作品レシピ
2024年02月28日

つぶつぶした果肉がリアル!半球モールドで作るレジンの小さなオレンジ

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つぶつぶとした果肉がリアルなレジンで作るオレンジのレシピをご紹介いたします。夏のイメージがあるかもしれませんが、オレンジは1月から3月にかけての寒い季節が旬の果物。実は今の時期にぴったりのアイテムなのです 

 

今回使用するのは、100円ショップで手に入る半球モールド。これで作る本体にあれこれ手を加えて本物そのもののようなオレンジに仕上げます。つぶつぶの断面、オレンジ色の濃淡で表す果肉と外皮、そして果心という真ん中に空いている穴まで忠実に再現します。 

 

薄いオレンジの着色レジンで作った半球の球面に白のジェルネイルを塗って内皮を、その上から更に濃いオレンジの着色レジンをコーティングすることで外皮を表現しています。果肉はレジンを雫型に置いて硬化することでつぶつぶ感のあるテクスチャーに。どこをとってもリアルです。 

 

色々な大きさの半球で作れるので、ピアスやキーホルダー等のアクセサリーはもちろん、小さなお人形に持たせるのもおすすめです。よりリアルに仕上げるためのコツやポイントも一緒にご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

作家のためのレジン

着色剤(オレンジ)

半球モールド

調色パレット

調色スティック

UVライト

平やっとこ(バネなし)

エンボスヒーター

ジェルネイル(白)

カードスリーブ

ジェルネイル用筆

ハサミ

マスキングテープ

2.作り方

着色レジンを作ります。調色パレットまたは適当なモールドを2つ用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。

1

透明のレジン液を流し入れます。片方のパレットには少し多めに、もう片方には少なめに入れます。

2

少なめに入れたレジン液をオレンジに着色します。たっぷりと入れましょう。

3

調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。

4

オレンジの着色レジンを、もう1つの多めに入れたレジン液の方に少しだけ移します。

5

調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。

6

エンボスヒーターで温めて気泡を抜き、冷まします。これで濃淡の違うオレンジの着色レジンができました。

7

カードスリーブの折り目のある端をハサミで切り落とし、2枚にします。

8

1枚を横半分に切ります。

9

セロハンテープを小さく切り、無くさないように手袋などに貼り付けておきます。

10

スリーブをくるくると丸め、先端の尖った円錐状にします。

11

中を引っ張りながら丸めて細くして、端にテープを貼ります。

12

白のジェルネイルを先端の1~2cmくらいに塗ります。スリーブが見えなくなるまでしっかりと施しましょう。

13

くるくると回しながら120秒硬化します。

14

半球モールドの8割くらいまで薄いオレンジの着色レジンを入れます。

15

丸めたスリーブの先端を半球の真ん中に挿し、バネのないタイプの平やっとこで挟んで固定します。やっとこにレジンが付かないように注意しましょう。

16

位置を微調整して120秒硬化します。

17

ライトの角度を変え、平やっとこの陰になっていた部分に当てて120秒硬化します。

18

丁寧に平やっとこを外してさらに120秒硬化します。

19

白のジェルネイルを球面全体に塗ります。塗りムラがあっても気にせず施しましょう。よりリアルな雰囲気に近づくので問題ありません。

20

くるくると回しながら120秒硬化します。

21

濃いオレンジの着色レジンに球面全体を浸します。平面にも少しレジンが行き渡るように傾けながら施しましょう。

22

余分なレジンをしっかりと落とし、くるくると回しながら満遍なくレジンを行き渡らせます。

23

くるくると回しながら120秒硬化します。

24

1度塗りだと少し色が薄いので、濃いオレンジの着色レジンに球面全体を浸して硬化する工程を3~4回繰り返して色を濃くしましょう。今回は4度塗りしました。

25

真ん中のスリーブを外し、バリを処理してできる限り平らにします。

26

平らな面全体に薄いオレンジの着色レジンを薄く塗り、120秒硬化します。

27

スリーブの余りに白のジェルネイルを少量出し、ネイル用の細い筆でオレンジの柄を描きます。

28

真ん中の穴の周りにジェルを塗って硬化します。

29

端を塗ります。硬化しながら4回くらいに分けて行うと失敗しにくいです。重ね塗りした方が綺麗に仕上がります。

30

外側から真ん中の穴に向けて線を描き、1本ずつ硬化します。まずは十字を描きましょう。

31

十字の間に線を描いて硬化します。

32

よりリアルな雰囲気にするために、端に小さな三角形を描き足して硬化します。

33

オレンジの果肉部分に、薄いオレンジの着色レジンで小さな雫を描いて硬化します。レジンを1滴置き、真ん中に向けてスッと伸ばすイメージで施しましょう。

34

1粒ずつ描いて硬化する工程を何度か繰り返し、つぶつぶとした果肉感を出します。平らな部分が無くなるまで雫で埋め尽くしましょう。描きにくい場合は点で埋めても構いません。

35

完成です。

36

3.まとめ

つぶつぶとした果肉がリアルなレジンで作るオレンジのレシピをご紹介いたしました。薄いオレンジの着色レジンで作った半球の球面に白のジェルネイルを塗って内皮を、その上から更に濃いオレンジの着色レジンをコーティングすることで外皮を表現しています。また、つぶつぶな果肉はレジンを雫型に置いて硬化して再現し、本物のようなオレンジに仕上がりました。

今回使用したモールドは100均で手に入る半球モールド。オレンジの着色レジンを入れて硬化する前に、カードスリーブを丸めて先端を尖らせて白のジェルネイルを塗ったものを中心に挿します。硬化後にスリーブを抜くと塗ったジェルが残って中央に穴が空き、オレンジの中心部分の穴である果心を再現しています。

球面に白のジェルネイルで内皮の色を塗ります。塗りムラがあっても気にせず施しましょう。よりリアルな雰囲気に近づくので問題ありません。

濃いオレンジの着色レジンに球面全体を浸して外皮を表現します。平面にも少しレジンが行き渡るように傾けながら施しましょう。1度塗りだと少し色が薄いので、球面全体を浸して硬化する工程を3~4回繰り返して色を濃くしましょう。今回は4度塗りしました。

平面の内皮を描く際にまずは真ん中の穴の周りを塗って硬化し、その後端を塗ります。硬化しながら4回くらいに分けて行うと失敗しにくく、重ね塗りした方が綺麗に仕上がります。そして外側から真ん中の穴に向かって線を引きます。まずは十字を、その後間に線を描きます。1本ずつ丁寧に施しましょう。よりリアルな雰囲気にするために、端に小さな三角形を描き足しています。

つぶつぶの果肉部分は薄いオレンジの着色レジンで小さな雫を描いて硬化します。レジンを1滴置き、真ん中に向かってスッと伸ばすイメージで施しましょう。この工程を何度か繰り返します。平らな部分が無くなるまで埋め付くし、描きにくい場合は点で埋めても構いません。適当でもリアルな粒感がでます。

半球の大きさやレジンの着色を変えれば色々な大きさや色のオレンジを作ることができます。このままインテリアとして飾っても可愛いですし、アクセサリーに加工するなどアレンジも無限大です。今の季節にぴったりなレジンのオレンジ。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

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