目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
大人の女性がさらりと持ち歩いて絵になる、シンプルだけれど品のあるイニシャルモチーフのキーホルダーを作ってみました。厚みのあるぽってりとしたアルファベットのボディに埋め込まれたパールやビジューが美しい、きらめきと透明感が特徴のレジン作品です。
本体の形成に使うのは、角が丸く仕上がるぷっくりとした印象のアルファベットが作れるシリコンモールド。固めた後に何度も何度もレジンを塗り重ねなくてもころんとしたイメージのチャームになります。
そして派手過ぎず、子供っぽくもならないように仕上げるためのポイントは、封入材の配置の仕方にあります。パールやビジューを全体にぎっしりと詰め込むのではなく、一箇所に集めるのです。
必要な材料や道具を含め、詳しい作り方をステップバイステップでお伝えいたします。
・作家のためのレジン
・作家のためのレジン ぷっくりタイプ
・シリコンモールド ぷっくりアルファベットモールドMサイズ
・竹串
・調色パレット
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・ゴールドビーズ
・穴なしパール
・竹ビーズ
・爪付きストーンクリスタル
・カーテン用のふさかけフック
・耐震マット
・カラージェル グリッターゴールド(セリア)
・シャンデリアジェル シャンパン(ネイルタウン)
・ネイルブラシ
・ヤスリ
・丸ヤスリ
・ピンバイス
・メイクブラシ
・ヒートン
・クリップ
・洗濯ばさみ
・コーティング液
・UV-LEDライト
作家のためのレジンを使います。
ぷっくりとしたアルファベットのパーツが作れるモールドにレジンを流し入れ、気泡があれば取り除きます。モールドの底とレジンパーツの表面となる部分をキレイに仕上げるため、30秒硬化します。さらにモールドを裏返して1分30秒、再び表に返してもう1分硬化します。
封入するパール、爪付きストーン、竹ビーズ、そしてゴールドビーズなどのジェムを用意します。
ジェムを乗せたい部分にレジンを流します。
レジンの上にお好みの量のジェムを配置します。
バランスよくランダムに配置したら、硬化します。
モールドいっぱいになるようにレジンを流し、硬化します。
モールドから取り出します。
本体パーツができました。
平らな面を上にして耐震マットに乗せ、固定します。
グリッタージェルを使います。
パールや爪付きストーンの部分に塗布して硬化します。
パール入りの上品なカラージェルを使います。
平らな面全体に塗布し、硬化します。
1回の塗布ではムラや透けが残るので、2度塗りします。カラージェルを塗ったら硬化します。
作家のためのレジンぷっくりタイプを使います。
パーツの平らな面全体にレジンを流します。
竹串で伸ばして全体に行き渡らせ、硬化します。
ヤスリでバリを削り、滑らかに整えます。
「O」などの空洞のあるアルファベットのモールドを選んだ場合は、丸ヤスリで内側も削って整えます。
ピンバイスで穴を開けます。
メイク用ブラシで削りかすを取り除きます。
穴にレジンを少量流します。
竹串でレジンを馴染ませ、穴いっぱいにレジンを入れます。
ヒートンを挿し込みます。
ヒートンの根元にレジンを少量付けます。
ヒートンの根元にレジンを絡ませて硬化します。
仕上げのコーティングをします。
ヒートンの根元までコーティング液を竹串でしっかりとかけます。
余分なコーティング液を落とし、硬化します。
キーホルダーパーツにつなげれば完成です。
大人の方でも着けられる、イニシャルのキーホルダーの作り方をご紹介いたしました。究極のシンプルを目指してデザインした、きらめきと上品さを詰め込んだ作品です。
イニシャルの形成に使用したのは、ぷっくりとしたアルファベットパーツが作れるシリコンモールド。それ自体に丸みがあるので、後から何度もレジンを塗り重ねなくてもぽってりと厚みのある可愛らしい仕上がりになるのが特徴のモールドです。
中にはパールやビジューなどを贅沢に封入しました。品良く作るコツは、並べ方にあります。アルファベットのモールド全体にちりばめるのではなく、一箇所に集めるのです。アルファベットの一角にごろごろとランダムに並べることにより、ゴージャスさとシンプルさを同時に表現することができました。
今回はあえてレジンは着色せず、固めてからカラージェルを塗る方法を用いて透明感を演出しました。パーツの背面にはパール入りの大人カラーのジェルを使い、優しい雰囲気に。見る角度によって全く表情を見せてくれるのも魅力です。横から見ると奥行きが感じられ、横からだとほぼレジンの透明感を楽しめるデザインです。
宝石をぎっしりと詰め込んだ華やかなレジンアクセサリーももちろん素敵ですが、大人の女性がさらっと持ち歩けるのはこんなデザインではないでしょうか。部分的にジェムを埋め込んだパールやビジューもりもりのシンプルイニシャルキーホルダー。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。