作品レシピ
2023年04月29日

丸カンで作る、レジンの華やかフラワーヘアクリップ

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アクセサリー作りではお馴染みの、留め金具を繋ぐための丸カン。これを枠代わりにして中にレジン液を流すパーツ作りは、どこかで目にされたことのある方も多いことでしょう。今日ご紹介するのは、そんなレジンを張った丸カンを花びらに見立てて作るフラワーヘアクリップです。 

 

一般的なサイズの丸カンに淡く着色したレジンを流し入れ、4つ組み合わせてチャーミングなお花のパーツに。丸カンそのものは平らなピースですが、ちょっとした工夫で立体的なお花にすることができるんです。 

 

めしべのようにお花の中央にあしらうクリアのドロップビーズ、丸カンでできたゴールドカラーのふち、そして透明感とニュアンスのあるレジン部分。これらのハーモニーでとても華やかで上品な雰囲気のヘアアクセサリーに仕上がりました。 

 

詳しい作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・作家のためのレジン ぷっくりタイプ

・作家のためのレジン着色剤(ホワイト、ブラック、オーシャン、パープル)

・調色パレット

・竹串

・エンボスヒーター

・丸カン10mm

・レジンテープ

・リングパーツ

・耐震マット

・クリアファイル

・ピンセット(アクセサリー工具セット)

・ヘアクリップ(60mm)

・接着剤

・ドロップビーズ

・洗濯ばさみ

・コーティング液

・UV-LEDライト

2.作り方

作家のためのレジンを使います。

clip 01

調色パレットにレジン液を注ぎます。

clip 02

作家のためのレジン着色剤で色を付けます。

clip 03

パレットのレジン液にお好みの量のホワイト、ブラック、オーシャン、そしてパープルの着色剤を流し入れます。

clip 04

調色スティックまたは竹串などの先でよく混ぜます。

clip 05

エンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。

clip 06

直径10mmの丸カンを使います。

clip 07

丸カンの繋ぎ目が開いている場合は指またはやっとこの先で掴んでねじり、ぴったりと合わせます。

clip 08

レジンテープを使います。

clip 09

レジンテープに丸カンを8個貼り付けます。分かりやすくなるよう、上下に4個ずつ並べましょう。

clip 10

ホワイトの着色レジンを上の列の4個の丸カンの中に置き、竹串の先などで広げて全体に行き渡らせます。丸カンとレジンテープの隙間からレジン液が漏れ出す前に手早く硬化します。

clip 11

下の列の4個の丸カンの中にホワイトの着色レジンを先ほどの半量を置き、全体に行き渡らせて硬化します。

clip 12

ホワイトの着色レジンを半量ずつ入れた下の列の4個の丸カンに、ブルーの着色レジンを追加します。均して全体に行き渡らせたら硬化します。

clip 13

レジンテープに丸カンを貼り付けたものをもう1セット用意します。上に4個、下に3個の丸カンを並べます。上4個の丸カンの中にホワイトの着色レジンを最初の半量置き、竹串の先で伸ばします。全体に行き渡ったら硬化します。

clip 14

ホワイトの着色レジンを半量入れた上の4個の丸カンにパープルの着色レジンを置き、全体に行き渡らせます。下の列の3個の丸カンのうちのひとつにパープルの着色レジンを伸ばします。全体に均したら硬化します。

clip 15

下の丸カンのひとつにブルーの着色レジンを置き、全体に行き渡らせます。

clip 15

下の丸カン1つにブルーの着色レジンをおき、全体に行き渡らせます。

clip 16

下の列の残りひとつの丸カンにクリアのレジン液を置き全体に行き渡らせて硬化します。

clip 17

すべての丸カンにレジンをぷっくりと盛ります。硬化する前にレジン液が垂れてしまわないよう、1シートずつ行います。ここでは最初に左側のシートの丸カンにレジン液を盛ります。

clip 18

全体に行き渡らせ、滑らかになったら硬化します。

clip 19

右側のシートにも同様にぷっくりとレジン液を盛ります。

clip 20

全体に行き渡らせたら硬化します。

clip 21

丸カンに淡いカラーレジンを張った花びらパーツができました。

clip 22

クリアフィアルを小さくカットしたものに耐震マットを貼り付け、その上にリングパーツを乗せます。リングパーツは花びらを等間隔に並べるためのガイドとして使用します。また、花びらを立てかけるように置いて角度を付け、中央を窪ませる目的もあります。理想の形のお花になるよう、シミュレーションしてみると良いでしょう。

clip 23

お花の形になるように花びらを配置します。

clip 24

希望の配置になったら接着します。

clip 25

作家のためのレジンぷっくりタイプを使います。

clip 26

お花の中央にレジン液を流します。

clip 27

4つの丸カンの花びらがひとつのパーツになるように行き渡らせ、硬化します。残りの2カラーも同様にお花の形に仕上げます。

clip 28

3色のお花ができました。

clip 29

ヘアクリップを用意します。

clip 30

接着剤で組み立てます。

clip 31

お花パーツの裏側に接着剤を付けます。

clip 32

ヘアクリップに貼り付けます。

clip 33

花びらパーツに接着剤を付けます。

clip 34

ヘアクリップの先に貼り付けます。

clip 35

2つめのお花パーツをひとつめの隣に貼り付けます。

clip 36

3つめのお花パーツを貼り付けたら、丸1日乾かします。

clip 37

花びらパーツにレジンを付けます。

clip 38

お花パーツの裏側にくっつけ、そのまま硬化します。

clip 39

お花パーツの裏側にレジンを少量付けます。

clip 40

花びらパーツを乗せ、硬化します。

clip 41

裏側を花びら1枚ずつぷっくり盛りつつコーティングし、硬化します。

clip 42

クリアなドロップビーズをめしべに見立てて飾りましょう。

clip 43

お花パーツ中央にレジン液を乗せます。

clip 45

ドロップビーズを4つずつ置き、硬化します。残りのお花にもそれぞれドロップビーズを4つずつ乗せ、硬化します。

clip 46

仕上げのコーティングをします。

clip 47

付属の刷毛で丁寧に塗り、硬化すれば…

clip 48

完成です。

clip 49

3.まとめ

丸カンを枠として使用した花びらを並べ、立体感のあるレジンのお花パーツに。それらを組み合わせてヘアクリップに仕立ててみました。淡いカラーレジンのニュアンスと透明感、そして丸カンのゴールドカラーが相まって、大変華やかなヘアアクセサリーに仕上がりました。

平らな丸カンの花びらを立体的に接着するのに使ったのは、リングパーツ。丸い形と適度なサイズが、花びらを等間隔で並べるガイドの役割を果たします。そしてリングパーツのふちに立てかけるように置くので、その厚み(高さ)のおかげで角度が付いて立体的に。とても合理的な方法です。

お花は合計3つ作って並べました。それ以外にも同じ色のレジン液で個々の花びらを作って用意し、ヘアクリップの先やお花の下の隙間などを埋めました。ほどよく盛った感じがさらに華やかさを演出します。

さらに今回はお花の中央をクリアのビーズで飾りました。めしべに見立てたこのクリアビーズの存在が、見た目のみずみずしさをアップさせています。

淡い着色、そして寒色系の着色剤を選んだことで、爽やかで涼しげな上品さのあるヘアクリップに仕上がりました。少し濃いめに着色したり白の分量を増やせばこっくり系に、ピンクや赤などを使えば温かみのある印象に。お好みで自由にお楽しみいただけます。

比較的安価で手に入りやすい丸カンを枠代わりにしたレジンパーツには、さまざまなレシピがあります。覚えてしまえば応用も可能です。ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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