目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
今年も夏が近づいてきましたね。暑い日にはかき氷が食べたくなりませんか?今回はそんな季節にピッタリな、リアルで涼しげな溶けかけ氷アクセサリーをレジンで作る方法をご紹介いたします。
少ない材料で、しかも簡単に作れるので、レジン初心者さんにもおすすめのレシピです。よりリアルな氷に近づけるためのポイントやコツもご一緒にご説明いたします。
レジン液
コーティング剤
調色スティック
UVライト
正方形モールド
9ピン
やっとこ、ニッパー、ピンセット
マスキングテープ
輪ゴム
9ピンを使ってヒートンを作ります。9ピンの長さは短めで構いません。ヒートンを使用しても良いですが、今回はより簡単に仕上げるために9ピンを使います。
平やっとこで9ピンの根元を挟みます。
ワイヤーを折ります。
指または平やっとこでしっかりと折り目を付けます。
折り目を付けました。
折り返したワイヤーを2mmくらい残して余分をニッパーで切ります。折り目を付けるとレジンに引っかかり、ヒートンが抜けにくくなります。
ワイヤーを平やっとこで挟み、輪を少しだけ斜めに倒します。これでヒートン代わりの9ピンの準備ができました。
モールドに付いている埃をマスキングテープで取り除きます。
モールドを傾け、角から少しずつクリアレジン液を注ぎます。正方形の角には気泡が入りやすいので注意しましょう。
気泡があったら丁寧に取り除きます。
角に9ピンをそっと斜めに入れ、輪の部分をモールドのふちに立てかけます。
表と裏をそれぞれ120秒硬化します。
モールドからパーツをとりだし、曲げたヒートンを平やっとこで真っ直ぐに戻します。硬化前のレジンに直接入れることで、ピンバイスで穴を開ける必要なくヒートンを付けることができるのです。
ヒートンを平やっとこで挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。
パレットまたはモールドに適量のクリアレジン液を入れ、調色スティックの先ですくって正方形の辺に塗ります。上に乗せるとレジン液が垂れて広がりますので、塗りたい辺を下に向けた状態で施します。1辺ずつ塗って硬化します。
全ての辺にレジン液を塗りました。
コーティング液を全体に塗ります。普通のレジン液でも構いません。塗り忘れのないよう一面ずつ丁寧に施しましょう。
塗り漏れがないか確認しながらくるくると回し、全体に満遍なくレジン液を行き渡らせます。
くるくると回しながら120秒硬化します。
置いた状態で120秒硬化し、ひっくり返してさらに120秒硬化します。
完成です。
夏にピッタリなデザインの、リアルな溶けかけ氷アクセサリーの作り方をご紹介いたしました。身につけるだけで涼しくなるような雰囲気の作品です。
9ピンを使ってヒートン代わりのアクセサリー留め金具を作りました。ワイヤーに折り目を付けることでレジンに引っかかり、抜けにくくなります。本来は硬化後に穴を開けてヒートンを差し込みますが、レジンが液体のうちに設置するのでピンバイスが不要になります。より簡単に、そして綺麗にヒートンが付けられるおすすめの方法です。
正方形の角は気泡が入りやすいので、モールドを傾けて角からゆっくりとレジン液を流し入れて防ぎます。もしも気泡ができてしまった場合は丁寧に取り除きましょう。これも綺麗に仕上げるコツのひとつです。
今回のレシピで一番大事なポイントは、氷の辺をレジン液で一つ一つ丁寧に塗ることです。塗りたい辺を上に向けたまま乗せると重力でレジン液が垂れて広がってしまいますので、下向きにして施します。また、一辺ずつ塗って硬化するのも大切です。塗っては硬化、を繰り返して丁寧に仕上げましょう。
正方形の一辺一辺にぽってりとレジン液を追加して厚みを出すことにより、面の真ん中が少し窪んで光の入り方も本物の氷のようになります。辺を削って丸く仕上げる方法もありますが、高さが出せる前者を用いる方がよりリアルな氷に近づけることができます。
必要な材料も少なく、またレジンの着色やピンバイスでの穴開けも不要と手順も多くありませんので、初心者さんにも挑戦しやすいレシピです。夏にピッタリなデザインの涼しさ漂う氷アクセサリー。ピアスやイヤリングはもちろん、インテリアなどにも作ってみてはいかがでしょうか。