目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
3月は、別れの季節。卒園式や卒業式ではともに過ごした仲間たちがさようならを告げ合い、それぞれの道へと踏み出します。進学や転勤に伴うお引越しで、地理的に離れる方もいらっしゃることでしょう。お別れの際には、それまでお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えたいものですよね。
今回はそんな場面にぴったりのモチーフをレジンで表現してみました。お名前入りの花束のデザインのパーツです。できあがり寸法は約2.5x3.3cmと、キーホルダーに映える小さめサイズ。裏面が平らなので、ブローチやマグネットにも加工しやすい設計です。
本体ベースに使うのは、花束とは似ても似つかない香水ボトルのシリコンモールド!上下を逆にすれば、あら不思議、花束にしか見えません。
卒園卒業シーズンに合わせて作って大切な方々へ贈りたい、お名前入りのレジンの花束パーツのレシピをご説明いたます。
・作家のためのレジン 200g
・作家のためのレジン(マリン、ホワイト)
・作家のためのレジン UV/LEDコーティング液
・シリコンモールド 香水 パフューム ハート 宝石 16種
・お花 樹脂貼り付けパーツ 12色 パール 12色 ケース入り
・リボン(貼り付けパーツ)アソートミックス
・3D アルファベットシール イニシャル ステッカー レジン封入 (1枚入り)
・crocchaオリジナル UV-LEDライト mini 36W
・リボンパーツ
・ブリオン
・爪楊枝
・ニトリル手袋
・着色パレット
・パーツ用ボンド
・ストーンキャッチペン(DAISO)
・ブローチ、キーホルダー、マグネットなど
花束のベースには、香水ボトルのシリコンモールドを使います。複数のデザインが1枚のシートになっているシリコンモールドは、必要な部分のみをカットすると使いやすくなります。
カラーレジンを作ります。調色カップに作家のためのレジンを入れ、お好みの着色剤を加えてよく混ぜます。お花を目立たせるには、シンプルな色合いにするのがおすすめです。ここでは作家のためのレジン着色剤のマリンとホワイトを使用しました。
作った着色レジンを香水ボトルのシリコンモールドいっぱいに流し入れます。
1分硬化します。
裏返してもう1分硬化します。
シリコンモールドから外します。ベタつきが気になる場合は、再度両面硬化します。
できた香水ボトルのパーツの上下を逆にすれば、花束のベースになります。
逆さにした香水ボトルの上半分にパーツ用のボンドを薄く広げます。
軽くカーブを描くように塗ると、より本物の花束のような印象に近づけることができます。
接着剤の上に大小サイズ違いの花パーツをランダムに並べます。
次に、花と花の隙間を小さなブリオンで埋めます。指やピンセットではつまみにくい場合は、ストーンキャッチペンを使うと作業がやりやすくなります。これはダイソーにて購入しました。これがあると小さなパールやストーンを簡単に扱うことができます。
ストーンキャッチペンの先で欲しい色のブリオンに触れます。
極小の粒でも簡単にキャッチすることができました。
キャッチしたブリオンを花と花の隙間を埋めるように配置します。
花の隙間をブリオンで埋め終えたら、花パーツの中央に接着剤を付けてパールを乗せます。
ブーケの花の部分の完成です。
続いてお花の下にアルファベットシールでお名前を入れます。シールはそのまま貼ってしまうと剥がすのが難しく、位置の微調整ができません。そこでパーツにレジンを薄く塗って伸ばし、その上にシールを貼る方法を用います。そうするとシールが滑るので、動かしながらバランスを取ることができます。
今回使用したアルファベットシールは4文字だと収まりが良く、6文字だと4文字の下に2文字配置することになります。
ここで使用したアルファベットシールは、4文字だと収まりの良いサイズです。6文字の場合は上段に4文字、下段に2文字と分けて配置するとバランスが取れます。名前を綴ったら花の部分以外をコーティングします。
仕上げにリボンを飾ります。花束のラッピングペーパーのくびれの部分にパーツ用ボンドを付け、リボンを乗せて乾かせば完成です。
贈る相手の好みや用途に合わせて色を変えたり、ブローチやマグネット、キーホルダーなどに加工するとよいでしょう。
3月は、別れの季節。卒園式や卒業式では、長い時間を一緒に過ごした人たちがさようならを告げ合い、それぞれの道へと踏み出します。進学や転勤に伴うお引越しによる地理的なお別れを予定されている方もいらっしゃることでしょう。
同時に、それまでお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えたい季節でもあります。今回はそんな場面にぴったりのモチーフをレジンで表現してみました。お名前入りの小さな花束のパーツです。裏面が平らなのでブローチやマグネットに加工しやすく、また、キーホルダーなどにしても映えるサイズとデザインです。
このレシピのユニークなところは、ボディの形成に香水ボトルのシリコンモールドを使用したところです。今回のテーマにふさわしいモールドを探していたところ、可愛らしいフォルムの香水ボトルを逆さまにすると花束に見えることに気づいたのです。
今回使ったクロッチャショップで取り扱いのある香水ボトルのシリコンモールドは、16種類のデザインが1枚のシート状になったもの。こういったモールドを使う際は、必要な箇所だけカットすると作業がやりやすくなります。レジンを流し入れたりライトを当てたりするには、小さい方が小回りがきくからです。
固めて取り出した香水ボトルのパーツの上下を逆にして花束に見立て、上の方にボンドを薄く塗ってお花やブリオンを貼り付けます。少しカーブを描くようにボンドを塗ると、よりこんもりとした本物の花束のような雰囲気に近づけられます。
お花とお花の隙間を小さなブリオンで埋める際は、ストーンキャッチペンがあると大変便利です。ペン先に触れると、小さなものでもキャッチして容易に拾い上げることができる優れものです。細かい粒を移動させる作業の多いレジンアクセサリー作りやネイルなどに最適です。
花束のラッピングペーパー部分にはゴールドのアルファベットシールでお名前も入れました。シールは直接貼らず、パーツに薄くレジンを塗った上に乗せます。そうすると貼った後も滑らせることができ、バランスを見ながら微調整するのが可能になります。
さまざまな別れが訪れる3月。温かい気持ちで旅立つ人たちを送り出したいものです。ありがとうの気持ちを込め、お名前入りの小さなレジンの花束をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。