目次
- 1.材料と道具
- 2.使い方
- 3.まとめ
タグやしおりの仕上げにアイレット(ハトメ)をよく使います。ひもやリボンを通す穴の補強になるだけでなく、見た目の完成度もぐんとアップ!
カラフルなエナメルでつやつやにコーティングされたクラフト素材のアイレットももちろん好きですが、ガーリーなペーパー素材にあえてピューターのような剛健な雰囲気の工具を合わせるのが気に入っています。
以前は金槌で打つタイプのアイレットセッターのみに頼っていましたが、クロパダイルを入手してからは場所や時間帯などを気にせずいつでも使えるようになり、より身近なアイテムとなりました。
ペーパーだけでなく、チップボード、レザー、メタルシートなどにも対応できる穴あけパンチの機能も優秀で、それだけのために購入される方々もいらっしゃるというクロパダイル。
基本の使い方をご紹介いたします。
・クロパダイル
・アイレット(ハトメ)
・ペーパー
クロパダイルはずしっと重く、サイズもなかなか。
おもちゃのようなクラフトツールとは違い、いかにも頼れる存在感です。
標準的な成人女性よりもやや小さめな私の手にはギリギリな感じですが、現在販売されている改良版はハンドルが狭く、もっと使いやすくなっているようです。
クロパダイルは2サイズの穴あけパンチ、アイレットセッティング(ハトメ打ち)、そしてスナップボタン付けもできるマルチツールです。
それぞれの穴あけパンチには、ペーパーの端から穴までの距離を確認できるゲージがついています。
もっとも深く(遠く)すると、ペーパーの端から穴の中心まで1インチ(約2.5cm)。
浅く(近く)すると、0.25インチ(6.4ミリ)になります。
この2つの穴の間であればどこへでもパンチ可能です。
2サイズの比較です。
アイレットセッター(ハトメ打ち)の部分には回転式のキューブが上下についていて、これを組み合わせて大小のアイレットやスナップボタンを取り付けます。
上はA、B、C、D、下は1、2、3、4と表示されています。
大きい方のアイレットを取り付けたいので、上はA、下は1に設定してロックします。
アイレットには、数多くのサイズ、色、素材、形があります。
これはクロパダイルと同じメーカーのものですが、サイズさえあっていればどこのものでもOKです。
ペーパーに開けた穴にアイレットをさし入れます。
メーカーによっては多少きつかったり余裕があったりするかもしれませんが、よほどのズレでなければ大丈夫。
裏から見るとこんな感じになっています。
アイレットをペーパーに差し込んだ状態で、クロパダイルにセッティングします。
上のキューブから出ている突起にちょうど入る感じです。
この状態でハンドルをぎゅっと握ると…
上下のプレートが垂直にプレスされる仕組みになっています。
アイレットが打てました。
裏はこのようになっています。
ギザギザが気になる方は、ワッシャー(座金)を使うときれいに丸く収まります。
小さい方にもアイレットを打ちました。
アイレットにはカラフルなエナメルコーティングがされたものやマット素材のもの、ヴィンテージ風にディストレスされたものなど、さまざまな色とデザインのものがあります。
ハートや星、お花の形をしたものなんかもあって、思わず集めたくなってしまうかもしれません。
ペーパープロジェクトの強度と完成度をアップさせる、アイレット。色や形をコーディネートして、タグ、カード、しおり、アルバムページなどのアクセントにも最適です。
金槌で打つタイプはコンパクトで安価ではありますが、音を立てるので時間帯を選びますし、丈夫で平らな作業台が必要です。クロパダイルがあれば、いつでもどこでもアイレットセッティング。クラフトによく使う2サイズ対応なので、これだけで十分かと思います。
アイレットを使ったペーパークラフトの楽しさ、もっともっとお伝えしたいです!