メイソンジャー(ガラスの保存瓶)のピンクッションの作り方
作品レシピ
2020年04月20日

メイソンジャー(ガラスの保存瓶)のピンクッションの作り方

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季節のフルーツをジャムやシロップ煮にしてガラスの保存瓶に詰め、大きなキャナーで煮沸処理して長期保存可能な自家製瓶詰め作りを楽しんでいた時期があります。私の住むカリフォルニアではフルーツの流通と価格は年間を通して比較的安定しているので、何ヶ月も保存する必要はありません。それに第一夫婦揃って食いしん坊なので、作ったらあっという間に食べ切っちゃうんですが… 

 

それでもやっぱりシーズンが到来すると、イエローピーチのシロップ煮やらまるごと小粒いちごのプリザーブやらチェリーパイのフィリングやらを1年保つ瓶詰めにして、キャビネットの中に積み上げるのです。 

 

なぜって?それは、カラフルな保存食が詰まったガラス瓶がずらりと並ぶ姿がたまらなく可愛いからです!中身が好きだったのか、それともレトロな雰囲気のメイソンジャーにロマンを感じていただけなのか、今となっては自分でも分かりません。 

 

ライフスタイルが変わって本来の用途である保存食作りはしなくなりましたが、市販の缶詰のオリーブの冷蔵保存に、ムースやプディングなど冷たいデザートを作る時の容器にと、メイソンジャーは今もキッチンの必需品です。 

 

ワイヤーのハンドルをつけてキャンドルホルダー、砂利を敷いてエアプランツを入れてテラリウム、丈の短いブーケを挿す花瓶代わりにと、食品以外にも。バスルームでは歯ブラシ立てにも使っているので、家中メイソンジャーと言ってもいいくらいです。 

 

有り余るメイソンジャー。最近再開したソーイングの用具入れにももちろん使っていますが、前から欲しかったピンクッションとの合体型の収納容器を作ることにしました。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

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・ふたが2ピース構成の保存瓶
・コットンやリネンなどの薄手の生地
・フェルト
・手芸綿
・印つけペン
・はさみ
・縫針
・縫糸
・布用ボンド

2.作り方

ふたはディスクとリングの2つのピースに分かれます。

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フェルトをディスク状のピースと同じ直径にカットします。3色の芯が入ったシャープペンシル式の布用印つけペン、ソーラインがとっても便利。黒のフェルトを使うので、「WH」に合わせて白の芯を出します。

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ふたの円周をなぞります。

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つけた印に沿ってカットします。

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ピンクッション本体になる生地は、ふたより2〜3cm大きめにカット。ふたのエッジから2〜3cmのところを定規で測って印をつけてもよいですが…

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あまり厳密なサイズでなくても仕上がりには影響しないので、だいたいそれくらいのお皿やボウルを見つけて…

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トレースするのが簡単です。

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黒でも白でも目立たないので、「PI」に合わせてピンクの芯で印をつけました。

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これ1本でほとんどの色の布に対応できるので、とっても気に入っています。

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つけた印に沿ってハサミでカットします。

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針に糸を通し、2本どりにして(両方の糸端を揃えて)下手な玉結びをします。あとでぐいぐい引っ張るので、絶対に抜けない最高にへたっぴな失敗玉結びが理想です。

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切り口から1cmくらいのところを、大きめの縫い目でザックザックと並縫いします。

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分かりやすいように赤の糸を使っています。隠れる場所なので糸の色はなんでもOK。

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1周する頃には糸の長さが足りなくなってシャワーキャップみたいになってくるかもしれませんが、大丈夫。逆に好都合です。

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中に綿を詰めます。

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ディスク状のふたのピースも入れます。

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まだ針の通っている糸をぎゅーっと引いて絞ります。

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緩まないように押さえながら、玉留めをします。糸を針にぐるぐる巻いて…

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針の根元の方に寄せて…

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針を抜きます。

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表から見てギャザーが均等でない部分があったら、スムーズにならします。

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いくつか試作しましたが、布は薄い方がきれいに仕上がるようです。

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布用ボンドをつけます。

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ふたの裏にもつけました。

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フェルトをかぶせます。

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しっかり押し付けます。

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乾いたら、リングをかぶせて…

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下から押し上げます。

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ぎゅーっと押し上げても固定はされないので、ふたを開けるたびに外れます。お好みで、ボンドで接着されても良いと思います。

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出来ました!

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さっそくはさみや目打ちを入れてみました。

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トップにはもちろん待ち針を。

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待ち針のてっぺんにはセロファンのお花や玉がついているのでどんなピンクッションでも大丈夫なのですが、縫針や刺繍針にはストッパーになるものがないので、あまり深いと埋もれてしまうこともあります。

以前テラコッタのミニ植木鉢をベースに作ったピンクッションを落として割ってしまい、捨てる時にクッション部分も解体してみたら、びっくりするほどの本数の針が潜んでいました。

それからは、見た目が可愛くてもこんもり丸く高さや深さのあるピンクッションは、待ち針専門にしています。これには縫針や刺繍針も一時的に刺したいので低めにしましたが、カットする生地の直径を大きくして、綿もたくさん詰めると、ぽこんと丸いドーム型のピンクッションになります。

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3.まとめ

以前から欲しかったメイソンジャーピンクッション。想像通り、とても簡単に作れました。
一応縫うけれど、ソーイングスキルはなくてもOK。むしろ下手っぴな玉留めができる方が有利なくらいです!

今回は手持ちのギンガムチェックで作りましたが、本当は細かい花柄のコットンが理想なんです。憧れのリバティ・ロンドンの生地を入手したら作り直すつもりで、ふたのリングへの接着は避けました。

自分用にはもちろん、中に糸や針、ハサミなどを入れてプチソーイングキットにして、初心者さんへのプレゼントにしてもいいかも!明日からますますソーイングが楽しみになりそうです。

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編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在...
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