単レシピなのに、ちゃんとうるおいが持続する手作りフェイシャルトナーをご紹介いたしました。乾燥の激しい南カリフォルニアに住む、しかもアラフィフの私の肌にも有効な、お安く作れるのにとても頼れるトナーです。
グリセリンと精製水のみで十分うるおいますが、香りづけとアンチエイジング効果にバラのエッセンシャルオイルも配合するのが私の定番レシピ。ラベンダーやゼラニウム、ヘリクリサム、イランイランなど、他の美肌オイルを使っても良いでしょう。ニキビ防止にはティーツリーやペパーミントオイルなどが向いています。オイルを配合した場合は、使う前にボトルをよく振って分散させます。
手作りトナーの利点のひとつは、コスパが良いこと。バシャバシャと浴びるように、顔だけでなく体にも、それこそ湯水のように使ってもお財布に響かないところも大変気に入っています。
騙されたつもりで(?)ぜひ試してみてください。