目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
まもなく桜が咲き始めます。1年で最も美しい季節ですよね。揺れ動く淡いピンク色の花びらが目を引く、桜をモチーフにした上品なレジンのイヤリングの作り方をご紹介いたします。
ワイヤーで花びらの枠を作り、その中をレジンで埋めたパーツを組み立てて立体の桜にします。ここではイヤリングに仕上げていますが、お好みでブローチなどにもアレンジできます。
「ワイヤーからパーツを作るのは難しそう」と躊躇される方にも安心して挑戦していただけるよう、詳しくご説明しています。レジンのイヤリングの作り方です。
UV/LEDライト
レジン液
モールドor調色パレット
着色剤
エンボスヒーター
アクセサリー工具
調色スティック
ワイヤー(アーティスティックワイヤー #26 ゴールド)
太過ぎても細過ぎても扱いづらいので、#22、24、26あたり(約0.5mm)を使用
花座 7mm (お好きなデザイン)
パールorブリオン 3mm
チェーン
丸カン
座金
着色用に適当なモールドを用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。
レジンを2箇所に入れます。少しずつ調色したいので、着色剤はレジンに直接混ぜずにモールドの縁に出します。
ピンク(レッドとホワイト)とレッドを作ります。
エンボスヒーターで気泡を抜きます。
ある程度気泡が抜けたら、一旦横に置きます。
次にワイヤーで花びらを作ります。やっとこの先にマスキングテープを貼ると、ワイヤーのコーティングの剥げ防止になります。
ワイヤーの長さを測ってニッパーで切ります。4cmを10本、6cmを3本作ります。
マスキングテープに貼ると失くしません。
桜の花びらの形を作ります。4cmのワイヤーを全て半分に折ります。
10本とも半分に折ったら、平やっとこで挟んでしっかり折り目をつけます。
折ったワイヤーをしっかり開きます。
平やっとこの先で折り目の真横を挟みます。
平やっとこに沿うようにワイヤーを折り上げます。
最初に付けた折り目の片側を折り上げるとこのようになります。
折り目の反対側も同様に、平やっとこの先で真横を挟んで折り上げます。
これで花びらの先の形ができます。
ワイヤーを少しだけ丸めて端を交差させます。
ワイヤーの端から約3mmのところで交差するように調整し、平やっとこで挟んでねじります。
花びらの形ができました。
花びらの形をふっくらと整えます。平やっとこを閉じた状態で花びらの輪の中に入れ、そっと開きます。
平やっとこで挟みながら微調整すれば、ひとつめの花びらのできあがりです。
残りも同様に形を整えます。
チェーンにぶら下げる花びらを作ります。チェーンをカットします。2cmを2本、1.5cmを1本用意します。
ワイヤーを3本とも端から2cmのところで折ります。
最初の10本と同じ方法で花びらの先を作ります。
ワイヤーの端からそれぞれ3mmと23mmの位置で交差させてねじります。
長い方のワイヤーを直角に曲げ、短い方に少し残っているワイヤーの先をカットします。
丸やっとこでねじった根元のあたりを挟み、長いワイヤー巻き付けて輪にします。
作った輪にチェーンを通します。やっとこの先で輪を挟み、ねじった部分に余ったワイヤーを巻き付けます。隙間ができないよう丁寧に作業します。
ねじった部分がワイヤーで隠れたら、余ったワイヤーをカットしてやっとこで挟んでなじませます。
平やっとこで花びらをふっくら整えます。
あとの2つも同様に作ります。
マスキングテープの芯の内側のカーブを利用して花びらを反らせます。ワイヤーをねじった部分を指で押さえ、反対の手の指の腹で花びら全体をぐっと押し付けます。
チェーンに下げた花びらは、湾曲させてもさせなくてもよいでしょう。
花びらをマスキングテープに貼り付けます。ワイヤーを押しつけると形が歪んでしまうので、マスキングテープの方をワイヤーに沿わせるようにします。
レジンを塗ります。最初にピンクのレジンを全体に薄く塗り、60秒硬化させます。
次にワイヤーをねじった部分から3分の1くらいまでのところを赤で塗り、残りをピンクで埋めます。60秒硬化させます。
この工程をもう一度繰り返します。2回めは120秒硬化させます。
しっかり固まったらマスキングテープを剥がして裏側にも同様にレジンを塗り、120秒硬化させます。
全ての花びらにレジンを塗ります。
余分なワイヤーをカットします。花びらまたはニッパーのいずれかをねじるとワイヤーからレジンが剥がれてしまいますので、注意しましょう。ニッパーでワイヤーをぐっと挟み、左右に倒すとポロッと取れます。
マスキングテープ上に花びらを桜の形に並べます。
小さく折り畳んだティッシュの上で作業します。花の真ん中に透明のレジンを付け、その上に花座を乗せてぐっと押します。
真ん中を押すと花びらが立体になるので、この状態で60秒硬化します。
真ん中にパールを乗せ、硬化します。強度が少し不安なので、花座と花びらの間にレジンを塗って120秒硬化し補強します。
1つ目の花ができました。同じようにもう1つ作ります。
座金に桜を付けます。先にチェーンの花びらを丸カンまたはCカンで繋げます。
こんな感じでOKです。
残りの2つも繋げます。
花を座金に接着します。座金の裏にマスキングテープを貼ります。仮置きをして花の位置を決め、座金側にレジンを塗って60秒硬化させて接着します。
マスキングテープを剥がして裏にもレジンを塗って硬化し、補強します。
完成です。
レジンとワイヤーを使った、今の季節にぴったりのゴージャスな桜のピアスの作り方をご紹介いたしました。
ワイヤーで枠を作り、その中をピンクと赤で淡く着色したレジンで埋めて花びらに。テープの芯のカーブを利用して花びらを湾曲させたり花の中央を押し付けながら硬化することにより、立体的な桜になっています。
チェーンで下がる花びらが揺れる様子がとても可愛らしく、桜の花が立体なのでインパクトも大きなイヤリング。春のファッションのアクセントになること間違いなしでしょう。
この機会にレジンアクセサリー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。