メイソンジャー(ガラスの保存瓶)のピンクッションの作り方
季節のフルーツをジャムやシロップ煮にしてガラスの保存瓶に詰め、大きなキャナーで煮沸処理して長期保存可能な自家製瓶詰め作りを楽しんでいた時期があります。私の住むカリフォルニアではフルーツの流通と価格は年間を通して比較的安定しているので、何ヶ月も保存する必要はありません。それに第一夫婦揃って食いしん坊なので、作ったらあっという間に食べ切っちゃうんですが…
それでもやっぱりシーズンが到来すると、イエローピーチのシロップ煮やらまるごと小粒いちごのプリザーブやらチェリーパイのフィリングやらを1年保つ瓶詰めにして、キャビネットの中に積み上げるのです。
なぜって?それは、カラフルな保存食が詰まったガラス瓶がずらりと並ぶ姿がたまらなく可愛いからです!中身が好きだったのか、それともレトロな雰囲気のメイソンジャーにロマンを感じていただけなのか、今となっては自分でも分かりません。
ライフスタイルが変わって本来の用途である保存食作りはしなくなりましたが、市販の缶詰のオリーブの冷蔵保存に、ムースやプディングなど冷たいデザートを作る時の容器にと、メイソンジャーは今もキッチンの必需品です。
ワイヤーのハンドルをつけてキャンドルホルダー、砂利を敷いてエアプランツを入れてテラリウム、丈の短いブーケを挿す花瓶代わりにと、食品以外にも。バスルームでは歯ブラシ立てにも使っているので、家中メイソンジャーと言ってもいいくらいです。
有り余るメイソンジャー。最近再開したソーイングの用具入れにももちろん使っていますが、前から欲しかったピンクッションとの合体型の収納容器を作ることにしました。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。