フェルトのロールドフラワーカードの作り方

1．材料と道具

・ロールドフラワーのダイ
・葉っぱのダイ
・ダイカットマシン
・フェルト
・ハサミ
・乾きの早いボンド（またはグルーガン）
・ペーパー
・バックグラウンドスタンプ
・フレーズのスタンプ
・インクパッド
・テープのり

2．作り方

ロールドフラワーのダイは、こんな形をしています。目的が分からないと、いったい何ができるか想像も付きませんよね。

ペーパーやフォームシートでも作れますが、ここではフェルトを使います。ダイがちょうど収まるくらいのサイズにフェルトを切って、ダイカットマシンにかけます（ダイカットマシンの基本の使い方はこちら）。

こんなふうにカットされます。

フェルトが千切れないようやさしく外します。

繋がっている部分があれば、ハサミを入れて離します。無理に引っ張ると千切れたり、繊維が飛び出て切り口がボサボサしてしまいます。

長〜い帯状になりました。

丸い土台が付いていない方の先から巻いていきます。花びらの巻きはきつくても緩くてもお好みで自由に調節できますが、巻き始めだけはぎゅっとしていた方が見栄えが良くなります。端から2つめの花びらの片側にボンドをつけて…

爪かピンセットで挟んで先からぎゅっと巻いて固定すると良いでしょう。

ここからは、隙間なくしっかり目に巻いても、余裕を持たせてふんわり巻いても、どちらでもOKです。

巻き始めるとすぐにお花っぽい雰囲気になります。

ある程度巻けたら、底を親指で支えながらお花の方をくるくると回します。途中で散ったりすることなくきれいに巻けます。

丸い土台のところまで来たら…

たっぷりめにボンドを付けて…

ふたをします。

土台は、フォームやレザーなどフェルトよりも厚みのある素材にも対応できるよう大きめにできています。上から見てはみ出しているところはハサミで切り落とします。

ひとつめのお花が出来ました。

カードには3つのお花を飾りたいので、他の2色のフェルトでも同様に作ります。

フューシャ、ピーチ、アイボリーの3色のフェルトのロールドフラワーの完成です。

あれば葉っぱもダイカット。なければフリーハンドで葉っぱの形に切ります。

カードに仕上げる場合は、背景を作ります。大判のバックグラウンドスタンプがあればあっという間に作れます（大判バックグラウンドスタンプの使い方はこちら）。

ドットのスタンプで背景を作りましたが、ストライプやチェック柄も可愛いと思います。

普段はデザインが出来上がってから2つ折りのカード本体の表紙にのり付けしますが、立体パーツがある場合は先にマウントした方が作業しやすくなります。

お花と葉っぱをバランスよくアレンジして、それぞれのパーツの位置を決めます。

フレーズのスタンプを押します。

お花と葉っぱをボンドでつければ…

フェルトのロールドフラワーのカードの出来上がりです。

3．まとめ

フェルトのロールドフラワーとスタンプを組み合わせ、春が待ち遠しくなるようなふんわり明るいごあいさつのカードを作りました。ピンク系でまとめましたが、元気が出そうなイエロー系、クールなブルーやミント系でも可愛くできると思います。

クラフト用のダイはフェルトや布などもカットできるようになっていますが、繊維の質などによってはペーパーのようにスパッと切れないこともあります。そんな時は、引っ張って外したくなる衝動を抑え、ハサミで丁寧に切り離すのがきれいに仕上げるコツです。

接着剤は早く乾くに越したことはありませんが、グルーガンなど熱を放つものを使う場合はくれぐれも火傷にご注意を。乾くまで時間がかかるボンドを使う場合は、途中で開いたりしないよう、消しゴムや何かを置いてサイドを支えて待つと良いでしょう。

がんばってたくさん作ってブーケやリースにも！ぜひロールドフラワーの楽しみを体験してみてください。