目次
- 1.材料と道具
- 2.基本の刺し方:サテンステッチ
- 3.基本の刺し方:アウトラインステッチ
- 4.作り方
- 5.まとめ
街を歩いていたら、チューリップの葉が花を咲かせるのを待っている姿を目にするようになってきましたね。せっかちな子は、もうすでに咲いています!
今日はそんな春の花、チューリップの刺繍をご紹介します。刺繍初心者さんでも簡単にできるチューリップの刺繍です。使うステッチもサテンステッチとアウトラインステッチの2つだけです。
チューリップの花言葉は、色によって違います。共通しているのは、どれも「博愛」や「思いやり」に関係するところ。花言葉も考えながら、お好みの色でアレンジしてみるのはいかがでしょうか。
今回は「真実の愛」という花言葉の赤いチューリップを見本に作り方をご説明いたします。
糸切りばさみ
糸とおし(無くても可)
チャコペン(自然に消えるタイプがおすすめ)
刺繍糸
刺繍糸 グリーン
フランス刺繍針
刺繍枠
無地の布(刺繍枠に合わせてカット)
アウトラインステッチは、必ず同じ方向に糸を重ねます。ここでは糸を左側に出しています。途中で糸を右側に出さないように気をつけます。
チューリップの花びらは、2本どりのサテンステッチで刺繍します。花びらの下に重なる部分(左側)の面を、右下がりのサテンステッチで斜めに埋めます。
花びらの上に重なる部分(右側)の面を、左下がりのサテンステッチで斜めに埋めます。
花びらの上部分は、垂直方向にサテンステッチをします。図案の線に合わせて上から下に刺繍します。
チューリップのお花の部分ができました。
次に、茎の部分を2本どりのアウトラインステッチで刺繍します。下から上に向かってステッチを重ねています。
葉っぱの部分は、2本どりのサテンステッチで刺繍をします。右側は、左下りのサテンステッチで斜めに刺繍します。
この葉っぱのように長さのある面を埋める時は、最初にガイド線を刺繍しておくと向きの揃った綺麗なサテンステッチができます。
右側の葉っぱができました。
左側も右側の葉っぱ同様に刺繍を行います。
左側は、右下りのサテンステッチで斜めに刺繍します。
刺し終わりは、裏面のサテンステッチに糸を2回ほど絡ませて処理をします。糸の色を変える際も同じ方法で行います。
苦手な方は玉留めで終わらせても良いでしょう。
サテンステッチとアウトラインステッチのチューリップの刺繍の完成です!
今の季節にふさわしい、チューリップの刺繍をご紹介いたしました。サテンステッチとアウトラインステッチのみで作れる小さくて可愛らしいデザインです。
綺麗に刺せるコツもお伝えいたしました。チューリップの葉っぱのような広い面を埋める場合は、最初にガイド線をステッチしておくと目安になり、上手く行きます。また、アウトラインステッチは、同じ方向に糸を重ねることで美しいラインが実現します。
ここでご紹介した刺繍は、YouTubeにて動画でも解説しています。無料で図案のダウンロードもできますので、ぜひ一緒に刺繍を楽しみましょう(図案はご自宅で楽しんでいただくために公開しております。図案をそのまま使った作品の販売はご遠慮いただけますようお願いいたします)。
既製品のハンカチや布小物にワンポイントのチューリップ刺繍はいかがでしょうか。とても可愛いと思います。