バスボムの作り方
お風呂に入れるとしゅわしゅわ~っと泡を出しながら溶ける、バスボム。イギリスの自然派コスメブランドが斬新な色や香りのおしゃれなものを売り出してからこの呼び方が定着したように感じますが、炭酸ガスを発する固形の入浴剤は昭和の頃から存在していましたよね。われわれ日本人はお風呂大好き!入浴剤にもお詳しい方が多いのではないでしょうか。
私が毎回お風呂に入浴剤を入れるようになったのは、アメリカに移住してからのことです。サンディエゴの水道水はとにかく硬く、シャワーの後に肌がつっぱるのです。最後にペットボトルのお水を頭からかけたり、体全体に化粧水をつけたりと、様々な応急処置を試みたものです。慣れるのに半年ほどかかりました。
今では何の支障も感じなくなりましたが、朝は洗顔の代わりにトナーで拭き取るのみ、シャワーの後は間髪入れずにオイルやローションをつける、お風呂には必ず入浴剤を入れる、という習慣はそのまま根付いています。
混ぜるだけで完成するバスソルト類と違い、型に入れたり乾燥させたりとステップのあるバスボムは、私の中では自宅用というよりプレゼント向け。香りや色をつけたり、ドライフラワーを足したりと、見た目もおしゃれにできるのがバスボムの利点です。
ここではオレンジの香りのバスボムの作り方をご紹介いたします。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。