目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ワイヤーで花びら形の枠を作り、レジンの膜を張ってアクセサリーパーツに。マーブル模様をふんわり入れた大人可愛いゆらゆら揺れるピアスの作り方のご紹介です。
基本のカン付きのワイヤーフープの作り方、レジン液の選び方、着色の仕方、マーブル模様のコツなどを交えた、ステップバイステップの詳しいレシピです。
・作家のためのレジン
・作家のためのレジン ぷっくりタイプ
・コーティング液
・着色剤 宝石の雫(狭霧)夕暮れ
・着色剤 宝石の雫 ブラック
・ワイヤー
・ゲージスティック
・LEDディップアートレジン
・ニッパー、丸ヤットコ、平ヤットコ
・輪ゴム
・着色パレット
・竹串
・エンボスヒーター
・クリアファイル
・丸カン
・カンつきピアスパーツ
・カンつきストーン
・UV-LEDライト
ジュエリーメイキング用のワイヤーで花びらの枠を作ります。サイズは28番(直径0.3mm)が使いやすく、このレシピに向いています。
ワイヤーの花びらの形成には、ゲージスティックを使います。
遮光ケースに入ったLEDディップアートレジン液を使います。
ゲージスティックにワイヤーを巻きつけます。
ぐるぐるぐるっとスティックを3度回します。
できたワイヤーの輪からスティックを外します。
短い方のワイヤーをニッパーでカットします。
ワイヤーを90度に曲げ、丸ヤットコで挟みます。
ワイヤーを丸ヤットコにぐるっと巻きつけてカンを作ります。カンのすぐ下からぐるぐるぐるっとワイヤーを巻きつけます。
巻き終わったらニッパーでカットします。
カットしたところが飛び出ないよう、ヤットコで優しく整えてなじませます。
環状のパーツになりました。
もうひとつ作ります。これよりも少し大きくするため、ゲージスティックの太い方を使用します。
ワイヤーをスティックに巻きつけます。
3回ぐるぐるっとスティックを回転させます。
短い方のワイヤーをカットします。
カンを作ります。
カンの下からぐるぐるっと巻きつけます。
ワイヤーをカットします。
飛び出さないよう、やっとこで優しくなじませて整えます。
パーツが2つできました。
丸ヤットコの丸みを利用し、できたワイヤーの輪にウェーブをつけて花びらのような形にします。
指で掴んでカーブをつけるなどして立体感を持たせます。
花びらのような形になりました。
もうひとつのワイヤーの輪も同様に花びらの形に整えます。
指でカーブさせ、立体感を出します。
花びら形のワイヤーの枠が2つできました。
できたパーツをLEDディップアートレジン液にくぐらせ、膜を張ります。
ワイヤーの枠にレジン液の膜を張ったら硬化します。
もうひとつのパーツにも同様にレジン液の膜を張り、硬化します。
続いては作家のためのレジンに持ち替えます。
着色パレットにレジン液を注ぎ入れます。
レジン液を着色します。
パレットに流し入れたレジン液にお好みの量の着色剤を垂らします。
調色スティックまたは竹串の先などでよく混ぜます。
必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。
パレット代わりの小さくカットしたクリアファイルにレジン液を流します。
調色パレットに作ったものよりも濃い着色レジン液を作ります。着色剤を多めに加えます。
竹串の先などでよく混ぜます。
ブラックをプラスしてより濃く深みのある着色レジン液にします。
ブラックを少量足します。
よく混ぜます。
必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします。
調色パレットの中に作った薄い着色レジンに流し入れます。
マーブル模様になるように軽く混ぜます。
マーブル模様が崩れないようにふわっとすくいとり、花びらパーツに乗せます。
乗せたらあまり触らずに硬化します。
高粘度のぷっくりタイプの作家のためのレジンを使います。
こんもりと盛って花びらをぷっくりさせます。
竹串の先などで全体に伸ばし、硬化します。
裏側も同様にぷっくりさせます。
全体に均して硬化します。
もうひとつの花びらパーツも、作家のためのレジンぷっくりタイプで盛ります。
全体に伸ばして硬化します。
裏側も同様にぷっくりさせます。
全体に均し、硬化します。
コーティング液でパーツの仕上げをします。
表と裏にコーティング液を塗り、硬化します。
もうひとつの花びらパーツも同様に表と裏をコーティングして硬化します。
花びらパーツ2つの完成です。
ピアス金具と丸カンを用い、ピアスに仕上げます(丸カンの使い方等はこちら)。
マーブル模様の花びら形のピアスの完成です。
ワイヤージュエリーメイキングの基本となるカン付きの丸いパーツをベースに、それを変形させて花びら形の枠にしたレジンアクセサリーを作ってみました。ワイヤーの枠を作り、レジン液にディップして膜を張って硬化させることで土台を形成しています。
丸いパーツ作りにはゲージスティックの太さと丸みが大変便利ですが、なければペンなど棒状のものでも代用可能です。ワイヤーを環状にした後は、フリースタイルで花びら形に。丸ヤットコでウェーブを付けたり手でカーブさせたりすると、自然な花びらのようなフォルムになります。
このようなレシピでは通常ディップアート液を使用するところですが、今回はLEDディップアートレジン液を硬化。おかげでスピーディに簡単に膜を張らせることができました。
マーブル模様を作るのは難しいと感じる方も多いことでしょう。今回は着色パレットの中で濃淡の違う2色の着色レジン液を軽く混ぜ合わせてあらかじめマーブル状態にし、それをすでにできている花びらパーツにふわっと乗せることにより失敗なく自然に仕上げています。パーツの上でマーブルにすることに自信のない方にはおすすめの方法です。
濃さの違う着色レジン液を作る際は、着色剤の分量を変えるだけでなくブラックをほんの少し足すのもカギ。こっくりとした深みが生まれます。
美しいマーブル模様を作るには、ごく軽く合わせる程度に混ぜるのがポイントです。調色パレットからパーツの表面へと移動させる時にさらに混ざってしまいますので、足りないかな、というくらいで止めるのが良いでしょう。
ここでは大小の花びらを組み合わせた揺れるタイプのピアスに仕上げていますが、完成したパーツはいろんなアレンジでアクセサリー作りに活用できます。チェーンに等間隔に並べたブレスレットやネックレスにしても素敵です。
大人可愛い茶系のマーブル模様は、みんな大好き!着ける人のイメージや季節に合わせてピンク系やブルー系にしてもいいですね。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。