ガラスとUVレジンの相性について
基礎テクニック
2020年08月24日

ガラスとUVレジンの相性について

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「ガラス瓶にキラキラしたUVレジンを閉じ込めたらかわいいのでは・・・?」と思われることがあるかもしれませんが実は、これには注意が必要です。 

知らずに作ると、けがをする可能性も?! 

 

こちらは、ガラスパーツにレジンを入れて硬化してみた実験の画像です。 

※マネしないでくださいね。 

※現在ガラスにレジンをいれて実験中のパーツは、保管した状態だとひび割れは起きていませんので、継続して注視したいと思います。 

 

 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.UVレジンとガラスの膨張率が違う
  2. 2.気温上昇による膨張は必ず起こる
  3. 3.大きい作品になればなるほど膨張の差が大きくなる
  4. 4.まとめ

1.UVレジンとガラスの膨張率が違う


UVレジンとガラスは膨張率が違います。
膨張率とは、温度が上昇するとき、物体の熱膨張のしやすさの程度を表わす量のことです。

ガラスの入れ物にレジンを入れて硬化させると、ガラスとレジンが接着してしまいますよね。その状態のまま高温に当てると、膨張率の違いからどちらかが引っ張られる状態になります。これにより、ひび割れの原因になります。

2.気温上昇による膨張は必ず起こる


例えば、記録的猛暑で列車のレールが歪むと聞いたことがありませんか?
同じように真夏にアクセサリーを身に着けたまま外出すると、ガラスやレジンも膨張する可能性があります。

3.大きい作品になればなるほど膨張の差が大きくなる


気温が上昇することによりレジンの体積が大きくなり、ガラスを内側から割ってしまう可能性があるのです。

4.まとめ

https://static.croccha.com/contentful/1pCRP67V9V17rvNNOrngTg.jpg

最近ではいろいろなサイズのガラス瓶や、アクセサリー用のガラスドームなどがあります。

「少量ならレジンを使ってもいいのでは?」思われることがあるかもしれませんが、やはり膨張率の違いは気になります。

安全面を考えると、作品を販売したりプレゼントする場合は、ガラスにレジンを封入しないほうが良いと思われます。
ガラスはひびが入っただけでもけがをする可能性がありますので、気を付けてお取り扱いくださいね!

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