目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
どうしても子どもっぽいデザインになりがちなお花のレジンヘアクリップ。思い描いた通りのフラワーアレンジにならないというお悩みの声もよく聞きます。今回はそれらを解消する、こだわりを詰め込んだレシピをご紹介いたします。
成功のカギは2つ。ひとつめは、封入するドライフラワーの選び方。もうひとつは配置のコツです。どなたでも思い通りのアレンジで大人っぽいヘアクリップが作れるよう、材料や手順を詳しくご説明いたします。
かすみ草やソリダコをふわっと散らした、透明感あるベージュが美しいレジンアクセサリー。大人の女性が着けたくなるようなシックで落ち着いた雰囲気のドライフラワー入りのヘアクリップの作り方です。
・作家のためのレジン
・調色パレット
・作家のためのレジン 着色剤(ホワイト、ブラウン、ブラック)
・竹串
・エンボスヒーター
・ヘアクリップのモールド
・ドライフラワー(ユーフォルビア、かすみ草、ソリダコ)
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・英字シール
・ヤスリ
・クリアファイル
・耐震マット
・作家のためのレジン ぷっくりタイプ
・ヘアクリップ
・接着剤
・固定用クリップ
・コーティング液
・UV-LEDライト
ITEIMD:23979
作家のためのレジンを使います。
調色パレットを2つ用意し、それぞれに透明のレジン液を流し入れます。
作家のためのレジンの着色剤で色を付けます。
パレットのレジン液にお好みの量のホワイトとブラウンの着色剤をそれぞれ加えます。
調色スティックまたは竹串などでよく混ぜます。
ブラウンの着色剤が明るい色味の場合は、ブラックを追加します。
ブラウンに着色したレジン液にブラックの着色剤を1滴垂らします。
よく混ぜます。
必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。
ヘアクリップのモールドを使います。
モールドの2割程度が埋まる分量のホワイトの着色レジン液を流します。
竹串の先などで伸ばして全体に行き渡らせ、硬化します。
モールドの8割程度まで埋まる分量のブラウンの着色レジン液を流します。
全体に行き渡らせ、硬化します。
ドライフラワーを置きたい部分に透明レジン液を付けます。
ヘアクリップの角からふわっと舞うようなイメージでドライフラワーを配置します。
全体バランスを見ながら配置します。
アクセントとして英字シールも使いましょう。
お好みの位置に英字シールを貼り、硬化します。
モールドいっぱいになるようにレジンを流します。
全体に行き渡らせ、硬化します。
できたパーツをモールドから取り出します。
本体の軸となる部分ができました。
やすりを用い、バリを削って滑らかに整えます。
耐震マットに乗せて固定します。
作家のためのレジンのぷっくりタイプを重ねます。
レジンパーツの表面をレジンでぷっくりと盛ります。
竹串などで伸ばして全体に行き渡らせ、硬化します。
ヘアクリップの本体のできあがりです。
ヘアクリップ金具を接着します。
強力接着剤を使います。
ヘアクリップの表面に接着剤を塗ります。
ヘアクリップのレジンパーツに貼り付け、丸1日乾かします。
裏側をレジン液でコーティングします。
全体に行き渡らせ、硬化します。
仕上げのコーティングをしてツヤを出します。グロスタイプのコーティング剤を使います。
表面、側面、裏側を同時にコーティングして硬化します。
完成です。
「どうしても子ども向けっぽい仕上がりになってしまう」、「イメージしていた通りにならない」などなど、お花を使ったレジンアクセサリー作りにチャレンジされた方々からのお悩みの声は絶えません。そんなみなさまへのお助けになるようなヘアクリップの作り方をご紹介いたしました。
カラフルなお花を取り合わせたデザインは、華やかさや元気の良さを表すのには大変効果的です。しかしどうしても賑やかで幼稚な印象になりがちということも否めません。落ち着いた装いにマッチする大人向けのアクセサリー作りをするには、封入するドライフラワーの選び方が肝心です。
大人の女性にふさわしいレジンアクセサリーを実現したい場合は、お花の色数を抑えめにすることを心がけましょう。あまり複雑な色合わせを考えず、あえて2〜3色程度に制限するのです。そうするとうまくまとまり、子どもっぽい印象を与えません。
配置もまた、ドライフラワーを数種類使ったレジンアクセサリー作りにおける課題です。ランダムに散らしたつもりが不自然なクラスターになってしまったり、逆にまとめたつもりがバラバラに見えてしまったり。
そんなお悩みを解消するのは、ある1点からふわっと広がるようなイメージで置くという配置方法です。ここで作ったヘアクリップの場合、モールドの角から広がるような感じにドライフラワーを置きました。
お花の色数を抑え、角からふわっと広がるイメージに配置すれば大人がつけたくなるようなヘアクリップに。今回はさらにシックなデザインになるよう、ヘアクリップのレジンパーツ本体の着色にも工夫を凝らしました。
大人カラーの代表格である、ベージュ。ブラウンにホワイトを加えれば作れる色ですが、レジン液が透明であることを活かして2層仕上げで趣を出しています。下の層をホワイトに、そして上の層をクリアなブラウンに。この2色の層が重なることで、ベージュカラーに見えるのです。
さらにぷっくりタイプのクリアなレジンを盛ることでぽってりと厚みが出せるだけでなく、透明感の際立つヘアクリップに仕上がりました。
ベージュカラーのベースにホワイトとグリーンのお花を乗せたヘアクリップ。大人の女性でも身に着けられるヘアアクセサリーです。使うドライフラワーの色数を抑え、配置に気を付ければ、きっとどなたでも上手に完成させられます。ぜひ試していただきたいレシピです。