目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
いろんなお花が咲き始める季節がやってきました!時期は少し先ですが透き通るレジンのバラの作り方をご紹介します。
パーツを繋げてピアスやネックレスなどのアクセサリーにもできるワイヤーで作るバラのパーツ。バラらしく見せるコツや壊れにくく作るポイントを交えながらご紹介します。
レジン液
調色パレット
着色剤
調色スティック
クラフトワイヤー
やっとこ
UV/LEDライト
エンボスヒーター
マスキングテープ
爪楊枝
シリコンパレットや適当なモールドを用意し(道具の説明はこちら)、マスキングテープで埃を取り除きます。
綺麗にしたシリコンパレットに透明のレジン液を注ぎ入れます。
緑と赤に着色します。
着色剤を数滴落し入れ、調色スティックでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。
100円ショップのクラフトワイヤーを使います。太さは0.5mm程のものがお勧めです。
ワイヤーの形を整えるのに平やっとこを使います。ワイヤーに傷がつくのを防ぐため、予めマスキングテープを貼りましょう。
ワイヤーが折れている場合は平やっとこで挟んでまっすぐに伸ばします。
定規で1cm測り、切ります。
カットしたワイヤーはなくさないようにマスキングテープに貼ります。同様に1cmのワイヤーを残り4本、合計5本作ります。
続けて1.5cmを測り、切ります。合計7本作り、こちらもなくさないようにマスキングテープに貼ります。
1cmが5本、1.5cmが7本できました。
1cmのワイヤーを1本だけ残してカットした残りのワイヤーを半分に折ります。1cmのワイヤーは5mm、1.5cmのワイヤー7mmくらいのところにワイヤー端を合わせて、定規の端で折ります。
少し大きめのマスキングテープを用意し、持ちやすいように両サイドを折ります。
半分に折っていない1cmのワイヤーをバラの中心用に折り曲げます。端から4分の1を平やっとこで挟んで折ります。
折った隣、直線の3分の1を挟み先ほどと同じ方向に折ります。
折り目をさらに指で押して三角形を作ります。
三角に折り曲げたワイヤーをマスキングテープの中央に貼ります。このパーツを中心にバラの花びらを貼ります。
まず、半分に折った1cmのワイヤーを花びらの形に仕上げます。ワイヤーを90度開き、端を少し内側に折ります。4つとも同様に広げます。
中心のワイヤーを囲むように1cmのワイヤー4つを並べます。ここでのポイントは、端が少し重なるように並べることです。
始めから綺麗に並べるのは難しいかもしれません。ワイヤーの開き具合を変えたり位置を移動させたりして整えましょう。
バラの中心が出来ました。
次は1.5cmのワイヤーのうち5本だけ先程と同様に90度開いて端を内側に少し折ります。
先程と同様に端が少し重なるように配置します。5つのワイヤーでバラの中心を囲めるようにワイヤーの形や配置を微調整します。
バラの花びら部分ができました。
真ん中のワイヤーは全体のバランスを見て向きを調節しましょう。
残した2本のワイヤーで葉っぱを作ります。ワイヤーを90度ほどに開き、端をやっとこで丸く曲げます。
葉っぱができました。
バラの花びらに葉っぱを添えます。
バラの形ができました。
ワイヤーとマスキングテープの隙間にレジン液が流れないように、平やっとこでワイヤーとテープをしっかりと挟んで隙間をできる限りなくします。挟みやすいように余分なマスキングテープはカットしましょう。
着色レジンをワイヤの間に乗せます。花びらを2枚塗り、30秒硬化します。
花びらを数枚塗っては硬化することを繰り返します。
立体感と補強のために重ね塗りをします。着色レジンは一気に塗らず、1枚塗って硬化、1枚塗って硬化と繰り返します。そうすることで、花びらが1枚ずつぷっくりと仕上がります。
葉っぱに着色レジンを乗せます。
さらに全体を120秒硬化します。
しっかり硬化できていることを確認し、丁寧にマスキングテープから剥がしてひっくり返します。マスキングテープから剥がす際に崩れるのが心配の方は、表面全体に透明のレジンをしっかり塗って補強してから剥がしましょう。補強の仕方は次に説明する裏面にレジン液を塗る方法と同じです。
裏面に透明のレジン液を乗せ、爪楊枝で広げて120秒硬化します。全体にレジンを塗ることで、ワイヤーからレジンが外れにくくなりしっかり補強ができます。
完成です。
ワイヤーで作るレジンのバラのレシピをご紹介しました。透き通るバラの花びらが可愛い、とても春らしい作品です。
ワイヤーを使ったレジン作品は、モールドにレジン液を流し入れて作るのとは違ってワイヤーでどれだけ綺麗に形を作るかが大切です。特に花びら部分のワイヤーは両端を内側に折りこんで、少し重ねることがポイントです。そうすることで一気にバラらしくなります。
またマスキングテープ上にワイヤーを貼る際、一度で配置を完了させるのは大変難しいことです。だいたいの位置を決めて仮置きしてからワイヤーの開き具合や配置を調節するとよいでしょう。葉っぱの位置やバラの中心のパーツもどこに置くかで雰囲気が変わるので、いろんなアレンジを試しながら決めましょう。
花びらを着色レジンで重ね塗りするときは、ぷっくりさせるために1枚ずつ硬化します。花びらが1枚ずつ独立することで、仕上がりがのっぺりせずバラらしい美しさが生まれます。
ピアスやイヤリング、ヘアピンやネックレスなどいろんな使い方ができるバラのパーツ。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。