作品レシピ
2022年09月17日

レジンのべっ甲!秋の装いにふさわしい奥行きのある本格的なべっ甲柄のピアスの作り方

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その深みのある色合いと趣のある模様から、ジュエリーやメガネのフレーム、バッグのハンドルなどのおしゃれアイテムに今も昔も大変人気のあるべっ甲。大人可愛いマテリアルの代表です。年中大歓迎ですが、これから茶系のこっくりカラーがますますふさわしい季節が訪れます。 

 

そんな秋の装いにピッタリのべっ甲柄をレジンで表現し、ピアスを作ってみました。マーブルの奥行きのある本格的なべっ甲柄になるように工夫しています。ベージュとのツートーンにしてゴールドやパールで控えめに飾り、上品かつ華やかな印象に。 

 

レジンで作るべっ甲柄のレシピとピアスの仕上げ方のご紹介です。 

 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン 

・作家のためのレジン ぷっくりタイプ

・宝石の雫(ブラック、ブラウン、イエロー、ホワイト)

・スクエアのモールド

・着色用パレット

・パール

・ブリオン

・樹脂ピアス

・Tピン

・竹串

・ヤスリ

・ピンセット、ニッパー

・耐震マット

・クリアファイル

・洗濯ばさみ

・エンボスヒーター

硬化用ライト

2.作り方

調色パレットにレジン液を流し入れます。

tortoise 01

宝石の雫のブラック、ブラウン、イエロー、ホワイトで着色します。

tortoise 02

黄色味がかった薄めのブラウン、ブラックを混ぜた濃いめのブラウン、そしてベージュの3色を作ります。

tortoise 03

薄めのブラウンは、ブラウン、ブラック、イエローの3色の着色剤を混ぜて作ります。濃いめのブラウンは、ブラウンと多めのブラック。ベージュはホワイト、ブラウン、イエローで作ります。

tortoise 04

着色レジンの用意ができました。

tortoise 05

エンボスヒーターで気泡を飛ばします(気泡の飛ばし方はこちら)。

tortoise 06

ダイソーのスクエアモールドを使います。

tortoise 07

スクエアの下3分の1にベージュのレジン液を流し込み、硬化します。

tortoise 08

濃いめのブラウンを少量注ぎます。

tortoise 09

濃いめのブラウンの周りに薄めのブラウンを流し込みます。

tortoise 10

竹串で少しぼかします。

tortoise 11

濃いめのブラウンの部分にさらに濃いめのブラウンをごく少量流し込みます。上から流し込むことによって濃淡ができるのです。その後、硬化します。

tortoise 12

硬化した上に濃いめのブラウンをさらに流し込みます。

tortoise 13

濃いめのブラウンの周りに薄めのブラウンを流し込みます。

tortoise 14

濃いめのブラウンの上にさらに濃いめのブラウンを流し込み、硬化します。

tortoise 15

ベージュに高さを出します。硬化します。

tortoise 16

もう一度ベージュを注ぎ、さらに高さを出します。硬化します。

tortoise 17

3層目の濃いめのブラウンを流し込みます。

tortoise 18

3層目の濃いめのブラウンの周りに薄めのブラウンを流し込み、硬化します。

tortoise 19

Tピンをレジンパーツの横幅に合わせてカットします。

tortoise 20

カットする際は十分怪我に注意しましょう。

tortoise 21

境目にレジンを流し込みます。

tortoise 22 a

竹串の先でレジンを伸ばします。

tortoise 22 b

カットしたTピンを乗せ、硬化します。

tortoise 23

透明レジンをモールドいっぱいまで流し込みます。

tortoise 24

全体に行き渡らせ、硬化します。

tortoise 25

モールドから取り出します。

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バリを削って整えます。

tortoise 27

樹脂ピアスにレジンを付け、レジンパーツに仮止めします。

tortoise 28

このように乗せたらしっかり硬化します。

tortoise 29

ここまでは仮止めしただけなので、裏側を樹脂ピアスごとコーティングしてがっちり固めます。

tortoise 30

全体に伸ばし、硬化します。

tortoise 31

側面をコーティングします。

tortoise 32

側面全体に伸ばし、硬化します。

tortoise 33

表面はぷっくりタイプのレジンでぷっくり盛りつつコーティングします。

tortoise 34

全体に伸ばし、硬化します。

tortoise 35

パールにレジンをつけてレジンパーツに乗せます。

tortoise 36

ブリオンもレジンをつけてレジンパーツに乗せ、しっかり硬化します。

tortoise 37

これで完成です。

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3.まとめ

ウミガメの甲羅で作られるべっ甲は、落ち着いた色合いと趣のある模様から大人のアクセサリーとして人気のあるマテリアル。ジュエリーやメガネのフレーム、バッグのハンドルと、大人可愛いおしゃれアイテムに取り入れられるべっ甲は、その深みのあるパターンから特に秋のファッションに合わせやすい素材と言えるでしょう。

そんなべっ甲をレジンで表現。マーブル風に奥行きを出すため、3層にして仕上げてみました。ベージュとのツートーンにして上品さをプラスし、小さめのパール・ブリオンで控え目に飾っています。

レジン液の着色には、ブラウン、ブラック、イエロー、ホワイトの4色を使います。うまく配合して濃いブラウン、薄いブラウン、そしてベージュを作り、モールドに流し入れては硬化する、を繰り返して層にします。

べっ甲とベージュの境目には、Tピンからカットしたゴールドのワイヤーを渡して華やかさと上品さを加えます。ワイヤーをカットする際は怪我をしないよう十分に気を付けましょう。お好みでパールなど小さめの粒を追加してさらに洗練された雰囲気に仕上げます。

作ったべっ甲のチャームはさまざまなアクセサリーにできますが、ここではポスト式のピアスにしています。仮止めで位置を決めたら、コーティングと接着を兼ねてしっかりレジンを絡めて硬化します。

秋の装いにぴったりのべっ甲をモチーフにしたレジンピアス。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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もりもと まきこ
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