目次
- 1.UVレジンとガラスの膨張率が違う
- 2.気温上昇による膨張は必ず起こる
- 3.大きい作品になればなるほど膨張の差が大きくなる
- 4.まとめ
「ガラス瓶にキラキラしたUVレジンを閉じ込めたらかわいいのでは・・・?」と思われることがあるかもしれませんが実は、これには注意が必要です。
知らずに作ると、けがをする可能性も?!
こちらは、ガラスパーツにレジンを入れて硬化してみた実験の画像です。
※マネしないでくださいね。
※現在ガラスにレジンをいれて実験中のパーツは、保管した状態だとひび割れは起きていませんので、継続して注視したいと思います。
UVレジンとガラスは膨張率が違います。
膨張率とは、温度が上昇するとき、物体の熱膨張のしやすさの程度を表わす量のことです。
ガラスの入れ物にレジンを入れて硬化させると、ガラスとレジンが接着してしまいますよね。その状態のまま高温に当てると、膨張率の違いからどちらかが引っ張られる状態になります。これにより、ひび割れの原因になります。
例えば、記録的猛暑で列車のレールが歪むと聞いたことがありませんか?
同じように真夏にアクセサリーを身に着けたまま外出すると、ガラスやレジンも膨張する可能性があります。
気温が上昇することによりレジンの体積が大きくなり、ガラスを内側から割ってしまう可能性があるのです。
最近ではいろいろなサイズのガラス瓶や、アクセサリー用のガラスドームなどがあります。
「少量ならレジンを使ってもいいのでは?」思われることがあるかもしれませんが、やはり膨張率の違いは気になります。
安全面を考えると、作品を販売したりプレゼントする場合は、ガラスにレジンを封入しないほうが良いと思われます。
ガラスはひびが入っただけでもけがをする可能性がありますので、気を付けてお取り扱いくださいね!