作品レシピ
2025年07月05日

金魚が泳ぐスティックキーホルダーの作り方/反り返ったレジンパーツの対処方法

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暑い日が続きますね。こんな時期は身に着けるものや持ち物などに見た目の清涼感を求めてしまいます。そんなわけで、今回はレジンのスティックの中に金魚を泳がせてみました。 

 

砂の底、ブルーの水、深いところと浅いところを行き交うように自由に泳ぎ回るリアルな金魚…今回ご紹介するのは、夏らしい光景をレジンに閉じ込めたスティックキーホルダーのレシピです。 

 

気泡の出やすい星の砂の上手な扱い方や幾層にも重ねて形成するレジンパーツに生じる反り返りの対処方法など、知っておけばきっと役に立つ情報を含んだ詳しい作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・キーホルダー3種モールド(パーツクラブ)

・竹串

・エンボスヒーター

・星の砂

・調色スティック

・いろどろっぷ ファンタジーカラー(ウォーターブルー)

・金魚の封入シート

・ピンセット(アクセサリー工具セット)

・ガラス玉

・カーテン用のふさかけフック

・耐震マット

・ヤスリ

・ピンバイス

・Tピン

・クリップ

・メイクブラシ

・ボールチェーン

・UV-LEDライト

2.作り方

キーホルダーが作れるモールドを使います。

goldfish 01

作家のためのレジンをモールドの2割程度まで流します。

goldfish 02

モールドを傾けてレジンを全体に行き渡らせます。

goldfish 03

角に気泡が入りやすいので、竹串などで取り除きます。

goldfish 04

細かい気泡はエンボスヒーターで消します。

goldfish 05

星の砂を用意します。

goldfish 06

調色スティックなどでパラパラっと封入します。ここでレジンに封入した砂を必要以上に触れると気泡が入ってしまいます。極力触らないように注意しましょう。

goldfish 07

モールドの側面に砂が付いていたら、竹串などで取ってそーっとレジンの上に置きます。

goldfish 08

隙間なく砂を敷き詰め、硬化します。

goldfish 09

調色カップにレジンを流します。

goldfish 10

着色剤いろどろっぷファンタジーカラーのウォーターブルーでカラーレジンを作ります。

goldfish 11

カップに入れたレジンにお好みの量の着色剤を加えます。

goldfish 12

竹串などでしっかり混ぜます。

goldfish 13

エンボスヒーターで気泡を消します。

goldfish 14

着色レジンをモールドの4割程度まで流します。

goldfish 15

モールドを傾けて全体に行き渡らせ、硬化します。

goldfish 16

金魚の封入シートを使います。

goldfish 17

使う分をハサミでカットします。

goldfish 18

ガラス玉を用意します。

goldfish 19

封入したい部分に透明レジンを流します。

goldfish 20

レジンの上に金魚のシートを乗せます。

goldfish 21

ガラス玉を封入したい部分にもレジンを流します。

goldfish 22

ガラス玉を配置します。

goldfish 23

少し離れたところにもランダムに封入して硬化します。

goldfish 24

ガラス玉が完全に浸かるぐらいまでレジンを流します。

goldfish 25

モールドを傾けて全体に行き渡らせます。

goldfish 26

モールドの8割程度までレジンを流します。

goldfish 27

ガラス玉を配置します。

goldfish 28

金魚のシートも封入し、硬化します。

goldfish 29

モールドの9割程度までレジンを流します。

goldfish 30

全体に行き渡らせて硬化します。

goldfish 31

モールドいっぱいまでレジンを流します。

goldfish 32

全体に行き渡らせます。

goldfish 33

蓮の葉をレジンの上に乗せます。

goldfish 34

葉の上にレジンを少量流します。

goldfish 35

葉をレジンの中に完全に埋め込んで硬化します。

goldfish 36

モールドから取り出します。

goldfish 37

何層にも作っていくうちにパーツが少し反ってしまいました。

goldfish 38

硬化して冷めたパーツは完全に固まり硬くなるのですが、エンボスヒーターなどで温めると再び柔らかくなります。

goldfish 39

温めたら反りとは反対側に曲げて真っ直ぐなパーツにします。冷めるまでこのまま曲げると元に戻りません。

goldfish 40

表面にレジンを流します。

goldfish 41

竹串などで全体に行き渡らせて硬化します。

goldfish 42

全ての角をヤスリで削ります。

goldfish 43

ピンバイスで穴を開けます。

goldfish 44

穴にレジンを少量流します。

goldfish 45

Tピンで穴の中の空気を出します。

goldfish 46

穴にTピンを挿し込んで硬化します。

goldfish 47

仕上げのコーティングをします。

goldfish 48

入りきらない部分は竹串などでコーティング液をすくい取り、Tピンの根元までコーティングします。

goldfish 49

余分なコーティング液を落とし硬化します。この工程を2回繰り返します。

goldfish 50

このようにできました。

goldfish 51

Tピンを取り外します。

goldfish 52

Tピンを挿していた部分をヤスリで削り平らにします。

goldfish 53

ピンセットの先やメイクブラシなどで削りかすを取り除きます。

goldfish 55

削った面全体にコーティング液を塗って硬化します。

goldfish 56

このようにできました。

goldfish 57

ボールチェーンを通します。

goldfish 58

完成です。

goldfish 59

3.まとめ

毎日暑いので、身に着けるものや持ち物に見た目の涼しさを求めてしまいます。今回はそんな今の季節にぴったりな、金魚が自由に泳ぎ回っているようなデザインの涼しげなレジンのキーホルダーの作り方をご紹介いたしました。

上手に仕上げるコツもいくつかお伝えいたしました。ひとつは星の砂の扱い方です。海レジンなど夏のアクセサリー作りにたびたび登場する星の砂。レジンに入れてから触ると、どんどん気泡が出てしまいます。美しく仕上げるには、封入後は極力触らないこと。もしも気泡が入ってしまった場合はしばらく暗所に置いて消えるのを待ちましょう。

奥行き感を出すために何層にも分けてレジンを入れては硬化、を繰り返して本体を形成します。そのため、作り終える頃には反り返ってしまっている可能性があります。それを矯正する方法がふたつめのコツです。

レジンはいったん冷めて固まっても、エンボスヒーターなどで再び温めれば曲げることができます。温かいうちに反りと逆の方向に圧力をかけ、冷めるまでそのまま待てば真っ直ぐにすることができるのです。

ガラス玉で泡を表現し、より見た目の涼しさをアップ。まるで本当に金魚が泳いでいるような涼しげなシーンをレジンのバーに閉じ込めたスティックキーホルダー。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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もりもと まきこ
もりもと まきこ
【UVレジンハンドメイドチャンネル】 YouTubeで作り方を配信中♪ パーツクラブ公式アンバサダ...
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